「紫檀」で作られたお位牌

お位牌では最高級の木材の部類に入る「紫檀(シタン)」のお位牌をご紹介させて頂きます。
紫檀は東アジアで産出される木材で、日本では産出されません。世界三大唐木に含まれている紫檀は非常に高価で古くから高級木材として使われてきました。
お位牌では紫檀・黒檀を使用したお位牌は高級位牌の内の一つです。なぜ高級位牌と言われるのかということも踏まえてご紹介していきます。

「紫檀」のお位牌をオススメする理由

【銘木】世界三大唐木と呼ばれる高級木材

紫檀(シタン)は黒檀(コクタン)・鉄刀木(タガヤサン)と並んで、「世界三大唐木」と呼ばれる非常に希少な木材です。
深いワイン色の高級木材で、正倉院御物にある唐木細工工芸の中で最も多く見られるもので、古くから珍重されてきた最高級の素材です。
紫檀は厳密にいえば非常に細かく種類が分類されるのですが、お仏壇業界では「本紫檀」or「紫檀」or「紫檀系」と称され、「紫檀系」と呼ばれるものは紫檀に似た種類のパーロッサやグラナディロなどが「紫檀系」と呼ばれています。「本紫檀」「紫檀」と呼ばれるものは下記の様なごく一部の種類しか許されていません。

  • 本紫檀】・・・インド南部で産出される「インドローズ」、中米で産出される「ココボロ」・タイ・ラオスで産出される「パイオン」
  • 紫檀】・・・中米で産出される「ホンジュラス・ローズウッド」、タイ・ビルマで産出される「チンチャン」、インディアン・ローズウッドの種をインドネシアで育てた「ソノケリン」、タイ・ミャンマーで産出される「花梨(かりん)」
  • 紫檀系】・・・モザンビークなどで産出される「パーロッサ」、中南米などで産出される「ボリビアンローズウッド」

紫檀は中南米やアジアで産出

【重量感】水に沈む木として有名

紫檀(シタン)は水に沈む木として有名でとても重厚感があり、ずっしりとした重みがあります。
通常のお位牌は桧木(ヒノキ)やヒバといったいわいる「白木」で作られており、重さは紫檀ほどありません。
紫檀とどれくらい違うのかは下記を参考にしていただければと思います。

  • 【紫檀(シタン)】・・・気乾比重:0.82~1.09
  • 【桧木(ヒノキ)】・・・気乾比重:0.41

通常のお位牌の材料に使用される「桧木」に比べて約2倍ほどの比重があります。お位牌を持った時にずしっとくるお位牌の方がやはり高級感があります。当店でお位牌をお選び頂くお客様もお位牌の重さを気にして購入されるお客様は多いです。
水に沈む木材「紫檀」

【硬い】非常に硬さがある木材

日本で硬い木材といえば、ゴルフのクラブヘッドにも使われる柿の木が思い浮かびます。紫檀はそれよりもはるかに重くて硬い木材です。
なので通常の木材に比べるとキズも付きにくいのは言うまでもありません。
紫檀の硬さ

【女性に人気】お仏壇にマッチするワイン色の優しい色合い

紫檀材のお位牌は女性に人気な木材とも言えます。お客様によっては男性は黒檀女性は紫檀としてお位牌を作られることも人気の要因です。もちろんそれは決まりではないですが、お客様の中にはその様に選ぶ方がいます。
紫檀のお位牌をお仏壇に入れたイメージ

【経年の美しさ】油分を含んでいるので内側からツヤが増す

紫檀や黒檀は木材の内側に油分を含んでおります。なので経年経過した際に表面を磨くとツヤが少し増すといったような特徴をもつ木材です。
奈良の東大寺の正倉院にある宝物の唐木細工には紫檀が多くあることからも紫檀の木材の耐久性がわかります。またそれらの唐木細工は非常に綺麗な状態で残っており、紫檀の耐久性・油分を含んだ木材ゆえの結果でもあるのです。

【さらに耐久性を】透き漆で仕上げた本格仕上げ

紫檀のお位牌の中には透き漆(スキウルシ)という透明な漆を塗って仕上げているものがあります。これは当社の取り扱っているお位牌の中でも品質・耐久性の観点からも一番オススメできる仕上げ方法です。通常、漆塗りを施すと漆黒の真っ黒なお位牌になりますが透き漆は透明な漆なので紫檀の美しい木目を生かしつつ漆塗りの強靭な仕上げ方法を施している特徴がございます。下記のお位牌は【紫檀×透き漆】の高級仕上げのお位牌です。是非ご覧ください。

紫檀に施した透き漆

【デザイン】ルミエールなら紫檀のお位牌もデザイン豊富

当社で取り扱っております紫檀のお位牌はとても種類が多いので紹介しきれませんが、様々なデザインのものを取り揃えております。お仏壇に合わせて選んで頂いたり、故人様のイメージに合わせて選んで頂いたり選び方は自由です。是非ルミエールの豊富なラインナップの中からお選び下さいませ。

紫檀の位牌も豊富に取り揃え
紫檀で作られたお位牌
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