「お位牌の選び方」や「購入時の気を付けたいポイント」を初めて購入される方にも分かりやすく説明したページです。
お位牌は何度も購入するものではないと思いますので本ページでしっかりとお位牌の選び方の知識を付けてから購入されることをお勧めします。
まず初めに一番お客様がお気にされることが多い、位牌の産地についてをご説明させて頂きます。
お位牌の生産国
大切な故人の位牌は国産の高品質なもので作りたい・・・
これは誰しもが思っている事だと思います。ですが値段も国産のものは当然上がります。
ただ、値段は上がりますが想像したより値段は大きく変わらないというのが私自身がこの業界に入って感じたことです。
国産か海外製かよりも塗りの種類(上塗り仕上げや呂色仕上げ)や製造時の工程数などの方が値段が大きく変わる要因の一つです。
2015年現在、【円安】+【中国人の人件費の高騰】などが進み、「海外製のお位牌」と「国産のお位牌」の価格の差は以前より確実に少なくなってきています。これはお位牌だけでなくお仏壇に関しても同じことです。
そしてお位牌のほとんどが木製製品です。木製製品は作る環境・工程によって雲泥の差がでます。
木材は湿気にとても敏感です。木材は湿度を含んでいて、その湿度が変わると木材が変形やねじれがおきます。
海外製のお位牌の場合、中国などで作り、木材が中国の湿度になれた状態で日本に持ち込まれます。
その場合、木材が含む湿度が変わり木材は変形を起こしやすいのです。そうなると木製部分が割れを起こしたり、ヒビが入ったりします。
毎日拝んでいるのにいきなり木割れがおきたら嫌ですよね・・・故人様になにかあったのか!?と思ってしまうかと思います(+o+)
では海外製の位牌はすべて割れたり、ヒビが入ったりするの!? と思いますがそうでもありません。
しっかりと海外製品を作っているメーカーさんはあります。
木材を加工する前にしっかりと乾燥させて木を寝かせるという工程をしっかりとやれば
割れなども防げるのですが、ただお位牌をはじめて買うユーザー様の目からでは
それは分かりずらいというのが現状かと思います。なのでそういう心配があるので国産品をお勧めします。
ルミエールでは【会津位牌】や【輪島塗位牌】を取り扱っており、一押しの純国産のお位牌です。
次にお客様からご質問の多い
お位牌の重さ
についてご説明させて頂きます。
ずしっとくる重さの位牌。これが良いという方はとても多いですよね。
私自身も大切な人のお位牌を作るとなったらとっても重要視するところだと思います。
高級なお位牌を買ったからお位牌が重いとは限りません。
重さはほとんどお位牌の材質によって変わります。代表的なところでいうと黒檀・紫檀という木材を使ったお位牌は普通のお位牌と比べて重いのが特徴です。(黒檀・紫檀は水に沈む木として有名です)
普通のお位牌(黒の漆塗りに金色の装飾を施したもの)は桧木(ヒノキ)を木材に使うことが多いのですが、黒檀や紫檀と比べると重さは大きく変わります。
「黒檀・紫檀」は東南アジアに分布する銘木で、重く硬く、変形しにくいのが特徴で古くから価値ある銘木として扱われています。
位牌の重さを求める方は「黒檀・紫檀」をお勧めします。
あと重さに影響するのはお位牌のフォルム(形)です。お位牌の重さは台座(札の下の部分)部分の形でも大きく変わります。
「黒檀・紫檀」のお位牌で台座(札の下の部分)が大きいものはとても重いです。
次は通販でお位牌を購入検討されている方へ
お位牌の大きさ
についてご説明させて頂きます。
動画で見たい方は下記動画をご覧ください。
お位牌の大きさは下記の原則でお作りされるのをお勧めします。
- お仏壇に既に飾ってあるご先祖様の位牌より背の高い位牌は作らない(図1参照)
- お位牌をお仏壇に設置した際に本尊より背の高いものは作らない(図2参照)
お仏壇の中では本尊・位牌にそれぞれ優先度があります。
本尊 > 先祖様の位牌 > 新仏の位牌 となります。
これに従ってお仏壇の中に飾ります。
新しくお仏壇とお位牌を購入される場合は、最初に小さいお位牌を作ってしまいますと
その後の位牌がどんどん小さくなってしまいますので、お仏壇に合わせあまり小さすぎないお位牌を お選びいただくことをお勧めいたします。
目安として新仏様のお位牌は4.0寸や4.5寸くらいがよいでしょう。(お仏壇の大きさにもよりますが・・・)
次は通販でお位牌を購入検討されている方へ
お位牌の並べ方
についてご説明させて頂きます。
お位牌の並べ方には下記のような決まりがあります。
お仏壇に向かって 右上段が上座 > 左上段が2番目 > 右下段が3番目 > 左下段が下座 となります。
(※お仏壇の形(内部段の数)によって、飾れる本数が異なる場合があります。)
まとめ
お位牌は亡き方そのものとなるものです。
しっかりと知識を付けてから故人様・ご家族にとって一番納得して頂けるものをお選び頂くことが重要だと思います。
このページがそんな方々のお役に立てれば幸いです。
最後まで読んで頂きましてありがとうございました。