お仏壇に関するQ&A
薄板貼り?厚板貼り?無垢材?木材の使用量について。
お仏壇の商品ページをご覧いただくと品質表示の欄に「薄板貼り」「厚板貼り」「無垢材」などの用語がでてきます。これはお仏壇の木材がどのように使用されているかを表記しております。
上の方は安価な工法で、下の方にいくにつれて高価な工法になります。
○○調着色 | ||
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芯材に木材の色を着色したもの。芯材に直接着色するため工程を多く省いて制作できます。 | 品質を重視される方にはオススメしません。安価な仏壇に多くみられる工法です。品質面からルミエールでは調着色は取扱いがありません。 | |
○○調プリント | ||
木材の模様を印刷したシートを貼りつけたもの。または、直接模様を印刷したもの。○○調とだけ表示されることもあります。 | ○○調プリントは木材ではないので品質を重視される方にはオススメしません。色あせやプリント部分の剥がれがよく起こります。品質面からルミエールでは調プリントは取扱いがありません。 | |
○○薄板貼り | ||
木材の突板(0.1mm~0.8mm程度の薄さの板)を芯材に貼ったもの。表面に貼りつけているので木材使用量は多くはないですが、狂いなどは出ずらく、品質も安定します。 | ○○薄板貼りはモダン仏壇・家具調仏壇の表面材としてはメインの工法です。唐木仏壇にも使われることがあります。 | |
○○厚板貼り(1方練り) | ||
木材の無垢材(3mm以上の厚さの板)を芯材に1方向から貼ったもの。○○厚板貼りは木材使用量が多く高価な工法です。薄板貼りに比べると無垢板を使用しているため、木のぬくもりを感じれます。また以前は「1方練り」や「前練り」という表記でしたが現在は「厚板貼り(1方)」と表記されます。 | モダン仏壇には台輪(仏壇の上下の板)などでよく使用されます。唐木仏壇にはよく使われる工法です。 | |
○○厚板貼り(2方練り) | ||
木材の無垢材(3mm以上の厚さの板)を芯材に2方向から貼ったもの。1方練りより木材を多く使用した高価な工法です。また以前は「2方練り」という表記でしたが現在は「厚板貼り(2方)」と表記されます。 | モダン仏壇ではあまり採用されません。唐木仏壇にはよく使われる工法です。 | |
○○厚板貼り(3方練り) | ||
木材の無垢材(3mm以上の厚さの板)を芯材に3方向から貼ったもの。2方練りより木材を多く使用した高価な工法です。また以前は「3方練り」という表記でしたが現在は「厚板貼り(3方)」と表記されます。 | モダン仏壇ではあまり採用されません。唐木仏壇にはよく使われる工法です。 | |
○○厚板貼り(4方練り) | ||
木材の無垢材(3mm以上の厚さの板)を芯材に4方向から貼ったもの。3方練りより木材を多く使用した高価な工法です。また以前は「4方練り」や「総練り」という表記でしたが現在は「厚板貼り(4方)」と表記されます。 | モダン仏壇ではあまり採用されません。唐木仏壇にはよく使われる工法です。 | |
無垢材 | ||
無垢板のみのもの。また無垢材を寄木にしたものも含む。最高級の木材使用方法です。ですがしっかりと時間をかけ乾燥させた木材でないと反りが発生します。 | モダン仏壇では高級なものは採用される場合があります。ですがすべて無垢材で作ることはほとんどなく扉のみ無垢材で作ることが多々あります。唐木仏壇にも使われる工法です。唐木仏壇の彫刻部分などは無垢材で彫刻します。 |