仏事のQ&A

施餓鬼(せがき)って何?

施餓鬼とは、お盆の時期に行われることが多い仏教行事の一つです。 餓鬼(がき)とは、俗にいう生前の悪行によって亡者の世界に落とされた魂や無縁仏、交通事故などで不幸な死に合った霊や魂の事をいい、常に飢えと乾きに苦しんでいるものを指します。

お盆には亡くなった祖先や家族たちの供養を行うのと同時に、餓鬼の供養も行ない、生前の徳を積むことで自分にも救いがあるとされています。

施餓鬼の法要はお寺で日にちを設けて盛大に行われるほか、僧侶が檀家の家庭をまわり、行うこともあります。(お彼岸に行う寺院もあります)

施餓鬼の法要イメージ

※浄土真宗は施餓鬼は行わない宗派です。また曹洞宗では「施餓鬼」という言葉を使わず「施食会(せじきえ)」といいます。