お位牌のQ&A

お位牌とは?

故人の、戒名・俗名・年齢・死亡年月日を記してお祀りするものです。
お位牌は故人の霊魂が仮に宿る場所となります。
もともとは仏教のものではなく、中国の儒教で使われていたものです。
日本には、鎌倉時代に禅僧達が持ち込んで広がりました。 一般の庶民がお仏壇の中にお位牌を祀るようになったのは、江戸時代です。

突然ですが、亡くなられた仏様の魂は「お位牌」と「お墓」のどちらに宿っていると思いますか?

日本にも飛鳥時代に伝わったとされる、中国社会の礼に関する諸説を集めた「礼記(らいき)」という書物に 書かれている内容ですが、『人は亡くなると、魂気(こんき)は天に還り、形魄(けいはく)は地に還る』とあります。 これは、人が亡くなると目に見えない精神の魂は天に還り、形(肉体)ある魂(白骨)は大地に還る。 だから二つの魂が宿るということです。

つまりお仏壇にご安置した「お位牌には精神の魂が宿り」、「お墓には肉体の魂が宿る」ということなのです。このようにお位牌・お墓にも大切な意味があるのです。

位牌の意味