手元供養のQ&A
ミニ骨壺の中でカビが生えたりしないですか?
約1,000度以上で火葬されたご遺骨は、滅菌されますが、ミニ骨壺の中の環境によっては遺骨にカビが生えてしまう可能性は十分あります。遺骨をカビから守って頂く為には下記の点を注意して頂くと良いでしょう。
- 風通しのよい場所に飾る
- 気温差や温度変化が起きにくい場所に飾る(結露が起きるため)
- 晴れた湿度の少ない日にミニ骨壺を開けて天日干しする(カビは日光に弱い為)
- 蓋部分の気密性の高いミニ骨壺を選ぶ。(テープなどを巻いて気密性を上げても良い)
- 抵抗がなければお菓子などにも入っている乾燥剤(シリカゲル)を入れる
実は、お墓の中の骨壺内などは結露が発生しやすく、空気の流れもない為、カビが発生してしまいやすい環境でもあります。お墓への納骨の際などは気密性を高く保てるように蓋部分をテープなどで巻いたり、骨壺内に除湿剤を入れたりしても良いでしょう。
万が一、カビが発生してしまった場合、下記の方法でカビを除去する方法があります。
天日干しをする
カビは日光に弱いので、わずかに生えた程度のカビであれば日光消毒で繁殖を抑えることができます。よく晴れた日に、ブルーシートなどの上に遺骨を広げて、数時間程度天日干しをしましょう。
再火葬をおこなう
カビの繁殖がひどい場合などは、遺骨をもう一度火葬することで、強固に根付いてしまったカビも焼き飛ばして除去できます。火葬業者などに相談してみるのがよいでしょう。