お位牌の彫り形式について
はじめに・・・
お位牌の彫り形式は「絶対にこの形式にしないといけない」などの決まりはありません。なのでご家族のご了承さえあれば、どんな形式でも問題ないでしょう。また回出位牌は複数のお位牌を一つにまとめますのでレイアウトは一種類に統一するのが良いでしょう。下記の資料をご覧いただき、参考にしながらご指示下さいませ。
回出位牌の字体(フォント)
位牌の書体は下記の2種類のパターンからお選びいただけます。
回出位牌の1枚目の札板はどの回出位牌も彫り文字になります。
いずれも機械で彫った後に金を練り込み作成しています。
経年たっても消えることなく美しく残ります。
※上の画像はあくまで参考です。
実際の書体は位牌の種類によって若干異なる場合がございますのでご了承ください。
事前に彫り内容をご覧になりたい方は【レイアウト画像確認(+500円)】をご利用ください。
回出位牌の札板 1枚目
回出位牌の札板 1枚目表面には通常「○○家先祖代々之霊位」と入れます。
その際は裏面は何も彫らないのが一般的です。
回出位牌の札板 2枚目~
回出位牌の札板 2枚目以降は下記のレイアウトでご先祖様の「戒名・俗名・満年齢・没年月日」を
記入していきます。古いお位牌のレイアウトをそのまま回出位牌に移す形となります。
【よくあるケース】
古いお位牌がそれぞれレイアウトが異なる場合
→ レイアウトは一つに統一するのが一般的です。但し、特に決まりはありません。
古いお位牌で夫婦連名で彫ってある場合
→ それぞれ札板を分けるのが一般的です。但し、特に決まりはありません。
(回出位牌は故人の命日にその方の札板を一番表に出します。そのことからも分けた方が良いでしょう。)
※ 札板は白木板タイプのもので表示していますが、回出位牌のタイプによって2枚目~の札板は白木札板タイプと無垢板(位牌と同じ色)タイプに分れます。札板のタイプは各商品ページをご確認ください。
- 白木札板タイプ・・・墨書き文字で文字を書きます
- 無垢板タイプ・・・金彫り文字で文字を彫ります
梵字について
梵字とは宗派のロゴのようなもので、戒名(法名)の上に彫ります。
1枚目の「○○家先祖代々之霊位」には一般的に入れず、2枚目以降に古いお位牌の通りに移行します。
【よくあるケース】
梵字がそれぞれの位牌で異なる場合(お嫁さんの実家の位牌を一緒に飾っているケースなど)
→ 基本的に古い位牌の通りにそのまま移行されるのが一般的です。信仰していた宗派が異なるのは自然です。
(入魂して頂く、お寺さんに「異なる宗派の梵字が入ったものがある旨」を先に連絡を入れておくと丁寧です。)
梵字がある位牌とない位牌が混在している
→ 宗派が一緒だったということが分かれば「梵字がない位牌」にも入れるのが一般的です。
(分からない場合はそのまま移す形で差し支えないと思います。)
梵字 冠字 |
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宗派 | 天台宗 | 真言宗 | 浄土宗 | 日蓮宗 | 子供の梵字 | 曹洞宗 臨済宗 |
浄土真宗 |
備考 | ほとんど 入れない |
入れる事 が多い |
入れる事 が多い |
入れる事 が多い |
入れる事 が多い |
ほとんど 入れない |
ほとんど 入れない |
位牌注文の注意点
故人の年齢などの表記はお寺さんによって異なることがあります。
こちらも古いお位牌の通りにご記入下さい。