お仏壇に関するQ&A
お仏壇の日本製・中国製・インドネシア製の違いは?
近年、安価な海外製のお仏壇もとても増えてきました。
海外製のお仏壇が悪いというわけではないですがプリント材(木目の写真を張り付けたもの)などが多いということも事実です。 安価なお仏壇を購入することが悪いわけではありません。しかし、印刷の木目はいずれ色あせたり最悪の場合、剥がれてきます。
お仏壇は大切なご先祖様・故人様の家ともいえますのである程度はしっかりとしたものを選んであげたいものです。
ルミエールでは国産仏壇90%の割合で運営しておりますが、一部 インドネシア製と中国製もございます。それぞれ取り扱った経緯も含めご紹介致します。現在弊社で取り扱っているお仏壇は下記の3つの国の商品のみです。
日本製のお仏壇
国産のお仏壇は品質が海外製に比べ、高品質です。これは誰でも想像できると思いますがなぜ高品質なのかということも含めてご紹介致します。
- 使う場所と同じ環境下で作っている為、木材の狂いが少ない。
- 日本人の妥協のない繊細な国民性のもと製造しているため、高品質である。
- 海外にはない独自の技法(蟻組技法)や技術(手書き蒔絵)などが豊富にある。
- 国産の良いものを購入したいというユーザーに向けて製造している為、スペック自体が高スペック。
- 【当店の場合】業界でも3本指に入る国産メーカーが作っているので高品質。
中国製のお仏壇
中国製のお仏壇はルミエールでは全体の5%未満しか取り扱っておりません。「良いもの安く」の当社コンセプトにそぐわない点が多いので、自然と展示本数も少なくしております。中国製のお仏壇に多いのがプリント材(木目の写真を張り付けたもの)です。○○調(例:黒檀調)と書かれている木材はプリント材(※プリント材とは?)になります。これは品質を求める方にはオススメしません。
- 使う場所と違う環境下で作っている為、木材をしっかりと乾燥させないと狂いが生じる。(扉等の不具合につながる)
- コストパフォーマンス重視なので木材の乾燥に時間をかけずに作っている場合が多い。(扉等の不具合につながる)
- 日本の繊細なモノ作りの気質が中国の方々にはないことが多い。
- 良質な木材を仕入れられるルートがない場合がある。
インドネシア製のお仏壇
最後にインドネシア製のお仏壇ですが、海外の中では国産に一番近い品質で作っているお仏壇の中の一つです。お仏壇で最高級木材の部類に入る「本黒檀」や「本紫檀」ですが、これはインドネシアが産地です。(日本では産出できない木材です)
弊社で取り扱っているインドネシア製のお仏壇は国産仏壇と並べてあった場合に「どちらが国産でしょう?」と言われても、当店の店員でさえ誰も見分けられないほどの仕上がりです。
- 黒檀・紫檀は産出される場所で生産している為、流通コストが下げられる。
- 【当店の場合】黒檀・紫檀の厚板貼りや無垢材で作られた高スペックなものが多い。
- 【当店の場合】木材をしっかりと乾燥させたものを使用しており、不具合が少ない。
現代のお仏壇業界では品質表示を正しく表示することが義務付けられております。 「仏壇公正取引協議会」に加盟しているお店は 正しい品質表示で「安心してお仏壇を購入できる店」の目印です。