ディフューザー線香を挿したときの見本画像

火を使わず老人ホームや病院でも使える!天然アロマのディフューザー線香

大切な人を想うひととき、心を落ち着かせる「香り」は欠かせない存在です。

一方で、従来のお線香では火を使うため、「火の取り扱いが不安」「煙が苦手」といった声も多く、特に老人ホームや病院など火気厳禁の場所では使用が難しい場合がございます。

そんな悩みを解決するのが、インテリア仏壇ルミエールが提案する【火を使わない天然アロマのディフューザー線香】です。

ディフューザー線香は天然アロマの香りで、火を使わずに優しい祈りの空間を作ることができます。

火事防止にもつながる安全対策が施された、新しい祈りのスタイルをご紹介いたします。

天然アロマのディフューザー線香とは?火を使わない祈りのかたち

ディフューザー線香の組み合わせ画像

ディフューザー線香とは一般的なお線香とは異なり、火を使わずに天然アロマオイルにリードスティックを挿して、空間に自然な香りを広げる新しいタイプのお線香です。

自然由来の精油にこだわり、合成香料は一切使用せず、人と環境に優しいオーガニック製法の精油を厳選してブレンドしています。

火を使わないため、煙や火災の心配がなく、老人ホームや病院など火気厳禁の場所でも安心してご使用いただけます。

本来お線香の香りを故人様にお供えする行為は「香食(こうじき)」と呼ばれており、故人様が香りを召し上がる、つまり香りそのものを供養とする大切な習慣でございます。

また「香食」には、香りによって場を払い、生きている私たちの心と身体を清らかに整えるという意味も込められています。香りは単なる演出ではなく、空間と心の両方を浄化し、祈りにふさわしい静けさと安らぎをもたらしてくれる存在なのです。

ディフューザー線香は、この「香食」の心を現代の暮らしに寄り添った形で受け継ぎ、火を使わず安心・安全な祈りの時間をお過ごしいただける、新しい供養のかたちを実現いたしました。

火を使わないからこその5つの魅力

火を使わないから火災リスクゼロ

火を使わないので、火災になる心配が一切ございません。火事防止・火災対策にも非常に効果的でございますので、火気厳禁の施設や、小さなお子様・ご高齢者様がいらっしゃるご家庭でも安心してお使いいただけます。

煙が出ないので環境にやさしい

通常のお線香と異なり、煙が一切発生いたしません。またオーガニック製法の精油のみを使用しているため、空気を汚す心配がなく、人にも環境にも優しいお品物です。煙が苦手な方にもおすすめです。

天然アロマの香りで心身ともにリラックス

使用しているのは、オーガニック製法の精油のみです。合成香料は一切使用していないため、自然で穏やかな香りが特長です。香りに敏感な方でも使いやすく、心を落ち着ける癒し効果も期待できます。

場所を選ばずに使用可能

お仏壇がないご家庭でも、リビング・寝室・玄関など、お好きな場所で「手元供養」としてご利用いただけます。火気を使用しないため、賃貸住宅や集合住宅でも安心です。

燃え殻が出ない為、掃除に手間がかからない

火を使わないタイプのお線香は、一般的なお線香と違い、燃焼による燃え殻や灰が発生しません。そのため、お仏壇周りに灰が落ちたり、受け皿の掃除をしたりする手間が一切不要です。日々のお掃除負担が軽減されるだけでなく、お仏壇周りを常に清潔な状態に保つことができ、衛生面でも安心です。

天然アロマのディフューザー線香の使用方法

使用方法の見本画像

ディフューザー線香の使用方法は、以下の3ステップです。

  1. アロマオイルのボトルを開封する
  2. アロマオイルのボトルにリードスティックの先端を溶液に浸す
  3. 溶液の付いた先端を上に向け、別売りの香炉やお香立てに立てる

リードスティックがオイルを吸い上げ、空間にやさしく自然な香りを広げてくれます。火を使わないため、就寝時や外出時にもそのままで問題ございません。お手入れも簡単で、オイルがなくなったら交換するだけで大丈夫です。

※引火する恐れがありますので、スティックに火を点けないでください。

※溶液がお仏壇や家具、衣類などに付着すると表面が変質する恐れがありますので、ご注意ください。

選べる4種類の香りで、心に寄り添う祈りを

ディフューザー線香は、天然アロマによる4つの香りをご用意しております。

4種類の香りのイメージ画像

ナイトガーデン(ラベンダー)

あたたかみのあるラベンダーの香りで、安眠効果も期待できます。夜の静かな時間や、故人を偲ぶ心を優しく包み込みます。

フローラルブーケ(ハーバルローズ)

芳醇で奥深いハーバルローズの香り。バラを思わせる豊かな甘さに、ハーブの爽やかさが絶妙に調和しており、心を華やかに彩るような印象を与えてくれます。

フレッシュシトラス(柑橘)

すっきりとした爽快感あふれる柑橘の香り。清潔感があり、朝のリフレッシュタイムや、気分を一新したい時の祈りにぴったりです。

ジャパニーズスピリット(伽羅)

古来から最高級の香木として重宝されてきた、伽羅(きゃら)を贅沢に配合した、重厚で奥ゆかしい香り。荘厳な祈りの場にもふさわしく、仏様への敬意と感謝を香りで表現することができます。

用途や故人様の好みなどに合わせて、祈りの時間にぴったりの香りをお選びいただけます。

ディフューザー線香のQ&A

Q.香りはしっかり感じられますか?

A.問題なく香りを感じていただけます。優しい香りが穏やかに広がります。

Q.お仏壇に設置しても大丈夫ですか?

A.問題ありません。燃え殻が出ないため、お仏壇に燃え跡がついたり、周りを汚す心配がなく、安心して設置いただけます。

Q.香りが強すぎる心配はありませんか?

A.天然アロマ成分を使用しているため、一般的な合成香料に比べてとてもやさしい自然な香りです。人工的な香りでなく、香りも強くない為、匂いに敏感な方でもご使用いただけます。

Q.どれくらいの範囲に匂いが広がりますか?

A.半径30cm程度の空間にふわっと優しく広がります。匂いが広がりすぎないので、介護施設や病院など共有空間でも、使用しやすいのが特長です。

Q.香りの持続時間はどれくらいですか?

A.約半日~1日程続きます。香りが弱くなったと感じたら、リードスティックを交換すると効果的です。

こんな方におすすめ!

  • 火災対策が必須な老人ホームや病院へご入居されている方
  • 火のお取り扱いが不安な方
  • 小さなお子様やペットがいらっしゃる方
  • 煙や強い香りが苦手な方

「安心して祈れる空間を作りたい」という想いをお持ちの皆様に、おススメできる商品でございます。

まとめ:香りでつなぐ、優しい祈りのかたち

お祈りの見本画像

ディフューザー線香は、現代の住環境やライフスタイルに合わせた、まったく新しいお線香のかたちです。火を使わずに香りを届けることで、火災の心配がなく、安全に、そして美しく祈りの時間を演出できます。

故人様への想いを、言葉ではなく、やさしい香りに託してーー

安全で、自然な香りに包まれながら、大切な方を偲ぶ時間をお過ごしください。

ディフューザー線香は以下のURLからご購入いただけます。

▶ ご購入はこちらから:ディフューザー線香【ご自宅用】

▶ ご購入はこちらから:ディフューザー線香【贈答用】

この記事を書いた人

インテリア仏壇ルミエール(千葉)のスタッフ 笹森裕貴(WEBサイト運営・情報発信担当)
  • 執筆者:笹森 裕貴(インテリア仏壇ルミエール)
  • 実務経験:14年(仏壇業界)
  • 拠点:千葉県(本社)
  • 保有資格:インテリアコーディネーター
  • 専門:お位牌・お仏壇の選び方/宗派別の基本作法の解説

店舗で日々いただくご相談(サイズ選び・素材・設置環境・宗派ごとの考え方など)をもとに、「何を基準に選べば失敗しないか」を分かりやすく整理して記事にしています。 また、宗派や地域差に関わる内容については、当店とご縁のある寺院関係者の助言を参考にしながら、一般的な慣習に配慮して執筆しています。

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当記事に関連する「よくある質問」

火がどうしても心配です。お線香やロウソクに変わるお参りの仕方はありますか?

火がどうしても心配です。お線香やロウソクに変わるお参りの仕方はありますか?

当店では上記の画像のような「火を使わない供養」をお客様の選択肢として設けております。特に【1】アロマのお線香に関してはルミエールオリジナル品で製品開発から行いました。

仏教には「香食」という考えがあり、亡くなった方は香りが食べ物とされています。なので「仏教の香食」に基づき、かつ「お線香を供えるという所作」を残した商品です。火の心配がある方は是非ご検討いただけますと幸いです。


浄土真宗なのですがお線香を寝かせると聞きました。寝かせたほうがいいですか?

浄土真宗なのですがお線香を寝かせると聞きました。寝かせたほうがいいですか?

浄土真宗では、一般的に他の宗派のように線香を立てずに、香炉に寝かせて使用します

浄土真宗では、かつて「常香盤」と呼ばれる香炉を使っていました。常香盤は、灰の中に溝を作り、そこに燃香を並べて火をつけるものです。燃香が燃え尽きると、灰の中に埋もれていくため、線香を立てる必要がありませんでした。その後、線香が主流になった今でも、浄土真宗では常香盤の使い方が名残として残っていると考えられています。

ですので、線香を寝かせるかどうかは「浄土真宗の供え方を重視する場合」のみ線香を寝かせればいいと思います。浄土真宗の方でもお線香を立ててお使い頂いても全く問題はないでしょう。

もし線香を寝かせる場合は「前香炉の直径が広い仏具」or「長香炉タイプ」or「末広がりの形状をした前香炉」を選ぶことをオススメします。前香炉が「小さい仏具」「口がすぼんでいる形状」は線香を寝かしづらいので注意して下さい。


お線香を立てる本数は宗派によって異なりますか?

普段は特に気にされないで1本を供えればいいと思いますが、実は宗派ごとに推奨のお線香の供え方があります。法要・命日・お盆の時などは下記のお供え本数で飾ってみても良いでしょう。

  • 【1本】浄土宗、曹洞宗、臨済宗、日蓮宗は、基本的には1本を供えます。
  • 【3本】天台宗、真言宗は3本を供えます。線香を折らずに手前に1本、仏様側に2本を上から見て逆三角形に立てます。
  • 【1本を寝かせる】浄土真宗本願寺派と浄土真宗大谷派は、適当な長さに折って寝かせます。

お線香の灰が飛び散ってお仏壇周りが汚くなります。何か対策はありますか?

お線香の灰が飛び散ってお仏壇周りが汚くなります。何か対策はありますか?

お線香の灰が風で舞ってしまってお仏壇周りが汚れてしまうこともあるかと思います。おすすめしたい対策としては2つあります。

【1】香炉灰から香炉石に変える。
ルミエールオリジナルの「天然石の洗える香炉石」であれば灰のように舞ったりしないので、綺麗に使うことができます。また洗って何度も使えるので経済的です。カラー豊富ですので、仏具に合わせてカラーをお選びください。

【2】難燃布を前香炉の下に敷く。
お線香の灰がまってしまっても難燃布をさっと叩けば綺麗になり、お仏壇も痛みません。また万が一お線香が倒れてしまった場合も燃えない素材なので火災を防ぐことができます。カラーもサイズも豊富です。


ロウソクはお供えするのにどんな意味がありますか?ロウソクの火はどうやって消すのが正式?

ロウソクはお供えするのにどんな意味がありますか?ロウソクの火はどうやって消すのが正式?

仏教的にはロウソクの火は「仏の智慧(ちえ)」を表します。ご先祖や故人の魂を慰めるためのお供えの一つです。消すときは 息を吹きかけず、手で仰ぐ方法や火消し仏具で消すことが正式な作法です。当店では「火消付きライター」で消される方も多いです。

ロウソクの火は仏教では 「人生そのもの」 に例えられることが多く、特に「命のはかなさ」を説くときに使われます。

  • ロウソクの火が灯っている間が人生。
  • 風が吹くとすぐに消える → 人の命は儚い。
  • ゆっくり燃えて尽きる → 老いと共に終わりを迎える。

だからこそ「今を大切に生きる」ことが仏教の教えです。それゆえに仏壇(仏教)とロウソクの関係は深いともいえます。


ロウソクが溶けてロウソク立てに固まってしまいます。どうしたらいいでしょうか?

高品質なロウソクを使うと解決します。大体「燃えきる」ように作られています。そして価格についても高品質だからといって特に高い訳ではありません。大体500円~1000円位です。

当店では老舗の「カメヤマローソク」のローソクが9割でラインナップしていますが、ロウソク立てに差すタイプのロウソクは基本的に全て燃えきります。

また溶けて固まったロウソクは無理に取ると、真鍮仏具の場合はキズ、ガラスや陶器仏具の場合は割れ、の原因となります。

真鍮仏具の場合は熱湯をかけてみてロウソクを柔らかくしてから取り除くことをおすすめします。

ガラス仏具や陶器仏具はいきなり熱湯をかけると割れることがありますので、熱湯までいかない温度のものから少しずつかけて、ロウソクを柔らかくしてから取り除くことをおすすめします。


お墓参りに行く際におすすめの線香やロウソクがあれば教えてください。

お墓参りに行く際におすすめの線香やロウソクがあれば教えてください。

お墓参りの際におすすめしたいのは「故人の好物シリーズ」の本物そっくりのロウソクです。お墓で本物のお供え物をすると、カラスにつつかれたり、虫がたかったりします。「故人の好物シリーズ」であれば、そんな心配もなく、気持ちだけお供えするという意味でもとても素晴らしい商品だなと思います。

お線香については特におすすめの商品はなく、普段使われているものでよいと存じます。


お花を飾るのに何かオススメはありますか?またお仏壇に飾ってはいけない花などありますか?

お花を飾るのに何かオススメはありますか?またお仏壇に飾ってはいけない花などありますか?

おすすめのお花のお供えについて

お仏壇に飾るお花は、生花だけに限らず、当店でも販売している「ブリザードフラワー(水やり不要の特殊加工された生花)」でも良いとされています。毎日忙しい人は生花にこだわる必要はありません。ですが、お正月・お盆・命日・法要などの節目節目は生花を飾られることを是非おすすめします。

生花を飾られる場合はその季節にあわせたお花や、故人が好きだったお花を飾ります。お花の本数にはマナーがあり3本(四十九日まで)・5本・7本の奇数にし、白やピンク、黄色、紫、黄色、赤などをベースに飾ります。四十九日の法要までは淡い色の花を飾るのが一般的です

お仏壇に飾ってはいけないお花

お仏壇に飾ってはいけないとされているのは「傷みやすいお花」「棘(トゲ)のある花」「匂いの強い花」を避けるようにします。例えば薔薇だったり彼岸花は避けます。


ご飯をお供えするのに毎日入れ替えますか?また「おさがり」は食べたほうがいいのでしょうか?

ご飯をお供えするのに毎日入れ替えますか?また「おさがり」は食べたほうがいいのでしょうか?

基本的に毎日入れ替えるのが理想的です。ただし、生活スタイルによっては毎日供えるのが難しい場合もあります。その場合は、可能な範囲で頻度を調整し、お盆やお彼岸や命日など大切な日にはしっかりとお供えするようにして下さい。

おすすめの方法としては画像のようにサランラップを敷いてご飯をお供えすると、仏飯器も汚れなくて、衛生的で良いでしょう。

仏壇や神棚にお供えしたご飯やお菓子は「おさがり」と呼ばれ、仏様やご先祖様の「お力」をいただいたものと考えられています。供えたものをいただくことで、仏様のご加護を受けられると考えられています。食べ物を粗末にしないという意味でも、おさがりをいただくことは大切です。


【浄土真宗の方向け】ご飯の盛り方が異なると聞いたのですが?

【浄土真宗の方向け】ご飯の盛り方が異なると聞いたのですが?

お仏壇のご飯の盛り方は浄土真宗本願寺派(西)浄土真宗大谷派(東)で異なります。その他の宗派に関しては特にありませんので自由に盛り付けて頂いて問題ありません。

浄土真宗本願寺派(西)はハスの蕾のような形でご飯を盛ります。対して、浄土真宗大谷派(東)はハスの実のように円筒形にご飯を盛るのが正式とされています。この形にするために盛糟(もっそう)という仏具を使用することもあります。


茶湯器ですが、お水かお茶はどちらを供えればいいの?

茶湯器の「茶や湯」という字からお茶を連想しがちですが、仏教の伝統ではお水をお供えするのが基本です。水は「清らかさ」「浄化」の象徴であり、仏様やご先祖様にふさわしいと考えられています。

ただし命日やお盆の時に故人が生前好きだったお茶をお供えするのは良いとされています。

ちなみに交換したお水(おさがり)は庭や植木にまくと良いとされています。


【浄土真宗の方向け】水をお供えしない宗派と聞きました。本当ですか?

浄土真宗では、極楽浄土には「八功徳水」と呼ばれる清らかな水が湧き出ており、喉の渇きを感じることはないため、「基本的には水やお茶をお供えする必要がない」とされています。ただし浄土真宗で水をお供えするかどうかは、地域性や寺院によっても異なるので、無理に合わせる必要はありません。

また、昔ながらの正式な飾り方ですと、「華鋲(けびょう)」という仏具に樒(しきみ)を挿して少量の水を入れる場合もあります。これは、樒には強い毒性があり邪気を払う効果があるとされ、水に差すことで浄土の世界に流れる清らかな水(八功徳水)を表現していると考えられています。


お仏壇への「仏具の飾り方」を教えて下さい。

お仏壇への「仏具の飾り方」を教えて下さい。

お仏壇に仏具一式を飾りつけたお飾り例です。モダン仏壇は仏具の飾り付けは必要最低限の仏具5~6点セットの「仏具セット」+「おりん」を飾るのが一般的です。

①本尊・・・お仏壇の中央一番高い位置に飾ります。「仏像タイプ」「掛け軸タイプ」があります。

②脇侍(わきじ)・・・ご本尊の両脇に飾ります。脇侍も「仏像タイプ」「掛け軸タイプ」があります。

③お位牌・・・ご本尊より一段下の向かって右側が上座です。既にお位牌がある場合はその段の左側に飾ります。

④仏飯器・・・2段目or3段目の段の向かって右側に飾ります。炊き立てのご飯を毎朝お供えします。

⑤茶湯器・・・2段目or3段目の向かって左側に飾ります。お仏壇の段(須弥壇)が2段しかない仏壇の場合はご本尊の足元に置きます。

⑥花立て・・・左の下の段に置きます。常花や生花を供える際に使用します。常花には「ブリザーブドフラワー」がオススメです。

⑦灯立(火立)・・・手前の「ロウソク」を付けやすい位置に配置します。お線香の火は「ロウソク」からつけるのが一般的です。

⑧前香炉・・・お仏壇中央の一番下の段です。中に「香炉灰 or 洗える香炉石」を入れてお線香をお供えします。

おりん・・・右側手前の鳴らしやすい位置が良いでしょう。音を出すことで、仏心を呼び覚ますという思想が根本にあると考えられています。

⑩線香差し・・・お線香を差しておくための台。使いやすい位置でお使いください。


仏具でお線香・ローソク・お花などのお供えをする意味とは?

仏具でお線香・ローソク・お花などのお供えをする意味とは?

仏具によって荘厳(しょうごん)して初めてお仏壇としての意味を持ちます。仏具はご本尊を供養するのと共に、ご先祖様や亡き人を供養するためのものです。

お線香を立てることも、お花を飾ることも、ロウソクに火を灯すことも、ご飯やお水をお供えすることと一緒で、仏様への「お供え」です。この5つのお供えを「五供(ごくう)」といいます。 なので仏具セットとして販売されているものはこの「五供」を行えるように「5点セット+線香差し」の6点の仏具から構成されているものが多いです。

【1】前香炉(お線香を供える意味)


前香炉でたくお線香は「香食(こうじき)」といって香りは亡くなった方の食べ物であるとされています。天に上ってゆくお線香の煙が、この世とあの世を繋いでくれると言われています。


【2】灯立て(ローソクを供える意味)


灯立ては仏様の「知恵」を意味するローソクの明かりを灯すことで、あの世からこの世への誘導灯となり、架け橋の役目を果たしてくれます。

【3】花立て(お花を供える意味)


花立てに飾るお花は、花の芳香によって邪気をはらい、場を清らかにするという意味もありますが、美しい花を飾り、仏様に喜んで頂くという意味合いもあります。

【4】茶湯器(お水を供える意味)

お仏壇に水をお供えする理由は、亡くなった方は常に喉が渇いている状態にあると考えられているからです。また、毎日食べ物や飲み物に困ることなく生活できていることへの感謝を示す意味もあります。水の代わりにお茶をお供えする方もいます。これは決まりはありませんのでお水でもお茶でも良いでしょう。

※ 浄土真宗についてはお仏壇に水やお茶はお供えする必要がない宗派と言われています。


【5】仏飯器(ご飯を供える意味)

ご飯を仏様にお供えするのは、ご飯を食べるためではなく、炊き立てのご飯の湯気を召し上がって頂くためです。亡くなった方にとっては「香食(こうじき)」といって香りが食べ物になるためです。これはお線香を供える際と同じ考え方です。なのでご飯から湯気が出なくなったらお仏壇から下げて、おさがりを頂きます。また、毎日食べ物や飲み物に困ることなく生活できていることへの感謝を示す意味もあります。


仏具で3点セット(3具足)があるけど、仏具は3点の少ないものでもいいの?

仏具で3点セット(3具足)があるけど、仏具は3点の少ないものでもいいの?

先ほどの質問で回答した「五供」の中でも一番大切な仏具は「三具足(3点セット)」といわれる前香炉・灯立て・花立ての3つの仏具です。近年はお仏壇をコンパクトにされる方が多いですが、当店でもこの「三具足」は必ず飾られるようにご案内をしております。

【1】前香炉(お線香を供える意味)


前香炉でたくお線香は「香食(こうじき)」といって香りは亡くなった方の食べ物であるとされています。天に上ってゆくお線香の煙が、この世とあの世を繋いでくれると言われています。


【2】灯立て(ローソクを供える意味)


灯立ては仏様の「知恵」を意味するローソクの明かりを灯すことで、あの世からこの世への誘導灯となり、架け橋の役目を果たしてくれます。

【3】花立て(お花を供える意味)


花立てに飾るお花は、花の芳香によって邪気をはらい、場を清らかにするという意味もありますが、美しい花を飾り、仏様に喜んで頂くという意味合いもあります。


仏具セットのサイズの選び方を教えてください。

仏具セットのサイズの選び方を教えてください。

【基礎知識】仏具のサイズについて

仏具セットでサイズ展開あった場合、すべての仏具のサイズが変わると勘違いされやすいのですが、ほとんどの場合、サイズが変わるのは「花立て」と「前香炉」のみです。その他の仏器・茶湯器・線香差しなどはサイズが変わらず共通の仏具です。

【本題】仏具のサイズの選び方


仏具のサイズを選ぶ場合は「お仏壇の内幅(内寸横幅)」を大体の参考にされると良いでしょう。仏具が6点セットの仏具数の場合を想定した仏具サイズです。

通常の形状の仏具

  • お仏壇の内幅28~38cmの場合 → 前香炉直径 約6~7.5cm(2~2.5寸)の仏具サイズが合う
  • お仏壇の内幅33~43cmの場合 → 前香炉直径 約9cm(3.0寸)の仏具サイズが合う
  • お仏壇の内幅43~cmの場合 → 前香炉直径 約10.5cm(3.5寸)の仏具サイズが合う

※推奨サイズより、意図的に仏具を小さくしシンプルに飾り付けるお客様もいます。


仏具の様々な材質のメリット・デメリット・お手入れ方法を教えてください。

仏具の様々な材質のメリット・デメリット・お手入れ方法を教えてください。

仏具の材質は金属製(主に真鍮)、ガラス製、陶器製、木製の仏具があります。それぞれメリット・デメリット・価格の違いなどがありますのでご紹介させていただきます。

金属製仏具

メリット:仏具の素材の中では一番種類が豊富なため、様々なデザインのものを選ぶことが可能です。

デメリット:サビが発生することがあります。大抵の金属製仏具は表面にコーティングしてあるため、そのコーティングがされている状態であれば錆びることはほとんどありません。

価格:リーズナブルなものから高額なもの様々あります。金属製の仏具を作る際は「金型」を作る金額が高額な代金がかかりますので大量生産できる仏具の場合はリーズナブルにすることが可能ですが、あまり選ばれない仏具ですと値段が高くなる傾向があります。

ガラス製仏具

メリット:美しさがあります。他の素材には表現できないような色合いもガラスは表現できるためお仏壇の中で見ていて飽きないような商品もたくさんあります。

デメリット:やはり割れてしまうことがあるのがデメリットです。仏具購入時に「もし割れてしまった際に単品購入可能か」を必ず確かめてから購入されることをお勧めします。ちなみに当店では全ガラス仏具で単品補充に対応しております。

価格:一口にガラス製仏具といってもガラスを生産する工法で値段が大きく変わります。吹きガラスなどで1つずつ作る仏具は美しさの反面、職人の手作りのため高くなります。型にガラスを流し作る工法では、大量生産できるためリーズナブルな価格になります。

陶器製仏具

メリット:仏具の中では一番リーズナブルなため、予算が合わない場合などは是非ご検討頂くと良いでしょう。また花柄などの絵柄が好みの方はニーズが合いやすいでしょう。

デメリット:やはり割れてしまうことがあるのがデメリットです。仏具購入時に「もし割れてしまった際に単品購入可能か」を必ず確かめてから購入されることをお勧めします。ちなみに当店では全ての陶器製仏具が単品補充に対応しております。

価格:仏具の中では一番リーズナブルな価格帯です。当店でも5点セットで10000円を下回る価格のものからラインナップがあります。ブランド名(大倉陶園や深川製磁など)が入ると高級になります。

木製仏具

メリット:木目を出しているお仏壇には良くマッチします。お仏壇全体に木のぬくもりが漂います。触った際の手触りなどもどこか暖かさを感じます。

デメリット:木製仏具は種類があまり多くない為、多くの商品からは選ぶことはできないでしょう。また木のフシなどが表面にでることがあります。また、100%木材で作ることはできません。なぜなら花立てや茶湯器など水を使う仏具は木材では役割を果たせないため内側が金属などの異素材になっていることがほとんどです。

価格:リーズナブルなものから高額なもの様々ありますが、基本的に高額帯のものが多いです。木製仏具は需要が少なめなのでメーカーも大量生産できず、割高になりやすい傾向があります。


仏具を単品で購入できますか?

一部の仏具シリーズは単品購入も可能です。「単品販売可能な仏具」のカテゴリをご覧下さい。

なお一式セットで購入するメリットとしては当店オリジナルの「天然石の洗える香炉石」はセットで購入して頂いた方のみのサービスとなりますので、予めご了承ください。


古い「仏具セット」や「おりん」の処分方法を教えてください。

仏具セット」や「おりん」の処分は魂が入っているものではありません。なので各市町村の分別ルールに従ってご自身で廃棄処分してよいでしょう

仏像掛け軸お位牌に関しては魂が入っている仏具となりますので住職に依頼をして「魂抜き」をしてもらい、住職にお焚き上げ処分をして頂き、引き取って頂くのが一般的です。

もし寺院さんとのつながりがないお客様に限り、「本尊・お位牌・仏具etc の処分・お焚き上げ供養 」の仏具の処分をお受けしております。


金額がわかるものは入りますか?

包装や熨斗などのギフトのオプションをお選びいただいた場合は「金額のわかるものは一切お入れしておりません」。ご安心頂ければ幸いです。

ギフトのサービスレベルについては「ギフト対応について」でご紹介しておりますので是非ご覧ください。


ギフトの体裁はどのような状態で届きますか?

商品のサイズなどによって最終のラッピング形態は異なりますが、必ず外箱は「段ボール」や「雨などから商品を守るビニール」に入れて出荷させて頂いております。

配送中に破損してしまわないように緩衝材をしっかりと入れさせて頂いております。


御霊前・御仏前・御供えは何が違う?熨斗の選び方を教えてください。

御霊前・御仏前・御供えは何が違う?熨斗の選び方を教えてください。

御霊前、御仏前、御供えは、それぞれ故人への供養の気持ちを表すための言葉ですが、状況によって使い分ける必要があります。

■御霊前(ごれいぜん)

用途:故人が亡くなってから四十九日前の間に贈る場合は御霊前です。意味は「故人の霊前に供える」となります。

■御仏前(ごぶつぜん)

用途:故人が四十九日後、仏になってからは御仏前とします。意味は「故人の仏前に供える」となります。

■御供(おそなえ)

用途:神道やキリスト教など、仏教以外の宗教でも使用します。意味は「神様や故人に供える」となります。表書きは「御供」とします。また仏式の方でも49日前か49日後かわからない場合は「御供」として送るのが良いでしょう。

■よく送られる贈り物:進物線香ローソクギフトブリザーブドフラワー


初盆に提灯などを贈る際はどのような熨斗でギフトを贈りますか?

「初盆見舞い(はつぼんみまい)」という表書きで熨斗を貼ります。地域によっては「新盆見舞い(にいぼんみまい)」ともいいますが意味は一緒です。

初盆見舞いとは、故人と生前親しくしていた方が初盆の際に提灯や仏花、贈答用のお線香などをお届けし、供養の気持ちを伝えることです。

お金を包む場合、近親者以外は一般的に3000円~1万円程度、提灯などを贈る場合も3000円~1万円程度の提灯などを用意します。また近親者に関しては10,000円~20,000円が相場と言われております。

また初盆で食事を伴う法要を行う場合は、それも考慮し、少し多めに包むのがマナーと言えるでしょう。

故人様のご自宅にお伺いし、お線香を供えるのが一番丁寧ですが、遠方などの理由でいけない場合はギフトで贈るのも良いでしょう。その際の熨斗の表書きは「初盆御見舞」とし、水引は「黒白の結び切り」の仏事用の熨斗紙を使うのが一般的です。