各素材がどんな素材なのかを詳しくご説明させて頂きます。素材によって値段も大きく変わりますので参考にして頂ければと思います。
シルバー925
シルバー925とは、一般的に「シルバー」と呼ばれる素材のことです。この925という数字は銀の含有率のことで、92.5%のシルバーが含まれていることです。残りの7.5%は、銅などの金属を混ぜて合金にしてアクセサリー向きに硬くされます。表面にはロジウムメッキ加工が施されており、色の変色(硫化)を防ぐ役割があります。ですが、完全な色のくすみを防ぐことは難しいので、年数が経過しますとやはり黒ずみは出てきます。銀の黒ずみは鉄のようにボロボロになる「酸化」ではなく、黒ずみを起こす「硫化」のため、黒ずみがでないように定期的にお手入れクロスなどでケアを行うことでいつまでも輝き続けます。
ステンレス316L
ステンレス316Lは、サージカルステンレスとも呼ばれ、人体への影響がきわめて低く、アレルギー反応を起こしにくいので、医療用のメスやハサミとしても使われています。表面には人体への影響が少ないチタン素材を利用したコーティングが施されています。
K10(10金)
K10は「金」が約42%含まれている素材です。金100%でアクセサリーを作ると素材が柔らかく、日常使いには向かないため、残りの約58%は一般的に「銀や銅」などの金属を混ぜて合金にし、硬さを持たせています。配合する金属や割合によって、イエローゴールドやピンクゴールドなど、さまざまな色味に仕上げることができるのも魅力のひとつです。K18と比べると、K10はより硬く丈夫で、価格も手頃なため、日常使いのアクセサリーとして人気です。ただし、K18に比べると変色しやすく、アレルギー反応を起こす可能性がやや高い点には注意が必要です。
K18(18金)
K18は「金」が約75%で作られた素材です。金100%でアクセサリーを作ると素材が柔らかくアクセサリーに向かない為、残りの約25%は、一般的に「銀と銅」などの金属を混ぜて合金にしてアクセサリー向きに硬くされます。配合する素材と分量によって、イエローゴールドやピンクゴールドなど、さまざまな色味に仕上げることができるのも魅力の1つです。K10と比べると、K18の方が変色しにくく、K18の方がアレルギーを起こしにくいなどの特徴があります。18Kは貴金属市場でも高級素材として取り扱われます。
PT900(プラチナ)
PT900は「プラチナ(和名:白金)」が約90%で作られた素材です。プラチナの産出量は金の約20分の1。大変希少なため、金よりも価格が高くなります。「金」と同様にプラチナ100%では柔らかいためアクセサリーの使用には、他の金属と組み合わせて、硬度・強度・粘性を高めて使用しています。プラチナは耐熱、対酸性に強く、日常生活の中で、変色・変質の心配はありません。「変わらないもの」の象徴として結婚指輪の素材としても重宝されています。