「挨拶状ってどうやって書けばいいの?」と不安に感じる方は少なくなくでしょう。
しかし、難しく考える必要はありません。盛り込む内容と注意するポイントさえ押さえれば、誰でも簡単に、丁寧な挨拶状を書くことができます。
当社は創業から40年にわたり、四十九日法要に合わせた香典返しの準備をお手伝いしてまいりました。この記事では、これまでの経験をもとに、さまざまなケースや現代の時代背景に合わせた、挨拶状に必要な内容・避けるべき表現・そのまま使える宗教別の文例をわかりやすく説明していきます。
挨拶状は「感謝と報告」を伝える
香典返しをする際は、品物だけを送るのではなく必ず挨拶状を添えるのがマナーです。これは挨拶状が、香典やお供え物をいただいた感謝と、無事に忌明けを迎えられたという報告を伝える手紙だからです。
品物だけでは伝わりづらい気持ちを挨拶状という言葉を添えて、相手への誠意と礼儀をより丁寧に表すことができます。
挨拶状の書き方
書くべき内容は全部で5つ
挨拶状には、次の5つの内容を盛り込むのが基本です。
- 香典へのお礼:葬儀の際に香典やお供えをいただいたことへの感謝を述べます。
- 忌明けの報告:仏式では四十九日、神式では五十日祭など、忌明けの法要を無事に終えたことを伝えます。
- 返礼品送付の報告:心ばかりの品をお送りしていることを伝えます。
- 略儀で済ませることへのお詫び:本来であれば直接ご挨拶に伺うべきところ、書状での挨拶になることへのお詫びを添えます。
- 結び:今後のご厚情をお願いする言葉で締めくくります。
この5つを順番通りに書けば、内容のまとまった丁寧な挨拶状になります。
季節の挨拶は入れない
通常の手紙では「拝啓 〇〇の候……」のような季節の挨拶文を書きますが、挨拶状には季節の挨拶を入れないのが正式なマナーです。
忌明けの挨拶状は「哀悼の場での儀礼文書」という位置づけであり、季節の挨拶を入れると場の雰囲気にそぐわないとされています。「謹啓」などの頭語から始め、すぐに本文に入るのが一般的です。
句読点は使わない
挨拶状では、読点(、)や句点(。)などの句読点を使わないのがマナーです。これは、「句読点を打つ=文章が止まる=物事が滞る」という縁起的な考え方に由来します。
また、毛筆で書かれていた時代の礼状の名残でもあります。現代の印刷物でも、正式な場の挨拶状には句読点を入れないのが慣例となっています。
文章の区切りは、スペース(空白)や改行で表現します。
忌み言葉は避ける
挨拶状では、不吉なことを連想させる「忌み言葉」を使わないようにしましょう。
文章を書き終えたら、忌み言葉が含まれていないか必ず一度見直してみましょう。
| 避けるべき言葉 | 理由・言い換え例 |
| 重ね重ね・たびたび・くれぐれも | 不幸の繰り返しを連想させる重ね言葉 |
| また・再び・引き続き | 不幸が再び起こることを連想させる |
| 死ぬ・生きる | 「永眠する」「旅立つ」などに言い換える |
| 四・九(し・く) | 「死」「苦」を連想させるため避ける |
そのまま使える文例集
宗教によって使う言葉や表現が異なります。以下の文例はそのままご利用いただけますので、必要な際はぜひ参考にしてください。
仏式
死去:「逝去」「往生」
お供え物:「香典」
香典返し:「満中陰志」(西日本)
※「亡父」の部分は「亡母」「亡夫」「亡妻」など、故人との続柄に合わせて変更してください。
神式
死去:「帰幽」
お供え物:「御玉串料」
香典返し:「偲草」
※神式では「四十九日」の代わりに「五十日祭」を使います。
※神式ではのし紙の表書きも「志」ではなく「偲び草」や「しのび草」を使うのが一般的です。
キリスト教
死去:「召天」
お供え物:「お花代」「御霊前」
香典返し:「偲草」
※家族葬で葬儀後に訃報をお知らせする場合は、葬儀が終わったことを併せて伝える一文を加えます。
家族葬の場合
家族葬で葬儀後に訃報をお知らせする場合は、葬儀が終わったことを併せて伝える一文を加えます。
連名の場合(夫婦・兄弟など)
差出人が複数の場合は、連名で記載します。
※夫婦連名の場合は夫を先に、兄弟連名の場合は年長者を先に記載するのが一般的です。
文章以外の注意点
挨拶状は一枚にまとめ、二重封筒は使用しない
複数枚の便せんや二重封筒は「不幸が重なること」を連想させるので避けるのが一般的です。
また封筒の色は柄や色付きの封筒は使用せず、シンプルな白無地のものを選びます。
当店の挨拶状サービス
当社取り扱いの香典返し用カタログギフトは、注文時の挨拶状の同封にも対応しています。品物選びと挨拶状の手配をまとめて済ませたい方にとって、準備の手間を大幅に省けます。
まとめ
- 内容は5つを押さえる:お礼・忌明け報告・返礼品のご案内・略儀のお詫び・結び、この順番で書けば完成します
- 3つのルールを守る:季節の挨拶は入れない・句読点は使わない・忌み言葉は避ける、この3点が守れていれば形式として問題ありません
- 宗教に合わせた言葉を選ぶ:仏式・神式・キリスト教で使ってよい言葉が異なります。上記の文例をそのまま使うのが最も確実です
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