自身の宗派を知る方法(仏具とお墓で読みとく)

宗派がわからない場合の調べ方!家の「宗派」を確認する方法を徹底解説

この記事では、ご自宅にあるものから宗派を確認する方法を分かりやすく解説します。宗派を正確に把握することはお仏壇やお墓を新たに作るために重要です。特定できる宗派の数はニッチな宗派も含めて13派からご紹介します。宗派の特定は、歴史ミステリーを解き明かすような作業です。一つずつ確認していくことで、宗派の輪郭が見えてくるはずです。画像と見比べて、じっくりと検証していきましょう。


ステップ1:菩提寺がある場合は菩提寺の宗派を検索してみる

寺院の宗派を検索窓で検索している画像

菩提寺(ぼだいじ)とは家のお墓があるお寺さんを指しますが、もしそのようなお付き合いのある寺院がある場合は、その寺院の宗派を調べることで宗派が分かります。基本的には自身の家の「宗派」は菩提寺と同じ宗派です。

菩提寺がない、もしくはお寺さんとの付き合いがない方は下記にお進みください。

ステップ2:仏像や掛け軸などの「本尊」からヒントを得る ― 仏具アイテムからの情報収集

本尊がお仏壇に飾ってあるイメージ

ご実家のお仏壇などに本尊(仏像や掛け軸)があった場合、宗派を特定する上で重要な手がかりとなります。これらのアイテムを丁寧に調べ、情報収集を行いましょう。以下に、具体的な確認ポイントを挙げ、それぞれの宗派の特徴を解説します。

両脇に配置する主に掛け軸を脇侍と言いますが、これは同じ宗派はほとんどありません。(一部宗派を除く)なので脇侍が下記の組み合わせであっていればほぼ確定と思って頂いて良いでしょう。お仏壇に真ん中の本尊しか飾っていない場合は確定は難しいのですが、候補を絞ることが可能です。


宗派名 浄土宗 浄土真宗本願寺派(西) 浄土真宗大谷派(東) 天台宗 真言宗 日蓮宗 臨済宗妙心寺派 曹洞宗 浄土真宗高田派 浄土真宗佛光寺派 融通念仏宗 時宗 黄檗宗
仏像タイプの本尊の場合 浄土宗の本尊を3枚の掛け軸で飾るイメージ 浄土真宗本願寺派(西)の本尊を仏像+両脇の掛け軸で飾るイメージ 浄土真宗大谷派(東)の本尊を仏像+両脇の掛け軸で飾るイメージ 天台宗の本尊を仏像+両脇の掛け軸で飾るイメージ 真言宗の本尊を仏像+両脇の掛け軸で飾るイメージ 日蓮宗の本尊を仏像+両脇の掛け軸で飾るイメージ 臨済宗妙心寺派の本尊を仏像+両脇の掛け軸で飾るイメージ 曹洞宗の本尊を仏像+両脇の掛け軸で飾るイメージ 浄土真宗高田派の本尊を仏像+両脇の掛け軸で飾るイメージ 浄土真宗佛光寺派の本尊を仏像+両脇の掛け軸で飾るイメージ 融通念仏宗の本尊を仏像+両脇の掛け軸で飾るイメージ 時宗の本尊を仏像+両脇の掛け軸で飾るイメージ 黄檗宗の本尊を仏像+両脇の掛け軸で飾るイメージ
掛け軸タイプの本尊の場合 浄土宗の本尊を3枚の掛け軸で飾るイメージ 浄土真宗本願寺派(西)の本尊を3枚の掛け軸で飾るイメージ 浄土真宗大谷派(東)の本尊を3枚の掛け軸で飾るイメージ 天台宗の本尊を3枚の掛け軸で飾るイメージ 真言宗の本尊を3枚の掛け軸で飾るイメージ 日蓮宗の本尊を3枚の掛け軸で飾るイメージ 臨済宗妙心寺派の本尊を3枚の掛け軸で飾るイメージ 曹洞宗の本尊を3枚の掛け軸で飾るイメージ 浄土真宗高田派の本尊を3枚の掛け軸で飾るイメージ 浄土真宗佛光寺派の本尊を3枚の掛け軸で飾るイメージ 融通念仏宗の本尊を3枚の掛け軸で飾るイメージ 時宗の本尊を3枚の掛け軸で飾るイメージ 黄檗宗の本尊を3枚の掛け軸で飾るイメージ
本尊名 本尊:舟立弥陀
脇侍:円光大師、善導大師
本尊:西立弥陀
脇侍:蓮如上人、親鸞上人
本尊:東立弥陀
脇侍:九字名号、十字名号
本尊:座弥陀
脇侍:伝教大師、天台大師
本尊:大日如来
脇侍:不動明王、弘法大師
本尊:曼荼羅
脇侍:大黒天、鬼子母神
本尊:座釈迦
脇侍:花園法皇、無相大師
本尊:座釈迦
脇侍:常済大師、承陽大師
本尊:東立弥陀
脇侍:九字十字名号、親鸞聖人
本尊:阿弥陀如来
脇侍:十字名号、九字名号
本尊:舟立弥陀
脇侍:法明上人、良忍上人
本尊:舟立弥陀
脇侍:真教上人、一遍上人
本尊:座釈迦
脇侍:陰元禅師、達磨大師
特徴 仏像の特徴は立っている阿弥陀如来。後ろの光背が舟形の形状が特徴。時宗や融通念仏宗と共通。脇侍は両脇とも立っている僧侶の絵柄。 仏像の特徴は立っている阿弥陀如来。後ろの光背が西型の後光がさしたような形状+唐草模様の光背が特徴。脇侍は僧侶が内側を向いて座っている絵型。 仏像の特徴は立っている阿弥陀如来。後ろの光背が東型の後光がさしたような形状+蓮華の光背が特徴。脇侍は文字が入った掛け軸になります。 本尊の特徴は座っている阿弥陀如来。手の形が数字の8を書いたような印が特徴。ただし天台宗は特定の本尊を決めていない宗派なので変わる可能性あり。脇侍は頭に布を巻いた僧侶が椅子に座っている絵柄です。 本尊の特徴は座っていて王冠をかぶっている大日如来。基本的には大日如来があれば真言宗が確定ですが、天台宗でも採用されることが稀にあり。 本尊の特徴は曼荼羅という絵柄の掛け軸がベースとなります。またその手前に日蓮上人を飾ることが正式です。脇侍は大黒天と鬼子母神で特徴的です。また三宝尊という大きな仏像を飾ることもあり。 仏像の特徴は座っている釈迦如来。手の形が楕円形を書いたような印が特徴。脇侍は布が掛かった椅子に座っている右側の僧侶、台で正座している僧侶が左側の絵型です。臨済宗妙心寺派を紹介しましたが多くの派があるため両脇は異なるケースがあります。 仏像の特徴は座っている釈迦如来。手の形が楕円形を書いたような印が特徴。脇侍は布が掛かった椅子に座っている僧侶が内側を向いて座っている絵型。 本尊の特徴は立っている阿弥陀如来。後ろの光背が東型の後光がさしたような形状+蓮華の光背が特徴。脇侍は左側に2行の文字が書かれた絵柄。この絵柄がある場合は浄土真宗高田派で確定です。 仏像の特徴は立っている阿弥陀如来。後ろの光背が東型の後光がさしたような形状+蓮華の光背が特徴。脇侍は文字が入った掛け軸になります。浄土真宗大谷派(東)と共通です。 本尊の特徴は真ん中の絵柄の十一尊天得如来が飾られることが多いのですが、これがあれば確定です。 本尊の特徴は立っている阿弥陀如来。後ろの光背が舟形の形状が特徴。浄土宗と共通。脇侍は他の宗派と似ていないためすぐ分かりやすい。 仏像の特徴は立っている阿弥陀如来。後ろの光背が舟形の形状が特徴。浄土宗や融通念仏宗と共通。脇侍は左側の棒を持ったお坊さん陰元禅師がいたらほぼ確定です。

ステップ3:お位牌の細部をチェック ― 戒名や梵字から宗派を特定する

お位牌がお仏壇に飾ってあるイメージ

お位牌の文字情報も宗派を特定する上で重要な手がかりとなります。宗派ごとに違う梵字、戒名(法名)の特徴、これらは宗派を推測することができます。以下に、具体的な確認ポイントを挙げ、それぞれの宗派の特徴を解説します。


宗派名 浄土宗 浄土真宗本願寺派(西) 浄土真宗大谷派(東) 天台宗 真言宗 日蓮宗 臨済宗妙心寺派 曹洞宗 浄土真宗高田派 浄土真宗佛光寺派 融通念仏宗 時宗 黄檗宗
宗派で使われる梵字・冠文字 お位牌に入れる梵字(キリーク) お位牌に入れる冠文字(法名) お位牌に入れる冠文字(法名) お位牌に入れる梵字(キリーク)お位牌に入れる梵字(ア)お位牌に入れる梵字(バク) お位牌に入れる梵字(ア) お位牌に入れる冠文字(妙法) お位牌に入れる冠文字(空)お位牌に入れる梵字(バク) お位牌に入れる冠文字(空)お位牌に入れる梵字(バク) お位牌に入れる冠文字(法名) お位牌に入れる冠文字(法名) お位牌に入れる梵字(キリーク) お位牌に入れる梵字(キリーク) お位牌に入れる冠文字(空)お位牌に入れる梵字(バク)
梵字名 キリーク 梵字は使用されません。法名という文字が稀に入るケースあり。 梵字は使用されません。法名という文字が稀に入るケースあり。 キリーク、ア、バク 妙法 空、バク 空、バク 法名 法名 キリーク キリーク 空、バク
梵字の特徴 阿弥陀如来を表す梵字になります。融通念仏宗時宗でも入れることがあります。 他宗派での戒名を浄土真宗では法名と呼びます。もし入っていたら浄土真宗で間違いないですが派までは特定出来ません。 他宗派での戒名を浄土真宗では法名と呼びます。もし入っていたら浄土真宗で間違いないですが派までは特定出来ません。 主に「キリーク(阿弥陀如来)」ですが「ア(大日如来)」「バク(釈迦如来)」なども稀に入ることがあります。 「ア(大日如来)」が入ります。アの梵字があれば高い確率で真言宗だと思ってよいでしょう。 妙法の冠文字があれば高い確率で日蓮宗だと思ってよいでしょう。ただし少数ですが法華宗の場合もあり。 あまり梵字、冠文字は入れない宗派ですが「空」や「バク(釈迦如来)」などが稀に入ることがあります。これらの文字があれば座禅を組む「禅宗系のいずれかの宗派」で間違いないです。 あまり梵字、冠文字は入れない宗派ですが「空」や「バク(釈迦如来)」などが稀に入ることがあります。これらの文字があれば座禅を組む「禅宗系のいずれかの宗派」で間違いないです。 他宗派での戒名を浄土真宗では法名と呼びます。もし入っていたら浄土真宗で間違いないですが派までは特定出来ません。 他宗派での戒名を浄土真宗では法名と呼びます。もし入っていたら浄土真宗で間違いないですが派までは特定出来ません。 阿弥陀如来を表す梵字になります。浄土宗時宗でも入れることがあります。 阿弥陀如来を表す梵字になります。融通念仏宗浄土宗でも入れることがあります。 あまり梵字、冠文字は入れない宗派ですが「空」や「バク(釈迦如来)」などが稀に入ることがあります。これらの文字があれば座禅を組む「禅宗系のいずれかの宗派」で間違いないです。
戒名の特徴 戒名の中に「誉」がつくことが一般的です。例:「〇〇院△誉〇〇居士」誉号は浄土宗独自のものです。 法名は通常「釋〇〇」のようになります。ただし稀に「釋蓮光院慧照」のように長い法名の場合があります。ですがいずれも釋(釈)から始まります。 法名は通常「釋〇〇」のようになります。ただし稀に「釋蓮光院慧照」のように長い法名の場合があります。ですがいずれも釋(釈)から始まります。 「〇〇院◇◇△△居士」の形式が一般的。 「〇〇院◇◇△△居士」の形式が一般的。「阿、真、密、空、法」など密教的な文字が使われることが多い。 「〇〇院◇◇日△居士」の形式が一般的。日蓮宗では「日」の字が入る。男性の場合は「法」の文字を、女性は「妙」の文字を付けるのが通例です。 「〇〇院◇◇△△居士」の形式が一般的。「道、徳、心」など修行や徳を象徴する文字が多く用いられます。 「〇〇院◇◇△△居士」の形式が一般的。「道、徳、心」など修行や徳を象徴する文字が多く用いられます。 浄土真宗の法名は釋から始まる3文字(女性は釋尼から始まる4文字)の法名からなるのが一般的ですが、真宗高田派では「釋+道号2字+法名2字+位号(例:釋正道常和信士)」と入り計7字が一般的です。 法名は通常「釋〇〇」のようになります。いずれも釋(釈)から始まります。 「〇〇院◇◇△△居士」の形式が一般的。「念」が使われることが多いです。 「〇〇院◇◇△△居士」の形式が一般的。「念」が使われることが多いです。 「〇〇院◇◇△△居士」の形式が一般的。「道、徳、心」など修行や徳を象徴する文字が多く用いられます。

ステップ4:仏具に家紋があったら要チェック ― 仏具アイテムからの情報収集

家紋が入っていることが多い仏具の打敷

従来型の仏具は家紋が入っているものがあったりします。この家紋から宗派を読み取れることがあります。ただし、家の家紋でこだわって作られた場合も考えられますので「家の家紋とい違う家紋がもし仏具にあったら」下記の表と照らし合わせて下さい。特に「打敷(うちしき)」という敷物の仏具などに家紋が入っていることがあります。

宗派名 浄土宗 浄土真宗本願寺派(西) 浄土真宗大谷派(東) 天台宗 真言宗 日蓮宗 臨済宗妙心寺派 曹洞宗 浄土真宗高田派 浄土真宗佛光寺派 融通念仏宗 時宗
宗派の家紋 浄土宗の家紋 浄土真宗本願寺派(西)の家紋 浄土真宗大谷派(東)の家紋 天台宗の家紋 真言宗の家紋真言宗の家紋2真言宗の家紋3真言宗の家紋4 日蓮宗の家紋 臨済宗妙心寺派の家紋 曹洞宗の家紋曹洞宗の家紋2 浄土真宗高田派の家紋 浄土真宗佛光寺派の家紋 融通念仏宗の家紋 時宗の家紋
家紋名 月影杏葉 下がり藤 抱き牡丹 三諦章 五三の桐、輪違、桔梗、左三つ巴(派によって異なる) 井桁橘 妙心寺八つ藤 久我山竜胆紋、五七の桐 五七の桐 佛光寺藤紋 融通念仏宗五つ銀杏 隅切三

ステップ5:宗派色があるお仏壇と仏具から読み解く ― 仏具アイテムからの情報収集

従来型の仏具は宗派色が残っていたりします。例えば「この仏具を飾るのは〇〇宗だけ」とかあったりしました。(今はほとんどありません)

なので昔から引き継がれてきたお仏壇などはそのような足跡が残っている可能性がありますのでご紹介致します。

【お仏壇】「金仏壇」なら浄土真宗が濃厚、「唐木仏壇」ならその他の宗派

浄土真宗の各派では「金仏壇」を推奨しています。なのでもし実家の仏壇が「金仏壇」だったら浄土真宗の可能性が高いと思って頂ければと思います。

金仏壇と唐木仏壇の違い

【仏具】もしこれらの仏具があったら、浄土真宗本願寺派が濃厚な仏具たち

これらの仏具は「浄土真宗本願寺派」でしか飾らない仏具です。もしこれらの仏具があれば間違えて飾っていない限りは、「浄土真宗本願寺派」が濃厚となります。浄土真宗大谷派との違いの特徴としては黒光色の仏具が多いことです。

もしこれらの仏具があったら、浄土真宗本願寺派が濃厚な仏具たち


【仏具】もしこれらの仏具があったら、浄土真宗大谷派が濃厚な仏具たち

これらの仏具は「浄土真宗大谷派」でしか飾らない仏具です。もしこれらの仏具があれば間違えて飾っていない限りは、「浄土真宗大谷派」が濃厚となります。浄土真宗本願寺派との違いの特徴としては金色の仏具が多いことです。

もしこれらの仏具があったら、浄土真宗大谷派が濃厚な仏具たち

ステップ6:お墓の調査 ― 墓石の形状や銘文から宗派を推測する

お墓から自身の宗派を知る方法

お墓の形状、そして墓石に刻まれた銘文なども、宗派を判断する上で役立ちます。ですがお墓の場合は確定はできなく推測程度です。以下に、具体的な確認ポイントを挙げます。

  • 墓石の形状:墓石の形状は、宗派によって大きく異なります。例えば、五輪塔は真言密教系の宗派、宝篋印塔は浄土系や日蓮宗などに見られます。墓石の形状から宗派を推測してみましょう。
  • 墓石の銘文:墓石には、故人の戒名や没年月日などが刻まれています。銘文を確認することで、宗派を特定できる可能性があります。墓石の銘文を丁寧に読み解き、宗派を推測してみましょう。

宗派名 浄土宗 浄土真宗本願寺派(西) 浄土真宗大谷派(東) 天台宗 真言宗 日蓮宗 臨済宗妙心寺派 曹洞宗 浄土真宗高田派 浄土真宗佛光寺派 融通念仏宗 時宗
墓石の銘文 「南無阿弥陀仏」が書かれることがある。 「南無阿弥陀仏」が書かれることがある。 「南無阿弥陀仏」が書かれることがある。 特定の文字はあまり目立たないが、「南無阿弥陀仏」や「南無妙法蓮華経」が混在することも。 「南無大師遍照金剛」や「南無大日如来」が書かれることがある。 「南無妙法蓮華経」が書かれることがある。 「南無釈迦牟尼仏」が書かれることがある。 「南無釈迦牟尼仏」が書かれることがある。 「南無阿弥陀仏」が書かれることがある。 「南無阿弥陀仏」が書かれることがある。 「南無阿弥陀仏」が書かれることがある。 「南無阿弥陀仏」が書かれることがある。
墓石の形状 伝統的な直線型もあれば、五輪塔もあります。 伝統的な直線型が多い。浄土真宗は五輪塔をあまり建墓しません。 伝統的な直線型が多い。浄土真宗は五輪塔をあまり建墓しません。 五輪塔が使われることが多い。 五輪塔が使われることが多い。 五輪塔が使われることが多い。 伝統的な直線型が多い。 伝統的な直線型が多い。 伝統的な直線型が多い。浄土真宗は五輪塔をあまり建墓しません。 伝統的な直線型が多い。浄土真宗は五輪塔をあまり建墓しません。 伝統的な直線型もあれば、五輪塔もあります。 伝統的な直線型もあれば、五輪塔もあります。
戒名の特徴 戒名の中に「誉」がつくことが一般的です。例:「〇〇院△誉〇〇居士」誉号は浄土宗独自のものです。 法名は通常「釋〇〇」のようになります。ただし稀に「釋蓮光院慧照」のように長い法名の場合があります。ですがいずれも釋(釈)から始まります。 法名は通常「釋〇〇」のようになります。ただし稀に「釋蓮光院慧照」のように長い法名の場合があります。ですがいずれも釋(釈)から始まります。 「〇〇院◇◇△△居士」の形式が一般的。 「〇〇院◇◇△△居士」の形式が一般的。「阿、真、密、空、法」など密教的な文字が使われることが多い。 「〇〇院◇◇日△居士」の形式が一般的。日蓮宗では「日」の字が入る。男性の場合は「法」の文字を、女性は「妙」の文字を付けるのが通例です。 「〇〇院◇◇△△居士」の形式が一般的。「道、徳、心」など修行や徳を象徴する文字が多く用いられます。 「〇〇院◇◇△△居士」の形式が一般的。「道、徳、心」など修行や徳を象徴する文字が多く用いられます。 浄土真宗の法名は釋から始まる3文字(女性は釋尼から始まる4文字)の法名からなるのが一般的ですが、真宗高田派では「釋+道号2字+法名2字+位号(例:釋正道常和信士)」と入り計7字が一般的です。 法名は通常「釋〇〇」のようになります。いずれも釋(釈)から始まります。 「〇〇院◇◇△△居士」の形式が一般的。「念」が使われることが多いです。 「〇〇院◇◇△△居士」の形式が一般的。「念」が使われることが多いです。

まとめ:ご先祖様への感謝を込めて、宗派を正しく理解しましょう

宗派の特定は、故人の供養を正しく行う上で非常に重要です。この記事で紹介した方法を参考に、ご自宅にある仏具などを丁寧に調べ、宗派を特定してみてください。それでも分からない場合は、仏壇店や寺院に相談することをお勧めします。仏具や戒名に長い期間携わっているスタッフは以外と宗派の特定が得意だったりします。最後までご視聴頂き誠にありがとうございました。

この記事を書いた人

インテリア仏壇ルミエールのスタッフ(笹森裕貴)
  • スタッフ名:笹森裕貴
  • ルミエール入社:13年
  • 出身地:千葉県
  • 担当業務:WEBサイト運営

このブログを通じて、ルミエールがどんなブランドなのかを知ってもらえれば幸いです。この仕事のやりがいは「誰かの役にたてる」と思えることです。どんな仕事もそうかもしれませんが、そこにやりがいを感じます。特技は小学生までの子供・ご年配の方と1分あれば仲良くなれることです。

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当記事に関連する「よくある質問」

お仏壇の購入時期はいつ頃がいいの?

お仏壇を購入する時期は、四十九日までに購入する方が多いでしょう。
四十九日までに必ず本位牌を作りますが、その際に本位牌を飾る場所がないのは少し寂しい気がします。 故人を偲び、お線香をあげに来て下さる方もいらっしゃいますので出来れば早目に用意するのが理想です。

それ以外は、引っ越しによる買い替え・お盆お彼岸年回忌家の新築・リフォームなどを機会としてお求めになる方が多いです。お仏壇を購入するのに、良い時期、悪い時期はありません。「ご先祖様や故人様をご丁寧にお祀りしたい」そう思い立ったときが購入時期といえます。


お仏壇の意味や役割とは?

お仏壇は本来、「仏様をお祀りする家庭の小さなお寺」としての意味を持ち、「ご本尊を迎え、お位牌や家を守ってもらう」という背景があります。しかし、現代では宗教心が薄れてきたこともあり、従来の考え方よりも「故人を偲び、対話する場」としてお仏壇を購入する方が増えています。

東証一部上場の鎌倉新書が行ったお仏壇の購入後アンケートによると、以下のような回答が多く寄せられています。

  • 故人を思い出す頻度が増えた
  • 故人の出る夢を多く見るようになった
  • 以前よりも心が穏やかに幸せな気分になった

このように、お仏壇が日常生活にもポジティブな影響を与えていることが伺えます。

さらに、最近では「樹木葬や海洋散骨」などでお墓の在り方が変化してきました。それに伴い、遺骨の一部をミニ骨壺に納め、お仏壇に飾る方も増えています。お仏壇の役割も時代の変化と共に変わり続けています。


お仏壇は宗派によって違うの?

お仏壇は宗派によって違うの?

昔は宗派によって「浄土真宗は金仏壇」「それ以外の宗派は唐木仏壇」などありました。

ですが現代では「全宗派でスタンダードとなるモダン仏壇」が主流になり、宗派による違いを気にされる方はほとんどいなくなりました。

モダン仏壇・唐木仏壇・金仏壇とお仏壇の種類は様々ありますが、お好きなデザインのお仏壇を選ばれて良いでしょう。

現代ではお仏壇本体はお部屋にあう好きなものを選び、中に入れる「ご本尊」だけ宗派に合わせるのが一般的です。


お仏壇への「仏具の飾り方」を教えて下さい。

お仏壇への「仏具の飾り方」を教えて下さい。

お仏壇に仏具一式を飾りつけたお飾り例です。モダン仏壇は仏具の飾り付けは必要最低限の仏具5~6点セットの「仏具セット」+「おりん」を飾るのが一般的です。

①本尊・・・お仏壇の中央一番高い位置に飾ります。「仏像タイプ」「掛け軸タイプ」があります。

②脇侍(わきじ)・・・ご本尊の両脇に飾ります。脇侍も「仏像タイプ」「掛け軸タイプ」があります。

③お位牌・・・ご本尊より一段下の向かって右側が上座です。既にお位牌がある場合はその段の左側に飾ります。

④仏飯器・・・2段目or3段目の段の向かって右側に飾ります。炊き立てのご飯を毎朝お供えします。

⑤茶湯器・・・2段目or3段目の向かって左側に飾ります。お仏壇の段(須弥壇)が2段しかない仏壇の場合はご本尊の足元に置きます。

⑥花立て・・・左の下の段に置きます。常花や生花を供える際に使用します。常花には「ブリザーブドフラワー」がオススメです。

⑦灯立(火立)・・・手前の「ロウソク」を付けやすい位置に配置します。お線香の火は「ロウソク」からつけるのが一般的です。

⑧前香炉・・・お仏壇中央の一番下の段です。中に「香炉灰 or 洗える香炉石」を入れてお線香をお供えします。

おりん・・・右側手前の鳴らしやすい位置が良いでしょう。音を出すことで、仏心を呼び覚ますという思想が根本にあると考えられています。

⑩線香差し・・・お線香を差しておくための台。使いやすい位置でお使いください。


お仏壇の向き・方角は決まりがあるの?

お仏壇の向きに関しては、基本的には特定の方角に制限はありません。仏教の教えでも「この向きがいけない」といった決まりはありません。ただし、一般的には南向きや東向きが良いとされています。一方で、「北向きは避けた方が良い」と言われることもありますが、これは風水において北が陰の気を持つとされるためです。ただし、歴史的に様々な説があるため、特に強い信仰心がない限り、方角にこだわる必要はないでしょう。

【南面北座説】お仏壇の扉が南向きになる説

仏壇を南に向け、北を背にして仏壇を安置する考え方です。この向きは仏壇に直射日光があたらず、風通しもよいので、最適な仏壇の安置場所になります。ここから、仏壇の北向きはよくない、と言われるようになったようです。曹洞宗・臨済宗はこの向きを推奨するようです。

【西方浄土説】お仏壇の扉が東向きになる説

西方浄土とは極楽浄土のことで、西方浄土の方向にある西に向かって拝めるように、仏壇を東向き(お仏壇の扉を東に向ける)に安置します。浄土真宗本願寺派(西)・浄土真宗大谷派(東)・浄土宗・天台宗はこの向きを推奨するようです。

【本山中心説】宗派の総本山に向かって拝む説

お仏壇の前に座って礼拝するとき、拝む延長線上に宗派の総本山がある方向に安置します。
本山によって、住む場所によって、西向きにも東向きにも南向きにもなります。真言宗はこの考えを推奨するようです。

上記の通り、どの説をとるかでお仏壇の向きはどの方向にも変わります。あまり向きにはこだわらず住宅の事情に合わせて問題ないでしょう。


お仏壇の設置場所はどこがいいの?

お仏壇の設置場所はどこがいいの?

家の中でのお仏壇の設置場所は家族で毎日拝める場所を選ぶことが重要です。

従来は和室の「床の間」や「地袋(床の間の脇の小戸棚)」などに設置するのが一般的でしたが、近年では和室自体を設けない住宅などもあり、 モダン仏壇は洋間に置いても違和感がないという事からリビングなどに設置する方も多くなっております

またお仏壇は木材で出来ているので、冷暖房が直接当たってしまう場所や直射日光が当たる場所は劣化を早める為、避けて下さい

また同じ部屋の中に神棚を設けている場合、神棚とお仏壇が向かい合うのは避けたほうが良いでしょう。 どちらかに拝んでいるときに背を向けてしまうということから「凶相」であるといわれています。 2つ同じ部屋にを置く時は、並べて置くか、L字になるように置きましょう。


お仏壇のサイズの○○号って何?

お仏壇のサイズの○○号って何?

お仏壇の「高さ」を表すのに○○号という表記で表します。

仏壇・仏具の寸法は尺寸法が基本になっています。(1寸=約3cm 1号=約3cm)

例えば20号のお仏壇の場合、20×3でお仏壇の高さは60cmのお仏壇といった表記です。
上記をまとめると、高さ表記の〇〇号は「3」を掛ければ実際のお仏壇の高さとなると思って頂ければと思います。


お仏壇の種類はどれを選べばいいの?

お仏壇の種類はどれを選べばいいの?

お仏壇には、モダン仏壇と伝統型仏壇(唐木仏壇や金仏壇)があります。かつては宗派ごとに仏壇の形式が決まっていましたが、現代では多くのご住職様が様々な祈り方を受け入れており、お好みのデザインを選ぶことができます。近年では、全国的にモダン仏壇の出荷数が増えて主流です。

モダン仏壇(近年のスタンダード)

モダン仏壇は家具調仏壇やリビング仏壇とも呼ばれ、現代の生活様式に合ったタイプです。洋間・和室問わず設置できるため、人気が高まっています。特に首都圏では、お仏壇全体の出荷数の9割がモダン仏壇です。故人の好みやイメージに合わせやすい点も人気の理由です。宗派に関係なく使用でき、ウォールナットやメープルなどの家具材を用いて作られています。

伝統型仏壇(唐木仏壇)

唐木仏壇は、黒檀や紫檀などの輸入銘木や、ケヤキや桑などの国産銘木を使用し、木材の木目を生かして作られた伝統的な仏壇です。宗派による形の違いはなく、どの宗派でも使用できます。ルミエールでは唐木仏壇の取り扱いはありませんが、唐木の木材を用いて、シンプルな「和モダン仏壇」というジャンルで販売もしています。

伝統型仏壇(金仏壇)

金仏壇は、白木を素地に漆やカシューで仕上げ、金箔や金粉で装飾された豪華な仏壇です。蒔絵、彫刻、錺金具など日本古来の伝統工芸技法が用いられています。特に浄土真宗の各派で金仏壇が推奨されていますが、他の宗派でも使用できます。

以上のように、お仏壇には様々な種類があり、現代のライフスタイルに合わせたものを選ぶことができます。


お仏壇の購入価格は平均でいくら位?

お仏壇の購入価格は平均でいくら位?

全国のお仏壇の平均購入価格は「約33.6万円」です。

こちらのデータは東証一部上場企業の「鎌倉新書」という仏事のデータ会社のお客様購入金額データをもとに作成したものです。


お仏壇の保証期間はありますか?

ルミエールでは「5年間のお仏壇・家具・仏壇台の保証制度」を設けております。通常に使用していたのに扉が開かなくなったなどそのような事がありましたら「保証期間内でしたら無料で修理」させて頂きます。

詳しくは「5年保証期間内の修理依頼【0円修理】」をご覧ください。


長男ではないのでお仏壇はいらない?

伝統的に長男が仏壇を継承するという習慣が根強く残る地方でも、その慣習に変化が見られます。長男でなくても、故人への敬意を表すためにお仏壇を飾り、ご供養される方が多くなっています。現在は、以前のような世襲制度がなくなり、長男次男に関わらず、しっかりとご供養したい方はされるし、されない方はされないという風潮です。

こうした変化により、個人や家族の信仰や価値観に基づいて、仏壇の在り方も多様化しています。例えば、故人のお位牌が複数存在することについて質問されることがありますが、お位牌が複数あることは全く問題ありません。過去の偉人でも位牌やお墓が全国各地に複数存在する例があるように、多くの人々から手を合わせてもらえることは、故人にとって幸せなことです。さらに、地域によっては、子供の数分だけお位牌を作る「位牌分け」という習慣も存在します。

このように、現代の仏壇文化は伝統を尊重しつつも、現代の生活環境や価値観に合わせて柔軟に変化しています。


お仏壇が一つの家に二つあっても良いのですか?

普通お仏壇は一家に一つですが、いろいろな事情で二つある家庭もあります。

例えば、

  1. 家族の中に代々の宗旨とは別の宗旨を信心している人がいる
  2. お嫁さんの実家のお仏壇を引き取ることになった

などです。

1.の場合は「信仰の自由」を尊重し、それぞれの部屋に置いてお祀りすればよいでしょう。ですが本来のルールとしては同じ家のなかに複数のお仏壇がある状態ですが、基本的には好ましくないとされています。

2.の場合は、置く場所の都合で困難な時は、奥様の実家のお仏壇は整理するようになります。奥様の実家のお位牌を一緒にまつることも、ご家族の了解さえあれば問題ありません。お仏壇を1つにまとめるのは決して悪いことではありません。

また先々、お子様が先祖の仏壇や位牌を見ていくことを考えれば、一つにまとめてあげた方が良いでしょう。


お位牌はいつまでに作るの?

葬儀のときの「白木位牌は49日法要までの仮の位牌」ですから、49日法要までに仏壇店で本位牌につくり変えます。


新しく作った本位牌は、49日法要の時に菩提寺の住職に魂入れをしていただきます
49日法要をお寺で行うときは、お寺さんに本位牌と仮位牌(白木位牌)を持参して魂の移し替えをしていただき、帰宅後、お仏壇に安置します。


お位牌は複数あってもいいの?

この質問はお客様から多く受けます。故人のお位牌が複数あることは、仏教上も全く問題ありません。過去の偉人などをみてもお位牌やお墓などは全国各地に必ずと言っていいほど複数あります。それだけ多くの方から手を合わせてもらえることこそ、故人にとっては幸せなのではないのでしょうか。位牌分けといって子供の数分、お位牌を必ず作るという地域もあります。


ガラス位牌やクリスタル位牌が素敵ですが、本位牌として問題ないの?

ガラス位牌やクリスタル位牌が素敵ですが、本位牌として問題ないの?

ガラス位牌やクリスタル位牌は、現代的で美しいデザインが特徴で、故人を偲ぶための新しい選択肢として人気があります。
仏教において位牌が必ず木製でなければならないという決まりは存在しません。最も重要なのは、位牌が故人を偲ぶための故人そのものであるという点です。故人の記憶を適切に反映し、祀ることができるならば、材質や形状は何も気にする必要はないでしょう。


浄土真宗ですがお位牌を作らない宗派と聞きました。本当に作らなくていいの?

浄土真宗ですがお位牌を作らない宗派と聞きました。本当に作らなくていいの?

浄土真宗では、亡くなった人は阿弥陀仏の救済によってすでに極楽浄土に往生していると考えられています。そのため、位牌を作らずに、「過去帳」や「法名軸」で故人を供養するのが宗派上は正式とされています。

しかし、お位牌を作りたいという気持ちは自由です。宗派の教えに関係なく、お位牌を作るお客様は多くいらっしゃいます。当店の浄土真宗のお客様のお位牌作成の割合としては「4割はお位牌」「3割は過去帳」「3割は法名軸」を作成されていきます。

お位牌を作るか不安な場合は、菩提寺に相談しましょう。もし浄土真宗の正式な供養をされたいという方は「過去帳」や「法名軸」での供養をご検討下さい。

※ちなみに浄土真宗には多くの派がありますが、その中で「浄土真宗高田派」に関してはお位牌を作ることが正式とされています。


異なる宗派のお位牌を一緒に祭ってもいいの?

例えば長男・長女で結婚されて両親の位牌がそれぞれある場合など、このようなケースは多々あることです。

お仏壇に異なる宗派のお位牌を祀ることに関しては、ご家族さえよければ問題ないです。

宗派に関してはもともと別々のご宗派だった家が一つになるので「梵字」や住職によって異なる「行年・享年の書き方」などが違うと思いますが、今後作るお位牌に関しては、お付き合いされていくお寺さんの書き方に合わせていくとよいでしょう。


無宗教ですがお位牌はいるの?

無宗教ですがお位牌はいるの?

無宗教の場合、お位牌を作るかどうかはご家族の意思でお決めになられれば良いと思います。ですが日本人の感覚からいえばやはり祈りの対象としてお位牌を持つことをお勧めします。

無宗教などの方で戒名が無い場合は、一般に「○○○○之霊位」というように生前の名前を表面に記入して位牌を製作します。その場合、裏面は没年月日と行年(享年)を裏面に記入します。


お位牌のサイズの選び方を教えてください。

お位牌のサイズの選び方を教えてください。

本尊とのバランス1

ご本尊より背が高くならないように「ご本尊の総高 > 回出位牌の総高」でお位牌を作るようにします。 お仏壇において一番重要性が高いものはご本尊となるためです。仏教的視点からお仏壇の中で「ご本尊は師匠」で「お位牌は弟子」の関係です。なので師匠の高さは超えないようにするのが良いといわれています。

本尊とのバランス2

推奨のバランスとしては、上記のようにお仏壇に設置した際にお仏壇の最上段にある「ご本尊」の目線より背が高くならないようにするのが、良いバランス例です。ですが段数が少ないお仏壇もありますのでこちらはあくまで必ずではないですが、推奨としてお考え下さい。

既存位牌とのバランス

ご先祖様のお位牌より背が高くならないように作るようにすると良いでしょう。

それゆえ、新しくお仏壇とお位牌を購入される場合は、最初に小さいお位牌を作ってしまいますとその後の位牌がどんどん小さくなってしまいますので、お仏壇に合わせあまり小さすぎないお位牌をお選びいただくことをお勧めいたします。


お位牌は電話で注文できますか?

お位牌は文字入れ商品ですので、お電話でのご注文は「聞き間違い」の原因にもなるため電話注文は受け付けておりません。

ネット上から文字入れ情報を記入の上、ご注文をお願いいたします。


お位牌のネット通販で心配です。きちんと届きますか?

当店では月間300本程度の位牌を製作し、間違いなくお届けできるよう以下のような受注体制を設けております。

■レイアウト確認サービス(+500円)
彫りの着工前に文字内容やレイアウトに間違いがないか、位牌の校正画像をメールでご確認いただけるサービスです。
校正の修正は2回までは追加料金がかかりません。

■納期管理
万が一お位牌の在庫状況などによりご法要日までにお届けが困難な場合には、受注後速やかにご連絡いたします。

お客様にご不安がないようきめ細やかなご連絡を徹底しておりますので、どうぞ安心してご注文くださいませ。


お位牌には保証期間はありますか?

ルミエールでは「5年間のお位牌の保証制度」を設けております。通常に使用していたのに不具合等がありましたら「保証期間内でしたら無料で修理」させて頂きます。

保証規定

以下の場合は無料保証の対象外となりますのでご注意ください。

・取扱い説明書に反する使用によって生じた不具合・故障
・お買上げ後の移動・落下・衝撃によって生じた不具合
・天災によって生じた不具合・故障(地震・火災・風水害・落雷等)
・保証期間を過ぎた場合

特記事項

・保証期間はお位牌がご自宅に到着してからの期間となります。
・入魂後のお位牌は魂抜きを事前に菩提寺にして頂いてから当社がお預かりする形となります。
・寺院にお支払いするお布施代金などは保証対象外です。
・保証・交換の際、対象商品が製造・販売中止の場合、当社が指定する同等の代替品と交換となる場合があります。
・商品保証は国内のみ有効となります。
・商品保証は当社から直接ご購入頂いた商品のみ有効となります。

上記の保証期間はあくまで目安であり、保証期間後でも柔軟に対応させて頂きたいと考えております。
是非、ご安心してご購入くださいませ。


お位牌を購入した後は入魂するの?

お位牌を購入した後は入魂するの?

「お位牌」を購入した際には寺院に入魂して頂きます。

多い流れとしては49日法要の際に「49日までの仮位牌」と「仏壇店で作った本位牌」をもっていき、新しい本位牌へ魂の移し替えをしてもらいます。

その際に寺院に渡す御礼の表書きは「お布施」です。当店ではお位牌購入者様へ無料で「お布施袋」をサービスしています。

ご本尊(仏像や掛け軸)を新しく購入したときには、なるべく同時のタイミングで入魂(開眼供養)を行います。その際は「お布施」と「開眼供養料」の両方を用意するのが一般的です。


お位牌がたくさんあって仏壇に収まらないのです。何か良い方法があれば教えてください。

お位牌がたくさんあって仏壇に収まらないのです。何か良い方法があれば教えてください。

お位牌は複数のお位牌をまとめる方法が2通りありますのでご紹介致します。

回出位牌にまとめる

1つ目は、回出位牌(繰出位牌)に変えて複数のご先祖様のお位牌をひとつにまとめることができます。
回出位牌は商品によりますが大体8枚~10枚くらい札板が入っています。

先祖代々の位牌を作り、文字情報は過去帳へ

2つ目は、『○○家先祖代々之霊位』という形で新しくお位牌を作り、ご先祖様のお位牌をひとつにまとめます。
その際、戒名などの入ったご先祖様のお位牌はお寺さんに依頼し、お焚き上げします。この場合、ご先祖様の戒名などが分からなくなってしまいますので「過去帳」という仏具にご先祖様の戒名等を記入しておけばなお丁寧でしょう。


お仏壇に「本尊」を飾る意味を教えてください。

お仏壇に「本尊」を飾る意味を教えてください。

まず初めにお仏壇の元々の意味は広い意味で「寺院の自宅版」です。寺院の本堂には必ずご本尊様があるように、お仏壇にもご本尊様があることにより「故人が仏の世界でもお守りされる」、また「生きている私達も守ってもらえる」と考えられています。また、お仏壇本来の意味合い的にも、ご本尊様はお仏壇の中では、一番重要なものとされています。そしてご本尊はその家に代々受け継がれて残っていくものです。

なのでお仏壇を飾る本来の意味から考えると「本尊」はお仏壇になるべくあったほうが良いでしょう。

また仏教とは異なりますが「風水」の観点からも家にご本尊を迎えることは非常に良いとされています。本尊は、家の中に良い気を呼び込み、悪い気を払うと言われています。


お仏壇に「脇侍」を飾る意味を教えてください。

お仏壇に「脇侍」を飾る意味を教えてください。

脇侍(わきじ)は 真ん中のご本尊の「両脇に安置される仏像または掛け軸のこと」です。脇仏や脇掛といったりもします。

仏教はもともとインドで始まり、もとは宗派などありませんでしたが、インドから中国や日本に伝わり「高僧」により仏教に対する考え方などに違いが生じた為、色々な宗派が生まれました。

脇侍(わきじ)は基本的にその「宗派を作った開祖」や、宗派を救ったり広めたりした「中興の祖」や「その宗派の教え」などを主に「掛け軸」で両脇に飾ります。

今はあまりないとは思いますが、以前は厳格な寺院などは必ず飾ってくれという寺院もあったようです。現在では任意の仏具という位置付けです。「自身の宗派にしっかりとした信仰がある方は飾られる」といった仏具となります。

ちなみに「掛け軸タイプの本尊」カテゴリには3尊仏といって1枚の掛け軸で3尊がまとまっている商品もあります。スペース上の問題がある方にはおすすめです。


宗教心がないのですが、飾らなくても大丈夫?

本尊を飾られずに供養されるお客様も一定数いらっしゃいます。当店のお客様では8割の方は本尊を飾り、残りの2割の方は本尊なしで飾る、といった感じです。

本尊を何のために飾るのかを知った上での判断であれば、問題ないとルミエールは考えます。本尊を購入しない分、お位牌をその分良いものにしてあげたいとか、そんな供養も素敵だな思っています。

なのでそんなお客様に向けた供養の仕方もページ内では随所でご紹介していますのでWEBサイトをくまなくご覧頂けますと幸いです。


仏像タイプと掛け軸タイプはどちらが良いのですか?

仏像タイプと掛け軸タイプはどちらが良いのですか?

仏像タイプの本尊」と「掛け軸タイプの本尊」があり、宗派に合わせたものを飾ります。基本的にどちらでも大丈夫です。

仏像タイプの場合、お仏壇としての尊厳がでます。価格は20000円~といった感じです。希少価値の高い白檀などの木材で作られた高級仏像などもあります。

掛け軸タイプの場合、少し略式感はありますが、デザインがシンプルなものも多いです。価格は5000円~といった感じです。

ただし日蓮宗だけは、少し特殊で、掛け軸だけ飾ることが多く、仏像だけを飾るということはあまりありません。詳しくは「日蓮宗のご本尊・脇侍の選び方と宗派作法」をご覧ください。


本尊・脇侍をお仏壇に飾る際はどこに飾るの?

本尊・脇侍をお仏壇に飾る際はどこに飾るの?

ご本尊は①の位置の「お仏壇中央の一番高い位置に飾る」のが決まりです。

そしてご本尊の頭の上には何も飾らない置かないようにしてください。(仏壇の上にはモノを何も置かない)

脇侍の飾る位置は②の「本尊の両脇」になります。掛け軸の基本的に脇侍の絵柄の僧侶などが内側に向くように作られています。ですが一部宗派は文字だけだったりしますので左右を間違えて飾らないないようにして下さい。(各商品ページで左右を確認)


両親の供養のために本尊を飾ります。父方と母方で「宗派が違う場合」はどちらの宗派に合わせる?

ご家族の意思をまずは尊重します。特にない場合は、下記のパターン順で決めると良いでしょう。

■パターン1:入魂してもらう寺院の宗派に合わせる。

これが一番多く、そしてスマートです。寺院に対しても良いでしょう。もし、お位牌などを入魂する予定がない場合はどちらか一方の宗派に合わせ、その宗派の本尊を飾ります。

■パターン2:両方の宗派の本尊を飾る。

あまりないケースですが、この場合、同じお仏壇内で2つの宗派があることで、飾り方の違いなどが生じることがあります。(例えば一方はお位牌を設けない宗派であったり)

いずれの場合もご家族で納得した形にすることが重要です。そのために寺院に相談してみるのも良いでしょう。


「無宗派」なのですが本尊を飾る場合、どれを飾ればいいでしょうか?

無宗派の場合のご本尊選びは、正解はありません。大切なのは、ご自身が納得できる本尊を選ぶことです。下記に無宗派の方に適した本尊を一部ご紹介します。

【1】釈迦如来
仏教の開祖であり、最も普遍的な仏様です。悟りの象徴であり、慈悲と知恵を表します。無宗派の方にとって最も安心感のある選択肢と言えるでしょう。当店では「仏像タイプの本尊」「掛け軸タイプの本尊」の両方で販売中です。

例)
・桧木仏像 上彫り 丸台座 座釈迦
・スタンド型掛け軸「遥」ウォールナット色 小サイズ


【2】阿弥陀如来
西方極楽浄土の教主であり、死後の安楽往生を願う人々に信仰されています。慈悲深い表情で、多くの信者を救済する仏様です。「座っている阿弥陀如来(例:天台宗の座弥陀)」「立っている阿弥陀如来(例:浄土宗の舟立弥陀、浄土真宗西の西立弥陀、浄土真宗東の東立弥陀、)」などすべて阿弥陀如来になります。

例)
・桧木仏像 丸台座 舟立弥陀
・桧木仏像 上彫り 丸台座 座阿弥陀
・スタンド型掛け軸「遥」ウォールナット色 小サイズ

【3】十三仏
釈迦如来の入滅から涅槃に至るまでの13の仏様を表します。それぞれ異なる功徳を持つとされ、様々な願いを叶えてくれると言われています。当店では「仏像タイプの本尊」「掛け軸タイプの本尊」で両方で販売中です。

例)
・本柘植仏像 上彫り仕上げ 座釈迦 十三仏光背
・本柘植仏像 上彫り仕上げ 座阿弥陀 十三仏光背
・新世紀掛軸 綺羅 十三仏


本尊の「サイズ」の選び方を教えてください。

本尊の「サイズ」の選び方を教えてください。

ご本尊はお仏壇中央の一番高い位置に飾りますが、バランスよく飾れるようにサイズの選び方をご紹介致します。

■必須

ご本尊お位牌を真横に並べた際に「ご本尊の高さ(後ろの光背を含む)」は「お位牌の高さ(総高)」よりも高くする方が良いです。商品ページで総高を確認して、「ご本尊が大きくなるように」選ぶと良いでしょう。

■推奨

お位牌を一段下に飾った際に理想としては「ご本尊の目線の位置」より、一段下にある「お位牌の最上部」が下にあることが理想のバランスとされています。ですが段数が少ないお仏壇などではこれは満たせないので、あくまで推奨という形です。


仏像の「木材」の選び方を教えてください。

仏像の「木材」の選び方を教えてください。

仏像は「木材の種類」で大きく価格が変わります。木材には「桧木/本柘植/檀木/白檀」がありますので特徴をご紹介致します。

■桧木(ヒノキ)製
桧木は、美しい光沢があり、特有の芳香がある木材です。日本最古の木造建築、法隆寺にも使われていることから見ても耐久性・耐朽性の高さがある木材です。白色に近い木材の色合いで、香りはアロマで良く香るようなヒノキの香りです。柔らかい木材なので彫りの細かさはありません。価格は約20,000円~お求めいただけます。

■本柘植(ツゲ)製
本柘植は漢字で「木の石」という文字からなっている通りに非常に硬い木材で重量感があります。仏像の木材の中では最も硬い木なので細かく美しい彫りが最大の魅力です。眼入りや切金などのカスタマイズが一番多いのも本柘植です。色合いは黄色に近い色合いで、香りはほのかな木材の香りです。価格は約55,000円~お求めいただけます。

■檀木(ダンボク)製
檀木で作られた仏像を指す「檀像」という言葉が仏教の経典によく見られるように、古来より仏教と密接な関わりがあった木材です。非常に希少でかつ高価なことから古来より日本の仏師憧れの材でした。特徴は白檀に非常に近く、色合いは茶に近い濃い色合いで、香りは白檀のようには無いです。価格は約140,000円~お求めいただけます。


■白檀(ビャクダン)製
白檀(ビャクダン)といえば爽やかな甘い芳香で優美な気品高い香木です。褐色の色合いはとても深みがあります。原木の輸出が禁止されており、とても希少材料となり木材としては非常に価値のある材料です。色合いは茶に近い濃い色合いで、白檀特有の香りがあります。価格は約280,000円~お求めいただけます。


本尊・脇侍には購入後は入魂するの?

本尊・脇侍には購入後は入魂するの?

寺院にもっていき「開眼供養(入仏式)」という本尊や脇侍に入魂をしてもらいます。

もし49日法要の入魂の際にお位牌を入魂される予定がある場合は「ご本尊お位牌」を一緒に入魂される形がスマートです。

当店でご本尊を購入いただいた方にはその際に寺院に渡す「開眼供養の熨斗袋」を購入者様に無料でサービスしております。

開眼供養の際の熨斗袋の表書き

  • 浄土真宗本願寺派 → 入仏式御礼(紅白の結び切りの水引)
  • 浄土真宗本願寺派 → 御移徒御礼(紅白の結び切りの水引)
  • 他全宗派 → 開眼供養御礼(紅白の結び切りの水引)