この記事では、ご自宅にあるものから宗派を確認する方法を分かりやすく解説します。宗派を正確に把握することはお仏壇やお墓を新たに作るために重要です。特定できる宗派の数はニッチな宗派も含めて13派からご紹介します。宗派の特定は、歴史ミステリーを解き明かすような作業です。一つずつ確認していくことで、宗派の輪郭が見えてくるはずです。画像と見比べて、じっくりと検証していきましょう。
ステップ1:菩提寺がある場合は菩提寺の宗派を検索してみる
菩提寺(ぼだいじ)とは家のお墓があるお寺さんを指しますが、もしそのようなお付き合いのある寺院がある場合は、その寺院の宗派を調べることで宗派が分かります。基本的には自身の家の「宗派」は菩提寺と同じ宗派です。
菩提寺がない、もしくはお寺さんとの付き合いがない方は下記にお進みください。
ステップ2:仏像や掛け軸などの「本尊」からヒントを得る ― 仏具アイテムからの情報収集
ご実家のお仏壇などに本尊(仏像や掛け軸)があった場合、宗派を特定する上で重要な手がかりとなります。これらのアイテムを丁寧に調べ、情報収集を行いましょう。以下に、具体的な確認ポイントを挙げ、それぞれの宗派の特徴を解説します。
両脇に配置する主に掛け軸を脇侍と言いますが、これは同じ宗派はほとんどありません。(一部宗派を除く)なので脇侍が下記の組み合わせであっていればほぼ確定と思って頂いて良いでしょう。お仏壇に真ん中の本尊しか飾っていない場合は確定は難しいのですが、候補を絞ることが可能です。
宗派名 | 浄土宗 | 浄土真宗本願寺派(西) | 浄土真宗大谷派(東) | 天台宗 | 真言宗 | 日蓮宗 | 臨済宗妙心寺派 | 曹洞宗 | 浄土真宗高田派 | 浄土真宗佛光寺派 | 融通念仏宗 | 時宗 | 黄檗宗 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
仏像タイプの本尊の場合 | ![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
掛け軸タイプの本尊の場合 | ![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
本尊名 | 本尊:舟立弥陀 脇侍:円光大師、善導大師 |
本尊:西立弥陀 脇侍:蓮如上人、親鸞上人 |
本尊:東立弥陀 脇侍:九字名号、十字名号 |
本尊:座弥陀 脇侍:伝教大師、天台大師 |
本尊:大日如来 脇侍:不動明王、弘法大師 |
本尊:曼荼羅 脇侍:大黒天、鬼子母神 |
本尊:座釈迦 脇侍:花園法皇、無相大師 |
本尊:座釈迦 脇侍:常済大師、承陽大師 |
本尊:東立弥陀 脇侍:九字十字名号、親鸞聖人 |
本尊:阿弥陀如来 脇侍:十字名号、九字名号 |
本尊:舟立弥陀 脇侍:法明上人、良忍上人 |
本尊:舟立弥陀 脇侍:真教上人、一遍上人 |
本尊:座釈迦 脇侍:陰元禅師、達磨大師 |
特徴 | 仏像の特徴は立っている阿弥陀如来。後ろの光背が舟形の形状が特徴。時宗や融通念仏宗と共通。脇侍は両脇とも立っている僧侶の絵柄。 | 仏像の特徴は立っている阿弥陀如来。後ろの光背が西型の後光がさしたような形状+唐草模様の光背が特徴。脇侍は僧侶が内側を向いて座っている絵型。 | 仏像の特徴は立っている阿弥陀如来。後ろの光背が東型の後光がさしたような形状+蓮華の光背が特徴。脇侍は文字が入った掛け軸になります。 | 本尊の特徴は座っている阿弥陀如来。手の形が数字の8を書いたような印が特徴。ただし天台宗は特定の本尊を決めていない宗派なので変わる可能性あり。脇侍は頭に布を巻いた僧侶が椅子に座っている絵柄です。 | 本尊の特徴は座っていて王冠をかぶっている大日如来。基本的には大日如来があれば真言宗が確定ですが、天台宗でも採用されることが稀にあり。 | 本尊の特徴は曼荼羅という絵柄の掛け軸がベースとなります。またその手前に日蓮上人を飾ることが正式です。脇侍は大黒天と鬼子母神で特徴的です。また三宝尊という大きな仏像を飾ることもあり。 | 仏像の特徴は座っている釈迦如来。手の形が楕円形を書いたような印が特徴。脇侍は布が掛かった椅子に座っている右側の僧侶、台で正座している僧侶が左側の絵型です。臨済宗妙心寺派を紹介しましたが多くの派があるため両脇は異なるケースがあります。 | 仏像の特徴は座っている釈迦如来。手の形が楕円形を書いたような印が特徴。脇侍は布が掛かった椅子に座っている僧侶が内側を向いて座っている絵型。 | 本尊の特徴は立っている阿弥陀如来。後ろの光背が東型の後光がさしたような形状+蓮華の光背が特徴。脇侍は左側に2行の文字が書かれた絵柄。この絵柄がある場合は浄土真宗高田派で確定です。 | 仏像の特徴は立っている阿弥陀如来。後ろの光背が東型の後光がさしたような形状+蓮華の光背が特徴。脇侍は文字が入った掛け軸になります。浄土真宗大谷派(東)と共通です。 | 本尊の特徴は真ん中の絵柄の十一尊天得如来が飾られることが多いのですが、これがあれば確定です。 | 本尊の特徴は立っている阿弥陀如来。後ろの光背が舟形の形状が特徴。浄土宗と共通。脇侍は他の宗派と似ていないためすぐ分かりやすい。 | 仏像の特徴は立っている阿弥陀如来。後ろの光背が舟形の形状が特徴。浄土宗や融通念仏宗と共通。脇侍は左側の棒を持ったお坊さん陰元禅師がいたらほぼ確定です。 |
ステップ3:お位牌の細部をチェック ― 戒名や梵字から宗派を特定する
お位牌の文字情報も宗派を特定する上で重要な手がかりとなります。宗派ごとに違う梵字、戒名(法名)の特徴、これらは宗派を推測することができます。以下に、具体的な確認ポイントを挙げ、それぞれの宗派の特徴を解説します。
宗派名 | 浄土宗 | 浄土真宗本願寺派(西) | 浄土真宗大谷派(東) | 天台宗 | 真言宗 | 日蓮宗 | 臨済宗妙心寺派 | 曹洞宗 | 浄土真宗高田派 | 浄土真宗佛光寺派 | 融通念仏宗 | 時宗 | 黄檗宗 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
宗派で使われる梵字・冠文字 | ![]() |
![]() |
![]() |
![]() ![]() ![]() |
![]() |
![]() |
![]() ![]() |
![]() ![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() ![]() |
梵字名 | キリーク | 梵字は使用されません。法名という文字が稀に入るケースあり。 | 梵字は使用されません。法名という文字が稀に入るケースあり。 | キリーク、ア、バク | ア | 妙法 | 空、バク | 空、バク | 法名 | 法名 | キリーク | キリーク | 空、バク |
梵字の特徴 | 阿弥陀如来を表す梵字になります。融通念仏宗や時宗でも入れることがあります。 | 他宗派での戒名を浄土真宗では法名と呼びます。もし入っていたら浄土真宗で間違いないですが派までは特定出来ません。 | 他宗派での戒名を浄土真宗では法名と呼びます。もし入っていたら浄土真宗で間違いないですが派までは特定出来ません。 | 主に「キリーク(阿弥陀如来)」ですが「ア(大日如来)」「バク(釈迦如来)」なども稀に入ることがあります。 | 「ア(大日如来)」が入ります。アの梵字があれば高い確率で真言宗だと思ってよいでしょう。 | 妙法の冠文字があれば高い確率で日蓮宗だと思ってよいでしょう。ただし少数ですが法華宗の場合もあり。 | あまり梵字、冠文字は入れない宗派ですが「空」や「バク(釈迦如来)」などが稀に入ることがあります。これらの文字があれば座禅を組む「禅宗系のいずれかの宗派」で間違いないです。 | あまり梵字、冠文字は入れない宗派ですが「空」や「バク(釈迦如来)」などが稀に入ることがあります。これらの文字があれば座禅を組む「禅宗系のいずれかの宗派」で間違いないです。 | 他宗派での戒名を浄土真宗では法名と呼びます。もし入っていたら浄土真宗で間違いないですが派までは特定出来ません。 | 他宗派での戒名を浄土真宗では法名と呼びます。もし入っていたら浄土真宗で間違いないですが派までは特定出来ません。 | 阿弥陀如来を表す梵字になります。浄土宗や時宗でも入れることがあります。 | 阿弥陀如来を表す梵字になります。融通念仏宗や浄土宗でも入れることがあります。 | あまり梵字、冠文字は入れない宗派ですが「空」や「バク(釈迦如来)」などが稀に入ることがあります。これらの文字があれば座禅を組む「禅宗系のいずれかの宗派」で間違いないです。 |
戒名の特徴 | 戒名の中に「誉」がつくことが一般的です。例:「〇〇院△誉〇〇居士」誉号は浄土宗独自のものです。 | 法名は通常「釋〇〇」のようになります。ただし稀に「釋蓮光院慧照」のように長い法名の場合があります。ですがいずれも釋(釈)から始まります。 | 法名は通常「釋〇〇」のようになります。ただし稀に「釋蓮光院慧照」のように長い法名の場合があります。ですがいずれも釋(釈)から始まります。 | 「〇〇院◇◇△△居士」の形式が一般的。 | 「〇〇院◇◇△△居士」の形式が一般的。「阿、真、密、空、法」など密教的な文字が使われることが多い。 | 「〇〇院◇◇日△居士」の形式が一般的。日蓮宗では「日」の字が入る。男性の場合は「法」の文字を、女性は「妙」の文字を付けるのが通例です。 | 「〇〇院◇◇△△居士」の形式が一般的。「道、徳、心」など修行や徳を象徴する文字が多く用いられます。 | 「〇〇院◇◇△△居士」の形式が一般的。「道、徳、心」など修行や徳を象徴する文字が多く用いられます。 | 浄土真宗の法名は釋から始まる3文字(女性は釋尼から始まる4文字)の法名からなるのが一般的ですが、真宗高田派では「釋+道号2字+法名2字+位号(例:釋正道常和信士)」と入り計7字が一般的です。 | 法名は通常「釋〇〇」のようになります。いずれも釋(釈)から始まります。 | 「〇〇院◇◇△△居士」の形式が一般的。「念」が使われることが多いです。 | 「〇〇院◇◇△△居士」の形式が一般的。「念」が使われることが多いです。 | 「〇〇院◇◇△△居士」の形式が一般的。「道、徳、心」など修行や徳を象徴する文字が多く用いられます。 |
ステップ4:仏具に家紋があったら要チェック ― 仏具アイテムからの情報収集
従来型の仏具は家紋が入っているものがあったりします。この家紋から宗派を読み取れることがあります。ただし、家の家紋でこだわって作られた場合も考えられますので「家の家紋とい違う家紋がもし仏具にあったら」下記の表と照らし合わせて下さい。特に「打敷(うちしき)」という敷物の仏具などに家紋が入っていることがあります。
宗派名 | 浄土宗 | 浄土真宗本願寺派(西) | 浄土真宗大谷派(東) | 天台宗 | 真言宗 | 日蓮宗 | 臨済宗妙心寺派 | 曹洞宗 | 浄土真宗高田派 | 浄土真宗佛光寺派 | 融通念仏宗 | 時宗 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
宗派の家紋 | ![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() ![]() ![]() ![]() |
![]() |
![]() |
![]() ![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
家紋名 | 月影杏葉 | 下がり藤 | 抱き牡丹 | 三諦章 | 五三の桐、輪違、桔梗、左三つ巴(派によって異なる) | 井桁橘 | 妙心寺八つ藤 | 久我山竜胆紋、五七の桐 | 五七の桐 | 佛光寺藤紋 | 融通念仏宗五つ銀杏 | 隅切三 |
ステップ5:宗派色があるお仏壇と仏具から読み解く ― 仏具アイテムからの情報収集
従来型の仏具は宗派色が残っていたりします。例えば「この仏具を飾るのは〇〇宗だけ」とかあったりしました。(今はほとんどありません)
なので昔から引き継がれてきたお仏壇などはそのような足跡が残っている可能性がありますのでご紹介致します。
【お仏壇】「金仏壇」なら浄土真宗が濃厚、「唐木仏壇」ならその他の宗派
浄土真宗の各派では「金仏壇」を推奨しています。なのでもし実家の仏壇が「金仏壇」だったら浄土真宗の可能性が高いと思って頂ければと思います。
【仏具】もしこれらの仏具があったら、浄土真宗本願寺派が濃厚な仏具たち
これらの仏具は「浄土真宗本願寺派」でしか飾らない仏具です。もしこれらの仏具があれば間違えて飾っていない限りは、「浄土真宗本願寺派」が濃厚となります。浄土真宗大谷派との違いの特徴としては黒光色の仏具が多いことです。
【仏具】もしこれらの仏具があったら、浄土真宗大谷派が濃厚な仏具たち
これらの仏具は「浄土真宗大谷派」でしか飾らない仏具です。もしこれらの仏具があれば間違えて飾っていない限りは、「浄土真宗大谷派」が濃厚となります。浄土真宗本願寺派との違いの特徴としては金色の仏具が多いことです。
ステップ6:お墓の調査 ― 墓石の形状や銘文から宗派を推測する
お墓の形状、そして墓石に刻まれた銘文なども、宗派を判断する上で役立ちます。ですがお墓の場合は確定はできなく推測程度です。以下に、具体的な確認ポイントを挙げます。
- 墓石の形状:墓石の形状は、宗派によって大きく異なります。例えば、五輪塔は真言密教系の宗派、宝篋印塔は浄土系や日蓮宗などに見られます。墓石の形状から宗派を推測してみましょう。
- 墓石の銘文:墓石には、故人の戒名や没年月日などが刻まれています。銘文を確認することで、宗派を特定できる可能性があります。墓石の銘文を丁寧に読み解き、宗派を推測してみましょう。
宗派名 | 浄土宗 | 浄土真宗本願寺派(西) | 浄土真宗大谷派(東) | 天台宗 | 真言宗 | 日蓮宗 | 臨済宗妙心寺派 | 曹洞宗 | 浄土真宗高田派 | 浄土真宗佛光寺派 | 融通念仏宗 | 時宗 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
墓石の銘文 | 「南無阿弥陀仏」が書かれることがある。 | 「南無阿弥陀仏」が書かれることがある。 | 「南無阿弥陀仏」が書かれることがある。 | 特定の文字はあまり目立たないが、「南無阿弥陀仏」や「南無妙法蓮華経」が混在することも。 | 「南無大師遍照金剛」や「南無大日如来」が書かれることがある。 | 「南無妙法蓮華経」が書かれることがある。 | 「南無釈迦牟尼仏」が書かれることがある。 | 「南無釈迦牟尼仏」が書かれることがある。 | 「南無阿弥陀仏」が書かれることがある。 | 「南無阿弥陀仏」が書かれることがある。 | 「南無阿弥陀仏」が書かれることがある。 | 「南無阿弥陀仏」が書かれることがある。 |
墓石の形状 | 伝統的な直線型もあれば、五輪塔もあります。 | 伝統的な直線型が多い。浄土真宗は五輪塔をあまり建墓しません。 | 伝統的な直線型が多い。浄土真宗は五輪塔をあまり建墓しません。 | 五輪塔が使われることが多い。 | 五輪塔が使われることが多い。 | 五輪塔が使われることが多い。 | 伝統的な直線型が多い。 | 伝統的な直線型が多い。 | 伝統的な直線型が多い。浄土真宗は五輪塔をあまり建墓しません。 | 伝統的な直線型が多い。浄土真宗は五輪塔をあまり建墓しません。 | 伝統的な直線型もあれば、五輪塔もあります。 | 伝統的な直線型もあれば、五輪塔もあります。 |
戒名の特徴 | 戒名の中に「誉」がつくことが一般的です。例:「〇〇院△誉〇〇居士」誉号は浄土宗独自のものです。 | 法名は通常「釋〇〇」のようになります。ただし稀に「釋蓮光院慧照」のように長い法名の場合があります。ですがいずれも釋(釈)から始まります。 | 法名は通常「釋〇〇」のようになります。ただし稀に「釋蓮光院慧照」のように長い法名の場合があります。ですがいずれも釋(釈)から始まります。 | 「〇〇院◇◇△△居士」の形式が一般的。 | 「〇〇院◇◇△△居士」の形式が一般的。「阿、真、密、空、法」など密教的な文字が使われることが多い。 | 「〇〇院◇◇日△居士」の形式が一般的。日蓮宗では「日」の字が入る。男性の場合は「法」の文字を、女性は「妙」の文字を付けるのが通例です。 | 「〇〇院◇◇△△居士」の形式が一般的。「道、徳、心」など修行や徳を象徴する文字が多く用いられます。 | 「〇〇院◇◇△△居士」の形式が一般的。「道、徳、心」など修行や徳を象徴する文字が多く用いられます。 | 浄土真宗の法名は釋から始まる3文字(女性は釋尼から始まる4文字)の法名からなるのが一般的ですが、真宗高田派では「釋+道号2字+法名2字+位号(例:釋正道常和信士)」と入り計7字が一般的です。 | 法名は通常「釋〇〇」のようになります。いずれも釋(釈)から始まります。 | 「〇〇院◇◇△△居士」の形式が一般的。「念」が使われることが多いです。 | 「〇〇院◇◇△△居士」の形式が一般的。「念」が使われることが多いです。 |
まとめ:ご先祖様への感謝を込めて、宗派を正しく理解しましょう
宗派の特定は、故人の供養を正しく行う上で非常に重要です。この記事で紹介した方法を参考に、ご自宅にある仏具などを丁寧に調べ、宗派を特定してみてください。それでも分からない場合は、仏壇店や寺院に相談することをお勧めします。仏具や戒名に長い期間携わっているスタッフは以外と宗派の特定が得意だったりします。最後までご視聴頂き誠にありがとうございました。