「お仏壇の選び方」や「購入時の気を付けたいポイント」を初めて購入される方にも分かりやすく説明したページです。
お仏壇は何度も購入するものではないと思いますので本ページでしっかりとお仏壇の選び方の知識を付けてから購入されることをお勧めします。
まず初めに
お仏壇のデザインを選ぶ
ということからお話しさせて頂きます。お仏壇は大きく分けると以下の種類に分けられます。
- モダン仏壇(家具調仏壇)
- 唐木仏壇
- 金仏壇
と種類があり、それぞれ上置きタイプと台付タイプがあります。
(※もっと細かく分けることもありますがここでは割愛させて頂きます)
当然ですが昔はモダン仏壇というものはなく、唐木仏壇・金仏壇のみでした。
基本的にはどの種類のお仏壇を選んで頂いても大丈夫です。
宗派による種類の違い
浄土真宗の方はお寺さんで金仏壇を推奨していることが多いということがあります。
ただし、当社でも多くの浄土真宗のお客様が宗派にとらわれず、モダン仏壇を買われることもありますので気になる場合は住職やご家族とご相談されてからご検討されることをお勧めいたします。
タイプによる違い
上置きタイプにするか・台付きタイプにするかは設置する場所によってお選びください。
▼こんなかたは上置きタイプをオススメします▼
- ご家族の方の中には脚が悪くて正座してお参りできない方がいる場合
- 引越しが多くてお仏壇の移動が大変
- 台付き仏壇を設置するほどの場所がない
- 予算が足らない
1.の方には下記のような仏壇台に上置き仏壇を置くという事をオススメしています。
▼こんなかたは台付きタイプをオススメします▼
- お仏壇を置く仏間が自宅にあり、そこに置く予定
- しっかりと祀ってお参りしたい
- 既にあるお位牌が複数あったり、既にあるご本尊が大きい
次に
お仏壇の品質について
ご説明させて頂きます。
まず初めに「お仏壇は見た目だけでは選んではいけません」
このことを伝えてから書き記していきたいと思います。
これはお仏壇だけでなく家具などでも同じですので参考にして頂ければと思います。
お仏壇の産地
国産のお仏壇の良い点をお話させて頂きます。
- 木材の反りが海外製に比べ少ない
- 品質に不透明な部分がなく、日本のしっかりとした基準に基づいて作られている
- 細かい部分などの作りは日本人の丁寧な仕事が見える
1.木材の反りが海外製に比べ少ない
木材は必ず湿気を含んでいます。木材の湿気の含む量は少なすぎてもダメですし、多すぎてもダメです。
何故ダメか・・・木が反ります。海外の湿度で完成されたお仏壇は日本の湿度になれていないので
木材が反ったりという不具合があることが多いです。木が反ると扉が開かなくなったりといった不具合が起こります。
2.品質に不透明な部分がなく、日本のしっかりとした基準に基づいて作られている
お仏壇の芯材のほとんどはMDF(木質繊維板)を使っております。これは木材を粉々にしたものを圧着したものです。
日本ではMDFに入れてよい木材がしっかりと基準で設けられていますが海外は設けられていない場合が多いそうです。こうなると海外では仮に段ボールをMDFの中に入れてもMDFと言えるということになります。この話は仏壇メーカーさんから聞いたのですが怖いなと思いました(‘Д’)
3.細かい部分などの作りは日本人の丁寧な仕事が見える
これは世界でも認められている事だと思いますが、日本のもの作りは品質が高い。これは間違いありません。国民性がしっかりとした品質を作っているんだろうなと思います。海外でもすごく丁寧な仕事をする国もありますが、お仏壇の場合、海外製というとほとんどが中国製になります。
お仏壇店を選ぶ
良い仏壇店を選ぶということもとても重要なポイントです。
と仏壇店が言っていてもなんか営業活動みたいで嫌ですが、ほんとに大切なポイントです。
お仏壇業界はひと昔前は値段が不透明な部分が多かったと聞きます。
お仏壇を買う機会があまりない消費者に対して訪問営業や葬儀社による仏壇店の紹介などが多い時代です。
現在もこのようなスタイルの仏壇店がありますが個人的にはオススメしません。
今の時代はインターネットなどで価格を比べたり、店舗に行く前にホームページでお店の品揃えを見たりと消費者の選択肢が多くなった時代です。
「ホームページにお仏壇の値段をのせている店」これはとても重要なポイントです。こういうお店はしっかりとお店とホームページの価格を連動して販売しているはずですので消費者としても安心出来るはずです。
お客様が一番気に入ったものを買うことこそが一番重要ですし、選ぶポイントはお客様それぞれ違うはずです。
なのでお仏壇を買う前は数店舗まわってみたり、様々な店舗のホームページを見たりしてお店をくらべてみてください。