本日はお仏壇の下に置く台「仏壇台・チェスト・サイドボード」についてサイズの選び方やシーンによって異なる用途の選び方とオススメの下台をご紹介します。仏壇の置台については従来からある「仏壇台」、そしてルミエールで人気なのが一般家具の「チェスト・サイドボード・キャビネット」などのおしゃれな家具に組み合わせるお客様が非常に増えておりますので皆様にもご紹介させていただきたいと思います。
初めにお仏壇を置く台に適したサイズ「高さ」について
お仏壇＋下台（家具）を置いた場合に、「お仏壇を飾る高さ」が高すぎると、お仏壇が地震などで転倒する危険性や「お参りがしにくい」ということになり、あまりオススメできません。
なのでまずはお仏壇は「正座でお参り」or「椅子に座りお参り」or「立ってお参り」これらの3つのお参りの仕方をまずしっかりと決められるのが良いと思います。
正座でお参りにおすすめの高さ
お仏壇を「正座でお参りする方」が圧倒的に一番多いでしょう。
正座でお参りする際は正座した目線の高さくらいにお仏壇の中央がくるぐらいがちょうど良いでしょう。正座すると男性で約95ｃｍ（女性約85ｃｍ）の高さに目線がきます。目線の高さは男女平均で90ｃｍ程度だとして90ｃｍくらいのところにお仏壇の中心が来るように台を選ぶと良いでしょう。
仮に「上に置くお仏壇が60ｃｍ程度の仏壇」の場合は、お仏壇の中心部は30ｃｍだとすると、仏壇台は「高さ60ｃｍ」の仏壇台を選ぶことでお仏壇の中心部まで90ｃｍとなりますので、丁度よい高さだと思います。仏壇メーカーが作る仏壇台は高さ60ｃｍのものが多いのもこのためです。
筆者の感覚から「高さ45～70ｃｍ」のものは、正座してちょうど良い仏壇下台の高さと言えると思います。ただし、仏壇の置台が45～50ｃｍくらいの低めの置台は上に設置するお仏壇のサイズが60～70ｃｍくらいしっかりとしたサイズがあったほうが良いです。
椅子に座りお参りにおすすめの高さ
椅子に座った際に、椅子にもよりますが、男性で120ｃｍ（女性110ｃｍ）程度の目線高さとなります。なのでお仏壇の中心が約110～120ｃｍ程度になるくらいが椅子に座って丁度良い高さです。
仮に「上に置くお仏壇が50ｃｍ程度の仏壇」の場合は、25ｃｍ部分がお仏壇の中心とすると、下台の仏壇台は「高さ75～90ｃｍ」くらいの仏壇台・家具を選ぶことで丁度よいと思います。
また椅子の高さによっても仏壇台の選ぶ高さは若干は変わりますが、大まかには「高さ75～90ｃｍ」くらいの置台は椅子を使用する際に適したサイズの置台と言えるでしょう。
立ってお参りにおすすめの高さ
続いて立ってお参りする場合の仏壇台の高さですが、お仏壇の中心が胸くらいの高さにあるくらいがちょうど良いでしょう。成人男性で約170ｃｍ（女性160ｃｍ）の方の胸の位置ですが、約130ｃｍ（女性約120ｃｍ）くらいで平均125ｃｍになります。そこの高さに「お仏壇の中心がくる高さ」がお参りしやすいサイズとなります。
例えば「上に置くお仏壇が50ｃｍ程度の仏壇」の場合はお仏壇の中心は25ｃｍ地点です。
立ってお参りすることを想定した仏壇台は100ｃｍ前後のものが丁度良い高さの仏壇台と言えるでしょう。
またこの高さの下台になってくると安定性や作りも重視してください。重量のある仏壇を高いところに乗せると落下の危険性が高まりますので必ず上台のお仏壇には滑り止めをすることをおすすめします。
仏壇台が高くなったら必ず設置、お仏壇滑り止め。貼り方のコツ
お仏壇の底面には滑り止めを必ず貼って頂きたいです。床置きのタイプの台付仏壇などとは違い、上下をジョイントしておりませんので大地震や大きな衝撃があった場合には必ず落下の危険性がでてきます。貼り方のコツですがお仏壇の底面４か所に貼るのではなく前側2か所に貼るのをお勧めしております。こうすることで地震の際にはお仏壇が前に来ないで、前だけストッパーが効いて、後ろに下がっていきます。力の逃げどころを作ってあげることも重要なのです。（ルミエールで購入いただいたお仏壇はすべて滑り止めをしてから出荷しております。）
どのように飾るかのシーンで変わるサイズ「幅」について
仏壇台の幅ですがこれはどのように飾りたいかを想像して頂くことで決定します。お仏壇の脇にしっかりと大きな花瓶でお花を供えてあげたい方もいるでしょうし、お仏壇の脇に遺影や思い出の品を飾りたい方もいます。またお盆には提灯を飾ったりと、飾るスペースが多くあることは、供養の選択肢が広がりますのでその点、「チェスト・サイドボード・キャビネット」などの家具もおすすめです。
お仏壇メーカーが作る「仏壇台」は横幅がないものが多く、お仏壇分ぐらいの横幅しかないものがほとんどです。
お仏壇の置き台に「仏壇台」を選ぶか、チェストやサイドボードなどの「家具」を選ぶか
当店のお客様の傾向を見ると「仏壇台」を選ばれる方、「家具」を選ばれる方、ちょうど半分程度です。また他の仏壇屋さんでは家具も合わせて販売するお店が、そもそも当店以外でほとんどありません。ほとんどの仏壇店は従来の仏壇台のみしか販売していませんので、そのような傾向から当店にそのような組み合わせをされたいお客様が集まっている可能性もありますが、参考までに当店のお客様では半々です。
【仏壇台】仏壇台を選ぶメリット。お仏壇の色合いを合わせることができる仏壇台がある。
仏壇台のメリットとして、仏壇と仏壇台を同じメーカーが作る商品が多々あります。そのような商品はお仏壇の色と仏壇台の色が合います。なので統一感をもって飾ることができます。当店では「仏壇台 アローズ」という機種が売れ筋の商品です。人気の秘訣としては様々なシーンを想定したバリエーションが豊富なのでその点が人気の秘訣です。
【家具】仏壇台の代用としてOK！一般家具のチェスト・キャビネット・サイドボードが人気！
リビングにお仏壇を置かれる方が増えています。リビングは家の中でも一番目につく場所！なので上質な家具を置き、その上にお仏壇を飾りたいという方が増えています。以前こんなニュースをみました。コロナ下で「おうち時間」が増えたことで家具などのリビングなどの身の回りにかけるお金が増えたことをニュースで放映しておりました。このような影響や考え方もあるのか、当店では国産でいて上質な家具のみを扱っているからか非常にご購入頂いています。ですが難点としてはどのメーカーも在庫を切らせがちなこと。製造能力の問題です。サイト上では在庫切れのものはしっかりと表示させておりますが、もしご希望の家具があったら在庫確認しキープして頂くことをおすすめします。
仏壇台の機能別のオススメ商品をご紹介
仏壇台は様々な機能を持った仏壇台があります。ご自身のご供養にどんな機能が必要なのかをこのセクションで理解頂ければ幸いです。
膳引きがついている仏壇台
膳引き（仏具板）があると仏具を飾るスぺ－スが非常に広々とします。特にお仏壇でお盆飾りを行いたいと思われている方などは膳引きがついた仏壇台を選ぶと良いでしょう。
ちなみに仏壇メーカーが作る仏壇台はほとんどの種類のもので膳引きがついております。
引き出し付の仏壇台
一般的な仏壇台に多い、引き出しタイプの収納があります。故人様の思い出の品などもまとめたり、お盆飾りなどにまつわるものなども収納できるものあるでしょう。
納骨できる仏壇台
観音扉のように開けるタイプの仏壇台は納骨前の骨箱を収納しておくことができます。
納骨前の骨箱をお仏壇の下に収納される方は非常に多くいらっしゃいます。
またお墓に納骨後は通常の収納としても利用頂くことができます。骨壺を収納できる寸法に作られているため比較的広々しており、小さめの盆提灯などは収納することも可能です。
モダン仏壇台 アローズ600 ウォールナット 納骨可能タイプ
経机がついている仏壇台
経机がついている仏壇台は数が少ないですが少しあります。こちらはお盆飾りなどをそのまま行って頂けますのでまた経机部分は収納になっていたりと工夫がこらされているものもございます。
正座をして経机でお参りするタイプです。
椅子付きの仏壇台
ご家族で脚が悪く正座されるのが大変、という方に選ばれるのが椅子付き（スツール）の仏壇台です。椅子に腰かけてゆっくりと向き合って頂けます。
家具＋仏壇のスタイル別のモダンなインテリアデザインをご紹介
こちらはルミエールで販売中の「チェスト・キャビネット・サイドボード・民芸箪笥」などと組み合わせたイメージです。作りたいインテリア・供養スペースのイメージ参考になれば幸いです。
【和室にぴったり】民芸家具 車箪笥＋デザイン仏壇 白虹
【木の質感が溢れるリビングに】チェスト83ｃｍ＋モダン仏壇
【可愛らしくもあり、ナチュラル】サイドボード120ｃｍ＋旭川モダン仏壇
【民芸家具を現代風にアレンジ】吉野プレミアム 箪笥＋和モダンミニ仏壇
【モダンでスタイリッシュに】サイドボード120ｃｍ＋モダン仏壇
仏壇台のまとめ
仏壇の下台の選び方の知識、インテリアイメージはつけていただきましたでしょうか。
仏壇と比べて、仏壇台はなかなか種類が少なくて、選ぶ選択肢が少ないのがどの仏壇店も現状かと思います。そんな中、ルミエールでは仏壇台のみならず、サイドボード・チェスト・和箪笥まで、お仏壇の下台に対して、様々なお客様の選択肢をご提供しております。
当店では仏壇メーカーだけでなく、全国の家具メーカー様と取引することで様々なご提案を実現しております。家具販売時もお仏壇販売時のコンセプトと変わらず、「良品のみ取り扱い」というコンセプトはぶれずにチェストやサイドボードもさらに豊富にラインナップしていこうと考えておりますので、品質には安心してWEBサイトをご覧いただければ幸いです。
この記事がユーザー様が素敵な空間を作れる助けになれば幸いです。
最後までご視聴頂きましてありがとうございました。
