本日は、お仏壇の価格（値段）についてご説明させて頂きます。
お仏壇の価格ってなかなか、わからない方が非常に多いかと思います。
例えば、インテリアや家具などを購入する際は何となく値段の想像がつきますが「仏壇」になったとたんに値段の想像が一切つかなくなりますよね。お仏壇は一生に一度の買い物かと思います。それゆえ普段触れることない商品の価格はもちろん分からなくて当然です。
またお仏壇の価格についてわからないユーザー様に非常に高い値段で販売する業者さんなども多い不透明な業界ですので、お仏壇店である当店がこのような記事を書くと怒られるかもしれませんが、そんな業者さんなどが少なくなるようにとの思いとクリアな業界でユーザーの不信感など一切ない、お仏壇業界になることの願いも込めて本記事を執筆させて頂きます。
お仏壇の価格（値段）について
1.お仏壇メーカーカタログの価格から●●％OFFの記載はあてにしてはいけない
これは一部のお店などでよく行われていますが、「メーカー価格から60％OFF」などの価格表記です。一見、安いように感じますがだまされてはいけません。もともとのメーカーカタログの金額設定が高いだけです。なのでこのようなメーカー価格から「メーカー価格から60％OFF」などの表記をしている店はなくなればもっとお仏壇業界はクリアな業界になるのになといつも感じています。
お仏壇メーカーもカタログ価格を上乗せすぎなのもこのような状況を生み出す原因となりますので是正すべきだとルミエールは考えております。
ちなみにルミエールの価格はお客様に分かりやすいようにメーカーカタログの価格は一切表記せずに当店価格のみの表記としております。
2.意外と大きい違い「消費税」、税込と税抜での表記
2019年10月から消費税が10％になりました。消費税を含めた「税抜」と「税込」では大きく価格のイメージが変わります。
「税抜」で30万円のお仏壇の場合。
300,000円（税抜）
330,000円（税込）
上記2つの価格は同じ価格です。いかがでしょうか？結構価格のイメージが変わりませんか？
一見 「税抜」は安く感じますが会計の際に税金で価格が上がってしまいます。特にインターネットで「税抜」表示されているお店などは実際に購入するときに高くなりますのでご注意下さい。
ちなみにルミエールではインターネットもカタログもすべて「税込」の表記をしていますので、会計時に金額が増えることはありませんのでご安心ください。
3.お仏壇の価格を大きく左右する要因【3つ】
お仏壇の価格を左右するものは非常に多く有り、紹介しきれませんが、代表的な3つをご紹介します。
1.国産仏壇か海外製仏壇か。
国産だともちろん価格は上がります。同じ形状のお仏壇を国内と海外で作った場合には1.3倍～1.5倍くらいの値段の差が出てきます。ちなみにルミエールでは9割国産のお仏壇というコンセプトで運営しております。国産仏壇でも値段を抑えておりますのでその部分を見て頂ければ嬉しいです。
2.直線デザインの多さ
お仏壇は直線的なデザインになるとどうしてもチープなイメージになりがちです。木材をカットする際に曲線が多ければ多いほど職人の手間がかかります。なのでお仏壇の直線的なデザインは価格を安くできると覚えておいて下さい。
3.木材・塗装で変わる価格
木材の種類は色々ありますが、大変貴重な高級な木材を使用していない限りは値段が大きく変わることはありません。ですが木材でないプリント材（木目の写真を貼ったもの）などは通常の木材と比べると値段が大きく変わります。また塗装もウレタン塗装・ラッカー塗装・オイル仕上げなど色々あり、その中でも価格が様々異なります。
4.【相場】お仏壇の平均購入価格について
お仏壇の平均購入価格についてですが、上場企業の「鎌倉新書」という仏事のデータを持っている企業の調べによると、「購入実態調査2018年」の調べでは2018年のお仏壇平均購入価格が33.6万円。全国40歳以上の男女433名に仏壇に関する実態調査を行ったようです。
ちなみに2017年は34.1万円、2016年は34.5万円です。2018年は減少しておりますが要因としては昔ながらの台付きの唐木仏壇や金仏壇など大型の仏壇の購入者が減少傾向にあることが平均購入価格の減少につながっていると考えられるようです。
5.ここにも注意！お仏壇以外の仏具の価格
お仏壇本体は安いお店も、仏具やリンや本尊が非常に高い価格設定のお店もあります。なのでトータルで見た時に高くなってしまうことがあります。
例えば仏像。仏像の価格を知っている一般ユーザーはなかなかいませんよね。
例として、ルミエールでは「本柘植」という材質の仏像を4万円前後で販売しています。大手仏壇店の店頭を視察した際に15万円程度で販売されていたのを見て仏壇屋の私もびっくりしました。
このようにユーザーが価格を比べることがないとそのようになるのです。なので個人的にはインターネット販売は常に価格競争となる為、その様な価格の設定をするお店は少ないと思います。ＷＥＢサイト上やカタログ上に仏壇以外の仏具などの商品情報もしっかりと乗せているお仏壇店選びをしてもらいたいと思っています。
またそのようなことを防ぐにはセット販売をしているお店が安心です。お仏壇のみでなくてセットになっていれば予算通りに購入することが可能かと思います。
ルミエールでもセット販売はしており、実際に本尊・仏具・リンを入れているようなシュミレーションを設けておりますので是非ＷＥＢサイトからご確認下さい。
お仏壇の価格（値段）についてのまとめ
いかがでしたでしょうか。お仏壇の価格については不透明な部分が多い業界ゆえ、本記事を執筆させて頂きました。ユーザー様がお仏壇価格に対して透明感を感じるような業界になるべくルミエールも各メーカーと協力して業界のありかたを変えていけるように努めていきたいと思っています。
皆様が、大切な方へのご供養に最良のお仏壇が見つかりますように。最後までご視聴頂きありがとうございました。
