このたび、ルミエールのオリジナルの木製りん台セット「KODACHI(こだち)」が、2026年度グッドデザイン賞を受賞いたしました。あわせて、審査委員でプロダクトデザイナーの山本 卓身氏による「私の選んだ一品」にも選ばれ、GOOD DESIGN Marunouchi で展示されています。日頃よりルミエールをご愛顧いただいている皆さま、そしてKODACHIをお迎えくださったお客様に、心より御礼申し上げます。
この記事では、受賞のご報告とあわせて、KODACHIのデザインのポイント、生まれた背景とこだわり、審査委員の方々からいただいた評価、展示・販売のご案内、カラーと価格をご紹介します。おしゃれな木製の仏具をお探しの方にも参考にしていただけるよう、日々お客様のご相談をお受けしている当店スタッフの接客経験を踏まえてまとめました。
グッドデザイン賞を受賞したおりん「KODACHI」とは

KODACHIは、やわらかな天然木の風合いがお仏壇やインテリアに溶け込む、木製りん台セットです。真鍮のおりんと木が織りなす温もりあるコントラストが、モダン仏壇の祈りの場にやさしく寄り添います。磁石を内蔵したりん台がりん棒をすっきりと収め、伝統的なおりんの形を残しながら、現代の生活空間にも自然になじむデザインにしました。
2026年度グッドデザイン賞を受賞しました
グッドデザイン賞は、公益財団法人日本デザイン振興会が主催する、総合的なデザインの推奨制度です。
今回、KODACHIは、多くの人が受け入れてきた「りん棒の置き場所」の悩みをスマートに解決し、ユーザーの視点を貫いた点を評価いただき、2026年度グッドデザイン賞を受賞しました。
デザインのポイント
- 真鍮のおりんと天然木が生む温もりあるコントラスト。仏壇や住空間にやわらかく溶け込む佇まい。
- りん台に内蔵した磁石でりん棒を立てて収納。祈りの場が整い、機能と美しさを両立した設計。
- 音色が豊かに響く伝統のお椀型を採用。鳴らしている途中で収めても、余韻を妨げない構造を実現。
「KODACHI」が生まれた背景とこだわり
現代の住宅はコンパクト化や洋風化が進み、お仏壇もシンプルでモダンなデザインが主流となっています。当店でも、現代の住空間になじむモダン仏壇を数多く取り扱ってきました。
一方で、おりんはデザインの選択肢が増えているものの、「仏壇や仏具との調和が難しく、空間に合うものを選びきれない」というお声を耳にすることがありました。さらに、「使用後にりん棒が転がって見失ってしまった」「コンパクトな仏壇の中ではりん棒が場所を取り、窮屈に感じる」といった、日々の使い勝手のお悩みも寄せられていました。
そこで、マグネットを内蔵したりん台の上に、りん棒が自立する収納構造を考案しました。ただ、木製のりん台とりん棒は軽いため、試作ではおりんを鳴らしづらいことが課題でした。そこで、りん棒側にはマグネットを使わず、先端に金属の重りを内蔵。磁力による保持と、軽い力でも心地よくおりんを鳴らせることを両立しました。金属をむき出しにしないことで、やわらかな叩き心地と音色にも配慮しています。

木材や重りの形状、磁力の強さを何度も検証し、スムーズな着脱と使いやすさに加え、鳴っている途中にりん棒を収めても音色が響き続ける構造にたどり着きました。おりん本体には響きのよい伝統的なお椀型を採用し、台の厚みや直径をミリ単位で調整して、一体感のあるスマートなデザインに仕上げています。
おりんの意味やお手入れについては「仏具の「おりん」の意味・お手入れ~最近のおしゃれなリンの種類もご紹介」もご覧ください。
審査委員から評価されたポイント
KODACHIの審査を担当された審査委員は、石橋 忠人氏、堅田 佳一氏、鈴木 マサル氏、柳沼 周子氏、Silawat Virakul氏です。審査委員の方々からは、次のような評価コメントをいただきました。
いただいたコメントから、評価いただいた点を整理すると次のとおりです。
| 評価いただいた点 | KODACHIでの具体的なかたち |
|---|---|
| 「りん棒の置き場所問題」の解決 | りん台に内蔵した磁石で、りん棒を立てて収める |
| 音色を損なわない設計 | おりんが鳴っている最中にりん棒を収めても、音色が響き続ける |
| ユーザー観点が貫かれたこと | 外観や素材だけでなく、日々の使い勝手という機能まで見直した |
特に、「仏具用品というジャンルにおいて、一つの良き手本となる」というお言葉は、お客様の日々のお悩みから開発を始めた私たちにとって、何よりの励みとなりました。
「私の選んだ一品」に選ばれ、丸の内で展示・販売中
KODACHIは、グッドデザイン賞の審査委員でプロダクトデザイナーの山本 卓身氏による「私の選んだ一品」にも選ばれました。
選出にあわせて、次のとおり展示・販売されています。お近くにお越しの際は、ぜひ実物の佇まいや音色をお確かめください。
| 内容 | 場所 | 期間 |
|---|---|---|
| 展示 | GOOD DESIGN Marunouchi | 2026年10月15日〜10月29日 |
| 期間限定販売(メープル・ウォールナット) | GOOD DESIGN STORE TOKYO by NOHARA KITTE丸の内店 | 2026年12月1日まで |
カラー・価格
KODACHIは、りん台の木をメープルとウォールナットの2種類からお選びいただけます。おりん本体は、商品ページで全12種類の仕上げからお選びいただけます。

| りん台の木 | 価格(税込) |
|---|---|
| メープル | 19,200円〜25,800円 |
| ウォールナット | 19,200円〜25,800円 |
※価格はおりん本体の仕上げによって異なります。2026年10月時点の価格です。最新の価格は各商品ページでご確認ください。
おりん本体の仕上げは、フッ素加工、色付き(ブラック)、ワイン、茜色、藍色、常盤色、バレル金メッキ、バレル銀メッキ、バレル銅メッキ、バレル黒メッキ、ゴールドウェーブ(金箔)、プラチナ箔の12種類です。
おりんの選び方は、こちらのページで詳しくご案内しています。
まとめ
ルミエールのオリジナルの木製りん台セット「KODACHI」は、2026年度グッドデザイン賞を受賞し、山本 卓身氏による「私の選んだ一品」にも選ばれました。
- りん台に内蔵した磁石で、りん棒を立てて収められる
- 鳴らしている途中でりん棒を収めても、音色が響き続ける
- 真鍮のおりんと天然木の、温もりあるコントラスト
- りん台はメープル・ウォールナットの2種類、おりん本体は12種類の仕上げから選べる
今年度は、KODACHIを含む4つのシリーズがグッドデザイン賞を受賞しました。ミニ仏壇「FLOAT」、モダン仏壇「TSUDOU」、お位牌「森音」の受賞についても、あわせてご覧ください。今回の受賞を励みに、これからも今の暮らしにフィットする仏具をお届けしてまいります。
ルミエールのオリジナル仏具は、こちらからご覧いただけます。















































































































