いきなり質問ですが、自分の年齢をパッと答えられますか? 当たり前ですよね(笑)。 でも、年齢を重ねると少し怪しくなったりしませんか? 私自身、瞬時に出てこないことがあります…(笑)。 実は、年齢の数え方には2種類あるってご存知ですか? 普段、年齢を聞かれて答える「満年齢」と、厄年などで使う「数え年」です。 お位牌を作成する際、実年齢よりも多く記載されることがありますが、それは数え年を使っているためで、決して間違いではありません(笑)。 今回は、満年齢と数え年についてわかりやすく説明します。
満年齢とは【現代の通常の年齢の数え方】
現在、一般的に使われているのが満年齢です。 生まれた日を「0歳」として、誕生日を迎えるたびに1歳ずつ年を取ります。 法律上、年齢は誕生日の前日に加算されるという決まりがあり、例えば5月1日が誕生日なら、4月30日が終わる時点で1歳年を取ります。 ちょっと驚くかもしれませんが、実は誕生日の前日に1歳年を取るんですね! この計算方法は年齢計算ニ関スル法律に基づいており、厳密に言えば前日の24時(つまり、日付が変わる直前)に年齢が増える仕組みです。
数え年とは【昔の年齢の数え方】
一方、昔からの年齢の数え方である数え年は、少し馴染みが薄いかもしれません。 数え年では、生まれた日を「1歳」とし、その後は毎年の1月1日に一斉に年を取ります。 例えば、12月31日に生まれた場合、翌日の1月1日にはすぐに2歳になります! このように、数え年は基本的に満年齢より1歳多くなりますが、時期によっては最大で2歳の差が出ることもあります。
満年齢と数え年の違い
満年齢は、生まれた日を0歳とし、誕生日に1歳年を取る数え方です。 数え年は、生まれた日を1歳とし、毎年の1月1日に年を取るため、満年齢よりも1~2歳多くなることが一般的です。
最大で2歳差が生じる?
満年齢と数え年には基本的に1歳の差がありますが、誕生日と1月1日が近い場合、2歳の差が生じることもあります。 例えば、12月31日に生まれた場合、数え年では翌日の1月1日に2歳となり、満年齢との差が一時的に2歳になります。
「行年・享年」と「満年齢と数え年」の組み合わせ
- 行年●●歳の場合:満年齢が入ることが多いです
- 享年●●歳の場合:数え年が入ることが多いです
※上記はあくまで参考です。現在ではわかり易いようにと享年でも満年齢で記載するお寺もあります。お寺さんごとに書き方が異なることがありますのでお寺に確認して下さい。
まとめ
- 満年齢:生まれた日を0歳とし、誕生日に年を取る。
- 数え年:生まれた日を1歳とし、1月1日に年を取る。
- 行年:満年齢での年齢表記。
- 享年:数え年での年齢表記。
※寺院や地域によって考え方が違うことがありますので、不明な場合は寺院に聞くのが良いでしょう。 最後までご視聴頂きありがとうございました。 次回は「
享年と行年について」お話いたします。