【開眼供養・入仏式】仏壇・位牌・本尊の購入後にする入魂の手順と熨斗袋

【開眼供養・入仏式】仏壇・位牌・本尊の購入後にする入魂の手順と熨斗袋

本日はお仏壇購入後の「入魂」についてお話をさせて頂きます。 新しく仏壇を購入したときは、ご本尊(仏像や掛け軸)お位牌に魂を入れてもらう開眼供養(かいげんくよう)、をしてもらいます。(浄土真宗西では開眼供養とはいわず入仏式(にゅうふつしき)・浄土真宗東では御移徙(おわたまし・ごいし)といいます) ご本尊・お位牌をまつり、必要な仏具もすべて飾り終えたあと、菩提寺の住職に来ていただき、またはご本尊お位牌を寺院に持ち込み、魂入れの儀式をお願いします。 よくお客様が勘違いされている点は「お仏壇」に対して行うと勘違いされている点です。これは寺院によって見解の違いがありますが、あくまでもご本尊、お位牌に対して入魂は行い、お仏壇に対しては入魂するという概念はありません。(寺院によって見解の違いがあります) この儀式をすることで、単に形のあるものだけであった、ご本尊は尊像に変わり、お位牌は木の板からお位牌に変わります。 このような、供養のことを、開眼式や開眼供養(入魂式、魂入れ、お性根入れともいう)といいます。 文字の通り、「仏様の目を開く」儀式です。 入魂する概念のあるもの

入魂について(様々なケース別)

【新規購入】新しくお仏壇・本尊・位牌を購入して自宅で入魂してもらう場合

49日法要の際に入魂される方が一番多いかと存じます。その場合は49日法要までの中陰壇(仮りの祭壇)で法要は営みます。お客様でよく間違えられるのは「新しいお仏壇で49日法要を営む」と勘違いされることが多いのですが49日法要はあくまでも中陰壇で行うのが一般的です。(ですが49日法要の時にお仏壇購入が間に合わず、1周忌などで入魂される方は新しいお仏壇で入魂してもらいます) 新しくお仏壇・ご本尊(仏像や掛け軸)・お位牌をすべて新しく揃えた方は自宅に僧侶が来る際に下記のものを用意しておきます。 【新規に購入する場合】入魂するときに用意しておくもの 上記のものを中陰壇(仮りの祭壇)に飾っておき、入魂(開眼供養)してもらいます。入魂後、お仏壇の中に「白木位牌」以外を移します。白木位牌は、本位牌への入魂後は不要ですので法要後に僧侶が持ち帰ってくれます。

【新規購入】新しくお仏壇・本尊・位牌を購入して寺院で入魂してもらう場合

寺院で入魂(開眼供養)を行う場合は、お仏壇以外を持っていきます。先程も申しあげた通り、お仏壇には入魂してもらう概念はない為、お仏壇以外の本尊・位牌・白木位牌を持って行って入魂の法要を営みます【新規に購入する場合】入魂するときに用意しておくもの 入魂後、「白木位牌」は、あくまで49日法要までの仮の位牌ですので、本位牌への入魂後は不要ですので法要後に寺院に引き取って頂きます。

【買い換え】古いお仏壇から新しいお仏壇に買い換えて本尊・位牌は変えていない場合

お仏壇だけを買い換えた場合は入魂などの法要の必要ありません。今まで拝んできたお仏壇に礼を尽くし「古いお仏壇のお焚き上げ処分」をしっかりと行えば問題ありません。菩提寺でお焚き上げ処分をしていただけるのが一番だとは思いますが、現代では消防法の観点などから古いお仏壇をお焚き上げしてくれるお寺さんはなかなか少ないのが現状です。 ルミエールでは寺院に依頼して「古いお仏壇の供養処分」も行っております。もし菩提寺でお仏壇本体の処分は出来ないといわれた場合や、お布施の予算が膨大だった場合などは当社にご依頼頂ければ代行して格安価格で行わせて頂けます。 また正式にはご本尊・お位牌を移動する際は閉眼供養(魂抜き)を儀式として行い、移動後、開眼供養(魂入れ)する方もいらっしゃいます。ですが私個人の意見ですが、正直そこまでしなくても良い気がします。移動する際に「これから移動しますよ」とご本尊・お位牌を大切に移動すれば問題ないかと存じます。

【買い換え】古いお仏壇から新しいお仏壇に買い換えて本尊・位牌も変えた場合

お仏壇を買い換えて、中のご本尊やお位牌も買い換えた場合は、菩提寺に魂の移し替えをお願いします。古いご本尊・古いお位牌は閉眼供養(魂抜き)し、菩提寺にお焚き上げ供養をしていただくのが一般的です。同時に、新しいご本尊やお位牌に開眼供養(魂入れ)して頂き、お仏壇にお飾りすれば完了です。 また古いお仏壇本体は菩提寺でお焚き上げ処分をしていただけるのが一番だとは思いますが、現代では消防法の観点などから古いお仏壇をお焚き上げしてくれるお寺さんはなかなか少ないのが現状です。 ルミエールでは寺院に依頼して「古いお仏壇の供養処分」も行っております。もし菩提寺でお仏壇本体のお焚き上げは出来ないといわれた場合や、お布施の予算が膨大だった場合などは当社にご依頼頂ければ代行して格安価格で行わせて頂けます。

【浄土真宗以外の方】開眼供養の熨斗袋+お布施を用意

浄土真宗以外の宗派(浄土宗天台宗真言宗日蓮宗臨済宗曹洞宗etc)は「開眼供養御礼(水引は紅白)」の熨斗袋と「御布施(水引は無地が正式)」を用意してお寺さん渡します。 開眼供養は家に仏様を新しく迎えるということでおめでたい事とされ紅白の熨斗袋を使用します。この開眼供養御礼の熨斗袋はなかなか市販されておりませんので、当社では「ご本尊(仏像タイプ)」又は「ご本尊(掛け軸タイプ)」を購入頂いた方には無料でお付けしております。 開眼供養の際に使用する熨斗袋(浄土真宗以外)

熨斗袋に入れる金額の目安

菩提寺との関係によります。檀家であるかも関係するので一概には申し上げられない所はありますが一般的の相場としては開眼供養御礼は大体5千円~1万円程度で残りを御布施に入れて包みます。 御布施の目安については「お布施はいくらくらいが目安なの?」をご参照ください。

【浄土真宗西(本願寺派)の方】入仏式の熨斗袋+お布施を用意

浄土真宗西(本願寺派)は「入仏式御礼(水引は紅白)」の熨斗袋と「御布施(水引は無地が正式)」を用意してお寺さん渡します。浄土真宗では、仏壇や本尊などに魂を込めるという概念が無いため、「開眼供養」とは言わず「入仏式」や「御遷仏法要」「御移徙(おわたまし・ごいし)」などと言います。どの言い方も意味は一緒です。 入仏式は家に仏様を新しく迎えるということでおめでたい事とされ紅白の熨斗袋を使用します。この入仏式御礼の熨斗袋はなかなか市販されておりませんので、当社では「ご本尊(仏像タイプ)」又は「ご本尊(掛け軸タイプ)」を購入頂いた方には無料でお付けしております。 浄土真宗西(本願寺派)の熨斗袋

【浄土真宗東(大谷派)の方】御移徙の熨斗袋+お布施を用意

浄土真宗東(大谷派)は「御移徙御礼(水引は紅白)」の熨斗袋と「御布施(水引は無地が正式)」を用意してお寺さん渡します。浄土真宗では、仏壇や本尊などに魂を込めるという概念が無いため、「開眼供養」とは言わず「御移徙(おわたまし・ごいし)」や「御遷仏法要」「入仏式」などと言います。どの言い方も意味は一緒です。 入仏式は家に仏様を新しく迎えるということでおめでたい事とされ紅白の熨斗袋を使用します。この御移徙御礼の熨斗袋はなかなか市販されておりませんので、当社では「ご本尊(仏像タイプ)」又は「ご本尊(掛け軸タイプ)」を購入頂いた方には無料でお付けしております。 浄土真宗東(大谷派)の熨斗袋

熨斗袋に入れる金額の目安

菩提寺との関係によります。檀家であるかも関係するので一概には申し上げられない所はありますが一般的の相場としては入仏式御礼は大体5千円~1万円程度で残りを御布施に入れて包みます。 御布施の目安の詳細については下記をご参照ください。

入魂についてまとめ

入魂については菩提寺に行ってもらうものですので、少しでも不安に思うことがあれば菩提寺に聞いてみるのが良いでしょう。仏壇店などでも一般的なことはお答えさせて頂きますが、各お寺さんによって見解が異なるケースが非常に多くある為、入魂に関して不明な点は菩提寺に聞くのが一番と考えております。またルミエールでは本尊や位牌など入魂の概念が必要なものに関してはすべて使用する熨斗袋をサービスで付けております。(通販でも必ず付けております) 最後までお読みいただきありがとうございました。
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当記事に関連する「よくある質問」

お仏壇に「本尊」を飾る意味を教えてください。

お仏壇に「本尊」を飾る意味を教えてください。

まず初めにお仏壇の元々の意味は広い意味で「寺院の自宅版」です。寺院の本堂には必ずご本尊様があるように、お仏壇にもご本尊様があることにより「故人が仏の世界でもお守りされる」、また「生きている私達も守ってもらえる」と考えられています。また、お仏壇本来の意味合い的にも、ご本尊様はお仏壇の中では、一番重要なものとされています。そしてご本尊はその家に代々受け継がれて残っていくものです。

なのでお仏壇を飾る本来の意味から考えると「本尊」はお仏壇になるべくあったほうが良いでしょう。

また仏教とは異なりますが「風水」の観点からも家にご本尊を迎えることは非常に良いとされています。本尊は、家の中に良い気を呼び込み、悪い気を払うと言われています。


お仏壇に「脇侍」を飾る意味を教えてください。

お仏壇に「脇侍」を飾る意味を教えてください。

脇侍(わきじ)は 真ん中のご本尊の「両脇に安置される仏像または掛け軸のこと」です。脇仏や脇掛といったりもします。

仏教はもともとインドで始まり、もとは宗派などありませんでしたが、インドから中国や日本に伝わり「高僧」により仏教に対する考え方などに違いが生じた為、色々な宗派が生まれました。

脇侍(わきじ)は基本的にその「宗派を作った開祖」や、宗派を救ったり広めたりした「中興の祖」や「その宗派の教え」などを主に「掛け軸」で両脇に飾ります。

今はあまりないとは思いますが、以前は厳格な寺院などは必ず飾ってくれという寺院もあったようです。現在では任意の仏具という位置付けです。「自身の宗派にしっかりとした信仰がある方は飾られる」といった仏具となります。

ちなみに「掛け軸タイプの本尊」カテゴリには3尊仏といって1枚の掛け軸で3尊がまとまっている商品もあります。スペース上の問題がある方にはおすすめです。


宗教心がないのですが、飾らなくても大丈夫?

本尊を飾られずに供養されるお客様も一定数いらっしゃいます。当店のお客様では8割の方は本尊を飾り、残りの2割の方は本尊なしで飾る、といった感じです。

本尊を何のために飾るのかを知った上での判断であれば、問題ないとルミエールは考えます。本尊を購入しない分、お位牌をその分良いものにしてあげたいとか、そんな供養も素敵だな思っています。

なのでそんなお客様に向けた供養の仕方もページ内では随所でご紹介していますのでWEBサイトをくまなくご覧頂けますと幸いです。


仏像タイプと掛け軸タイプはどちらが良いのですか?

仏像タイプと掛け軸タイプはどちらが良いのですか?

仏像タイプの本尊」と「掛け軸タイプの本尊」があり、宗派に合わせたものを飾ります。基本的にどちらでも大丈夫です。

仏像タイプの場合、お仏壇としての尊厳がでます。価格は20000円~といった感じです。希少価値の高い白檀などの木材で作られた高級仏像などもあります。

掛け軸タイプの場合、少し略式感はありますが、デザインがシンプルなものも多いです。価格は5000円~といった感じです。

ただし日蓮宗だけは、少し特殊で、掛け軸だけ飾ることが多く、仏像だけを飾るということはあまりありません。詳しくは「日蓮宗のご本尊・脇侍の選び方と宗派作法」をご覧ください。


本尊・脇侍をお仏壇に飾る際はどこに飾るの?

本尊・脇侍をお仏壇に飾る際はどこに飾るの?

ご本尊は①の位置の「お仏壇中央の一番高い位置に飾る」のが決まりです。

そしてご本尊の頭の上には何も飾らない置かないようにしてください。(仏壇の上にはモノを何も置かない)

脇侍の飾る位置は②の「本尊の両脇」になります。掛け軸の基本的に脇侍の絵柄の僧侶などが内側に向くように作られています。ですが一部宗派は文字だけだったりしますので左右を間違えて飾らないないようにして下さい。(各商品ページで左右を確認)


両親の供養のために本尊を飾ります。父方と母方で「宗派が違う場合」はどちらの宗派に合わせる?

ご家族の意思をまずは尊重します。特にない場合は、下記のパターン順で決めると良いでしょう。

■パターン1:入魂してもらう寺院の宗派に合わせる。

これが一番多く、そしてスマートです。寺院に対しても良いでしょう。もし、お位牌などを入魂する予定がない場合はどちらか一方の宗派に合わせ、その宗派の本尊を飾ります。

■パターン2:両方の宗派の本尊を飾る。

あまりないケースですが、この場合、同じお仏壇内で2つの宗派があることで、飾り方の違いなどが生じることがあります。(例えば一方はお位牌を設けない宗派であったり)

いずれの場合もご家族で納得した形にすることが重要です。そのために寺院に相談してみるのも良いでしょう。


「無宗派」なのですが本尊を飾る場合、どれを飾ればいいでしょうか?

無宗派の場合のご本尊選びは、正解はありません。大切なのは、ご自身が納得できる本尊を選ぶことです。下記に無宗派の方に適した本尊を一部ご紹介します。

【1】釈迦如来
仏教の開祖であり、最も普遍的な仏様です。悟りの象徴であり、慈悲と知恵を表します。無宗派の方にとって最も安心感のある選択肢と言えるでしょう。当店では「仏像タイプの本尊」「掛け軸タイプの本尊」の両方で販売中です。

例)
・桧木仏像 上彫り 丸台座 座釈迦
・スタンド型掛け軸「遥」ウォールナット色 小サイズ


【2】阿弥陀如来
西方極楽浄土の教主であり、死後の安楽往生を願う人々に信仰されています。慈悲深い表情で、多くの信者を救済する仏様です。「座っている阿弥陀如来(例:天台宗の座弥陀)」「立っている阿弥陀如来(例:浄土宗の舟立弥陀、浄土真宗西の西立弥陀、浄土真宗東の東立弥陀、)」などすべて阿弥陀如来になります。

例)
・桧木仏像 丸台座 舟立弥陀
・桧木仏像 上彫り 丸台座 座阿弥陀
・スタンド型掛け軸「遥」ウォールナット色 小サイズ

【3】十三仏
釈迦如来の入滅から涅槃に至るまでの13の仏様を表します。それぞれ異なる功徳を持つとされ、様々な願いを叶えてくれると言われています。当店では「仏像タイプの本尊」「掛け軸タイプの本尊」で両方で販売中です。

例)
・本柘植仏像 上彫り仕上げ 座釈迦 十三仏光背
・本柘植仏像 上彫り仕上げ 座阿弥陀 十三仏光背
・新世紀掛軸 綺羅 十三仏


本尊の「サイズ」の選び方を教えてください。

本尊の「サイズ」の選び方を教えてください。

ご本尊はお仏壇中央の一番高い位置に飾りますが、バランスよく飾れるようにサイズの選び方をご紹介致します。

■必須

ご本尊お位牌を真横に並べた際に「ご本尊の高さ(後ろの光背を含む)」は「お位牌の高さ(総高)」よりも高くする方が良いです。商品ページで総高を確認して、「ご本尊が大きくなるように」選ぶと良いでしょう。

■推奨

お位牌を一段下に飾った際に理想としては「ご本尊の目線の位置」より、一段下にある「お位牌の最上部」が下にあることが理想のバランスとされています。ですが段数が少ないお仏壇などではこれは満たせないので、あくまで推奨という形です。


仏像の「木材」の選び方を教えてください。

仏像の「木材」の選び方を教えてください。

仏像は「木材の種類」で大きく価格が変わります。木材には「桧木/本柘植/檀木/白檀」がありますので特徴をご紹介致します。

■桧木(ヒノキ)製
桧木は、美しい光沢があり、特有の芳香がある木材です。日本最古の木造建築、法隆寺にも使われていることから見ても耐久性・耐朽性の高さがある木材です。白色に近い木材の色合いで、香りはアロマで良く香るようなヒノキの香りです。柔らかい木材なので彫りの細かさはありません。価格は約20,000円~お求めいただけます。

■本柘植(ツゲ)製
本柘植は漢字で「木の石」という文字からなっている通りに非常に硬い木材で重量感があります。仏像の木材の中では最も硬い木なので細かく美しい彫りが最大の魅力です。眼入りや切金などのカスタマイズが一番多いのも本柘植です。色合いは黄色に近い色合いで、香りはほのかな木材の香りです。価格は約55,000円~お求めいただけます。

■檀木(ダンボク)製
檀木で作られた仏像を指す「檀像」という言葉が仏教の経典によく見られるように、古来より仏教と密接な関わりがあった木材です。非常に希少でかつ高価なことから古来より日本の仏師憧れの材でした。特徴は白檀に非常に近く、色合いは茶に近い濃い色合いで、香りは白檀のようには無いです。価格は約140,000円~お求めいただけます。


■白檀(ビャクダン)製
白檀(ビャクダン)といえば爽やかな甘い芳香で優美な気品高い香木です。褐色の色合いはとても深みがあります。原木の輸出が禁止されており、とても希少材料となり木材としては非常に価値のある材料です。色合いは茶に近い濃い色合いで、白檀特有の香りがあります。価格は約280,000円~お求めいただけます。


本尊・脇侍には購入後は入魂するの?

本尊・脇侍には購入後は入魂するの?

寺院にもっていき「開眼供養(入仏式)」という本尊や脇侍に入魂をしてもらいます。

もし49日法要の入魂の際にお位牌を入魂される予定がある場合は「ご本尊お位牌」を一緒に入魂される形がスマートです。

当店でご本尊を購入いただいた方にはその際に寺院に渡す「開眼供養の熨斗袋」を購入者様に無料でサービスしております。

開眼供養の際の熨斗袋の表書き

  • 浄土真宗本願寺派 → 入仏式御礼(紅白の結び切りの水引)
  • 浄土真宗本願寺派 → 御移徒御礼(紅白の結び切りの水引)
  • 他全宗派 → 開眼供養御礼(紅白の結び切りの水引)

お位牌はいつまでに作るの?

葬儀のときの「白木位牌は49日法要までの仮の位牌」ですから、49日法要までに仏壇店で本位牌につくり変えます。


新しく作った本位牌は、49日法要の時に菩提寺の住職に魂入れをしていただきます
49日法要をお寺で行うときは、お寺さんに本位牌と仮位牌(白木位牌)を持参して魂の移し替えをしていただき、帰宅後、お仏壇に安置します。


お位牌は複数あってもいいの?

この質問はお客様から多く受けます。故人のお位牌が複数あることは、仏教上も全く問題ありません。過去の偉人などをみてもお位牌やお墓などは全国各地に必ずと言っていいほど複数あります。それだけ多くの方から手を合わせてもらえることこそ、故人にとっては幸せなのではないのでしょうか。位牌分けといって子供の数分、お位牌を必ず作るという地域もあります。


ガラス位牌やクリスタル位牌が素敵ですが、本位牌として問題ないの?

ガラス位牌やクリスタル位牌が素敵ですが、本位牌として問題ないの?

ガラス位牌やクリスタル位牌は、現代的で美しいデザインが特徴で、故人を偲ぶための新しい選択肢として人気があります。
仏教において位牌が必ず木製でなければならないという決まりは存在しません。最も重要なのは、位牌が故人を偲ぶための故人そのものであるという点です。故人の記憶を適切に反映し、祀ることができるならば、材質や形状は何も気にする必要はないでしょう。


浄土真宗ですがお位牌を作らない宗派と聞きました。本当に作らなくていいの?

浄土真宗ですがお位牌を作らない宗派と聞きました。本当に作らなくていいの?

浄土真宗では、亡くなった人は阿弥陀仏の救済によってすでに極楽浄土に往生していると考えられています。そのため、位牌を作らずに、「過去帳」や「法名軸」で故人を供養するのが宗派上は正式とされています。

しかし、お位牌を作りたいという気持ちは自由です。宗派の教えに関係なく、お位牌を作るお客様は多くいらっしゃいます。当店の浄土真宗のお客様のお位牌作成の割合としては「4割はお位牌」「3割は過去帳」「3割は法名軸」を作成されていきます。

お位牌を作るか不安な場合は、菩提寺に相談しましょう。もし浄土真宗の正式な供養をされたいという方は「過去帳」や「法名軸」での供養をご検討下さい。

※ちなみに浄土真宗には多くの派がありますが、その中で「浄土真宗高田派」に関してはお位牌を作ることが正式とされています。


異なる宗派のお位牌を一緒に祭ってもいいの?

例えば長男・長女で結婚されて両親の位牌がそれぞれある場合など、このようなケースは多々あることです。

お仏壇に異なる宗派のお位牌を祀ることに関しては、ご家族さえよければ問題ないです。

宗派に関してはもともと別々のご宗派だった家が一つになるので「梵字」や住職によって異なる「行年・享年の書き方」などが違うと思いますが、今後作るお位牌に関しては、お付き合いされていくお寺さんの書き方に合わせていくとよいでしょう。


無宗教ですがお位牌はいるの?

無宗教ですがお位牌はいるの?

無宗教の場合、お位牌を作るかどうかはご家族の意思でお決めになられれば良いと思います。ですが日本人の感覚からいえばやはり祈りの対象としてお位牌を持つことをお勧めします。

無宗教などの方で戒名が無い場合は、一般に「○○○○之霊位」というように生前の名前を表面に記入して位牌を製作します。その場合、裏面は没年月日と行年(享年)を裏面に記入します。


お位牌のサイズの選び方を教えてください。

お位牌のサイズの選び方を教えてください。

本尊とのバランス1

ご本尊より背が高くならないように「ご本尊の総高 > 回出位牌の総高」でお位牌を作るようにします。 お仏壇において一番重要性が高いものはご本尊となるためです。仏教的視点からお仏壇の中で「ご本尊は師匠」で「お位牌は弟子」の関係です。なので師匠の高さは超えないようにするのが良いといわれています。

本尊とのバランス2

推奨のバランスとしては、上記のようにお仏壇に設置した際にお仏壇の最上段にある「ご本尊」の目線より背が高くならないようにするのが、良いバランス例です。ですが段数が少ないお仏壇もありますのでこちらはあくまで必ずではないですが、推奨としてお考え下さい。

既存位牌とのバランス

ご先祖様のお位牌より背が高くならないように作るようにすると良いでしょう。

それゆえ、新しくお仏壇とお位牌を購入される場合は、最初に小さいお位牌を作ってしまいますとその後の位牌がどんどん小さくなってしまいますので、お仏壇に合わせあまり小さすぎないお位牌をお選びいただくことをお勧めいたします。


お位牌は電話で注文できますか?

お位牌は文字入れ商品ですので、お電話でのご注文は「聞き間違い」の原因にもなるため電話注文は受け付けておりません。

ネット上から文字入れ情報を記入の上、ご注文をお願いいたします。


お位牌のネット通販で心配です。きちんと届きますか?

当店では月間300本程度の位牌を製作し、間違いなくお届けできるよう以下のような受注体制を設けております。

■レイアウト確認サービス(+500円)
彫りの着工前に文字内容やレイアウトに間違いがないか、位牌の校正画像をメールでご確認いただけるサービスです。
校正の修正は2回までは追加料金がかかりません。

■納期管理
万が一お位牌の在庫状況などによりご法要日までにお届けが困難な場合には、受注後速やかにご連絡いたします。

お客様にご不安がないようきめ細やかなご連絡を徹底しておりますので、どうぞ安心してご注文くださいませ。


お位牌には保証期間はありますか?

ルミエールでは「5年間のお位牌の保証制度」を設けております。通常に使用していたのに不具合等がありましたら「保証期間内でしたら無料で修理」させて頂きます。

保証規定

以下の場合は無料保証の対象外となりますのでご注意ください。

・取扱い説明書に反する使用によって生じた不具合・故障
・お買上げ後の移動・落下・衝撃によって生じた不具合
・天災によって生じた不具合・故障(地震・火災・風水害・落雷等)
・保証期間を過ぎた場合

特記事項

・保証期間はお位牌がご自宅に到着してからの期間となります。
・入魂後のお位牌は魂抜きを事前に菩提寺にして頂いてから当社がお預かりする形となります。
・寺院にお支払いするお布施代金などは保証対象外です。
・保証・交換の際、対象商品が製造・販売中止の場合、当社が指定する同等の代替品と交換となる場合があります。
・商品保証は国内のみ有効となります。
・商品保証は当社から直接ご購入頂いた商品のみ有効となります。

上記の保証期間はあくまで目安であり、保証期間後でも柔軟に対応させて頂きたいと考えております。
是非、ご安心してご購入くださいませ。


お位牌を購入した後は入魂するの?

お位牌を購入した後は入魂するの?

「お位牌」を購入した際には寺院に入魂して頂きます。

多い流れとしては49日法要の際に「49日までの仮位牌」と「仏壇店で作った本位牌」をもっていき、新しい本位牌へ魂の移し替えをしてもらいます。

その際に寺院に渡す御礼の表書きは「お布施」です。当店ではお位牌購入者様へ無料で「お布施袋」をサービスしています。

ご本尊(仏像や掛け軸)を新しく購入したときには、なるべく同時のタイミングで入魂(開眼供養)を行います。その際は「お布施」と「開眼供養料」の両方を用意するのが一般的です。


お位牌がたくさんあって仏壇に収まらないのです。何か良い方法があれば教えてください。

お位牌がたくさんあって仏壇に収まらないのです。何か良い方法があれば教えてください。

お位牌は複数のお位牌をまとめる方法が2通りありますのでご紹介致します。

回出位牌にまとめる

1つ目は、回出位牌(繰出位牌)に変えて複数のご先祖様のお位牌をひとつにまとめることができます。
回出位牌は商品によりますが大体8枚~10枚くらい札板が入っています。

先祖代々の位牌を作り、文字情報は過去帳へ

2つ目は、『○○家先祖代々之霊位』という形で新しくお位牌を作り、ご先祖様のお位牌をひとつにまとめます。
その際、戒名などの入ったご先祖様のお位牌はお寺さんに依頼し、お焚き上げします。この場合、ご先祖様の戒名などが分からなくなってしまいますので「過去帳」という仏具にご先祖様の戒名等を記入しておけばなお丁寧でしょう。


法名軸とはどんな仏具?

法名軸とはどんな仏具?

法名軸(ほうみょうじく)は簡単に説明すると「浄土真宗の方の位牌」です。見た目は「掛け軸」のような見た目の仏具ですが、浄土真宗の方の正式なお位牌です。

通常、お位牌は49日法要時に「入魂」をしますが、浄土真宗では死後の霊魂はこの世に残らないと考えているので、49日法要時は法名軸へ入魂ではなく「仏前読経」をしてもらう形となります。

まとめると、法名軸は魂が入っている訳ではなく「故人を思い出しながら供養するための仏具」です。

浄土真宗東(大谷派)・浄土真宗西(本願寺派)・浄土真宗高田派・浄土真宗佛光寺派・浄土真宗系etc、すべての浄土真宗の派で用いられます。


法名軸はいつまでに作るの?

法名軸は、49日法要までに準備しておきます。

法名は故人様が仏門に入ったことを示すものであり、その法名を軸として記すことは、故人様の新たな名前を尊重し、49日という供養の場において故人様が仏教徒として新たな存在を得たことを正式に認めるといった意味合いがあります。

法名軸には魂入れはしないものの、49日法要は家族全員が集まり、故人様の霊が成仏するための重要な節目の日ですので49日法要までにご準備いただくことをおすすめします。

ちなみに49日までに「ご本尊(仏像か掛け軸)」と「白木位牌(葬儀の際に使用したもの)」と「法名軸」を準備し、お金を包んだ熨斗袋と共にお寺に持っていき「仏前読経」してもらいます。


法名軸に魂入れは必要?

法名軸に魂入れは必要?

浄土真宗は「亡くなった人は臨終の瞬間に、阿弥陀如来のお力によりすぐ極楽浄土へ往生し、仏となることができる」という考え方の「往生即成仏」という教えがあります。そのため法名軸には、魂入れではなく「仏前読経」をしてもらうのが一般的です。

なので49日法要の際にはあった方がいいですが、それ以外のタイミングで購入した場合は、お位牌のように寺院に入魂を依頼することはしなくてもいいでしょう。

お寺さんによって考え方が違うこともあるので、気になる場合は菩提寺に聞いてみるのも良いでしょう。


法名軸と過去帳は両方必要?

法名軸と過去帳は両方必要?

結論からいうとこちらは個人差がありますが、法名軸の方がより正式なものとされています。なのでお仏壇に入る最初の故人様の場合は法名軸をオススメします。

数名は法名軸で飾り、お仏壇の中に法名軸を飾りきれなくなったタイミングで、古いご先祖様の法名軸を過去帳に書き記してまとめる形が多いです。その際の古い法名軸は通常は寺院により、お焚き上げしてもらいます。

お付き合いのある菩提寺に聞いてみるのも良いでしょう。


法名軸の並べ方は?内側向き?それとも正面向き?

法名軸の並べ方は?内側向き?それとも正面向き?

浄土真宗は多くの「派」に分かれます。その「派」によって内側向きに飾るか、正面向きに飾るかが異なります。

内側向きに飾ることが多い「派」

  • 浄土真宗本願寺派(西)
  • 浄土真宗仏光寺派
  • 浄土真宗出雲路派
  • 浄土真宗誠照寺派
  • 浄土真宗三門徒派

これらの宗派はお仏壇の内側に法名軸を向けて飾ることが多いとされています。(地域性・寺院により誤差あり)
考え方の特徴としては阿弥陀如来と故人が直接繋がる形になり、より尊い供養が行われると考えられています。

正面向きに飾ることが多い「派」

  • 浄土真宗大谷派(東)
  • 浄土真宗高田派
  • 浄土真宗木辺派
  • 浄土真宗興正派
  • 浄土真宗山元派

これらの宗派は正面に向けて法名軸を向けて飾ることが多いとされています。(地域性・寺院により誤差あり)
考え方の特徴としては正面に故人の法名が見える形にすることで、故人をより身近に感じながら供養を行うという考え方です。

また手元供養などでご本尊を用意されない場合はお仏壇一番上段の中央に正面を向けてお祀りしても良いでしょう。


法名軸の文字入れレイアウトを教えてください。

法名軸の文字入れレイアウトを教えてください。

法名は大体の方の文字数は3文字ですので、上記の左側のレイアウトが一般的です。

浄土真宗本願寺派や真宗大谷派では院号(〇〇院)を付ける場合があります。院号は特に功績を残した方などに送られます。その場合は上記の右側のレイアウトにする形が良いでしょう。


法名軸で夫婦連名で文字入れは可能でしょうか?レイアウトを教えてください。

法名軸で夫婦連名で文字入れは可能でしょうか?レイアウトを教えてください。

法名軸の夫婦連名の文字入れもお位牌と同様に受注可能です。料金は+3000円で承っております。

レイアウトは上記の「2人用パターン①」のレイアウトがオススメです。法名軸は彫る面がお位牌と比べて広いので、十分に視認性は良いです。

上記の「2人用パターン➁」においては、あまりオススメはしていません。法名軸の裏面はお位牌のように反対にすれば見える構造になっていません。板を外して初めて見える構造となります。

注意点としては


法名軸のネット通販で心配です。きちんと届きますか?

法名軸のネット通販で心配です。きちんと届きますか?

当店では月間300本程度の位牌を製作し、間違いなくお届けできるよう以下のような受注体制を設けております。

■レイアウト確認サービス(+500円)
彫りの着工前に文字内容やレイアウトに間違いがないか、位牌の校正画像をメールでご確認いただけるサービスです。
校正の修正は2回までは追加料金がかかりません。

■納期管理
万が一お位牌の在庫状況などによりご法要日までにお届けが困難な場合には、受注後速やかにご連絡いたします。

お客様にご不安がないようきめ細やかなご連絡を徹底しておりますので、どうぞ安心してご注文くださいませ。


女性の法名に付くことがある「尼」の文字にも種類があると聞きました。教えてください。

女性の法名に付くことがある「尼」の文字にも種類があると聞きました。教えてください。

少し前まで、女性の法名は「釋」の字のすぐ下に「尼」の文字が付くことが一般的でした。ちなみに現代では「尼」がほぼつきません。

理由としては、男女平等の観点から、法名においても性別を問わない形式を採用する動きが広がってきたため、女性の法名に「釋尼○○」のように「尼」をつけることは少なくなり、性別に関わらず「釋○○」とするのが一般的となりました。

この「尼」の字は他の字より少し小さくしたり右に寄せたりします。
「右寄りの小さめ」にされる方が一番多く一般的な形です。ご不明な場合は、菩提寺さんに聞いていただくか、既にご先祖様の法名軸がある場合は、その法名軸の形式に合わせても良いでしょう。

「尼」の旧字・異体字を確認してみたい方は「旧字・異体字の一覧」ページにて「尼」を検索してご確認ください。


法名の「釋」の文字が旧字を使用しているようです。旧字のままの方がいいですか?

基本的には白木位牌に書かれている通りに記載したほうがいいと思います。またご先祖様のお位牌があるようならその「釋」を確認して、ご先祖様のお位牌と合わせたほうが良いでしょう。

「釋」の旧字・異体字を確認してみたい方は「旧字・異体字の一覧」ページにて「釋」を検索してご確認ください。