【日蓮宗の仏壇】の飾り方を解説。仏具の配置、お供えetc

【日蓮宗の仏壇】の飾り方を解説。仏具の配置、お供えetc

本日は仏教の宗派の一つでもある「日蓮宗」における基本的な「お仏壇の飾り方」をご紹介いたします。 「日蓮宗」の方はこちらのページをご覧いただければ「日蓮宗に沿ったお仏壇作り」をすることができ、迷われることはないかと存じます。 実はお仏壇を飾るにあたり、宗派ごとに変わる部分は本尊くらいで、宗派ごとに気を付ける点はそんなに少ないないのですが、宗派ごとに知っておきたい飾り方や他の宗派と異なる部分などもありますので、その点も含めてご紹介いたします。 この記事がお仏壇の購入を検討されている方のお役にたてれば幸いです。

そもそも日蓮宗ってどんな宗派?

日蓮宗とは、鎌倉時代の日蓮聖人によって開宗された法華経の教えを信仰する宗派です。日蓮聖人は、仏教の開祖のお釈迦様が説かれた多くの経典の中から、特に妙法蓮華経(法華経ともいう)を選び、根本的な聖典としています。住職の読経も「なむみょうほうれんげきょう」が読まれる宗派です。 日蓮宗の総本山 身延山久遠寺

日蓮宗の推奨の「お仏壇の向き」

日蓮宗にはお仏壇をどの方角や、どの向きに安置するかの絶対的決まりはありません。向きや場所にこだわられずにお仏壇を飾りたい場所に飾ると良いでしょう。
どうしても方角や、向きが気になる方は、方位除けのご祈祷をお受け下さい。(日蓮宗護国寺ホームページより)
お仏壇の向きについて、さらに詳しく知りたい方は下記の記事をご覧ください。

日蓮宗のお仏壇への「仏具の飾り方」

お仏壇への仏具の飾り方においては比較的どの宗派も同じように飾ります。ですが宗派によって必ず変わるのは「ご本尊と脇侍」です。それ以外の「仏具」や「りん」などは少し特殊な宗派もありますが、日蓮宗は他宗派と大抵一緒だと思ってもらって構いません。 また基礎知識として「従来のお仏壇の飾り方」は花立てや灯立てなど全て1対(2個セット)で飾っていましたが、現在の「モダン仏壇」はお仏壇内のスペース上、基本的に1対で飾らずに1個のみです。本記事では現代のお仏壇のベーシックでもある「モダン仏壇」においての仏具の飾り方をご紹介していきます。

ご本尊の飾り方【日蓮宗:曼荼羅〈お仏壇上部中央〉】

お仏壇にもご本尊様があることにより「故人が仏の世界でもお守りされる」、また「生きている私達も守ってもらえる」と言われています。お仏壇本来の意味合い的にも、ご本尊様はお仏壇の中では、一番重要なものとされています。 日蓮宗のご本尊は「曼荼羅という絵柄(掛け軸)」です。日蓮宗で使われる曼荼羅は日蓮聖人が仏様の悟りの世界を文字で表したものです。中央に南無妙法蓮華経が描かれ、その左右と四隅に仏菩薩、諸神を書き連ねた独特のものです。敬称として「大曼荼羅御本尊」と言い、中央の題目から長く延びた線を引く特徴から、髭曼荼羅とも呼ばれます。 日蓮宗の本尊、曼荼羅と日蓮上人の仏像をお仏壇に飾った画像

曼荼羅の前に日蓮上人の仏像を飾る【より丁寧な飾り方】

日蓮宗の場合は他の宗派と違い少し特殊な飾り方をします。丁寧に飾る場合には「曼荼羅の掛け軸」の前に「日蓮上人の仏像」を飾るのが正式な形です。 注意点としましては、日蓮上人の仏像のみで飾ることはない宗派なので曼荼羅の掛け軸は必ず飾る形となります。 さらに詳しく知りたい方は

脇侍の飾り方【日蓮宗:左、大黒天・右、鬼子母神〈お仏壇上部両脇〉】

お仏壇にもご本尊の両脇にはお飾りが丁寧な方は脇侍を飾ります。日蓮宗の場合は法華経の守護神とされている「大黒天」と「鬼子母神」を「掛け軸」などで飾ったりします。 左側が大黒天で右側が鬼子母神となります。それぞれがどんな脇侍かを簡単にご説明します。 日蓮宗の脇侍、大黒天と鬼子母神を飾った画像

脇侍左の大黒天について

日蓮宗では法華経の守護神として祀られます。大黒天は、七福神としても広く親しまれています。建物の中心となる太い柱を大黒柱と呼びますが、これは大黒さまが天・地・人を守る事から屋台骨を支えるものをこのように呼ぶようです。ちなみに大黒天が俵に乗っているのは「毎日ご飯を供えてお参りすれば、一生、食べ物に不自由はさせない」という意味があるようです。

脇侍右の鬼子母神について

鬼子母神は、法華経の守護神として祀られます。鬼子母神はもとは鬼女でしたが改心して、釈迦の教えを守ることを誓い、子育てや安産、子供を守護する善神となります。一般に天女の姿をしており、胸中に子を抱き、ザクロを持っています。ザクロは種が多いので安産の象徴と考えられます。

【番外】日蓮宗は三宝尊を飾ることもあります。【最も丁寧な飾り方】

段に日蓮宗の場合は三宝尊(さんぼうそん)といって、中央に南無妙法蓮華経と書かれた題目宝塔があり、その左右最上釈迦如来・多宝如来の二仏を配置したものを飾ることもします。最も丁寧なお飾りと言えるでしょう。ご自宅でこちらを飾られることは少ないですが、飾っても間違いではありません。ちなみに日蓮宗の総本山の「身延山久遠寺」にもご本尊には「三宝尊」が飾られております。 仏・法・僧の三宝を祀るための仏像「三宝尊」

お位牌の飾り方

宗派によってはお位牌を設けない宗派などありますが「日蓮宗はお位牌を必ず設ける宗派」です。以前の記事「【日蓮宗の位牌】の作り方」を参照の上、お位牌をお作り下さい。

お位牌のサイズのバランスについて

お位牌がご本尊様の背を超えないようにお位牌を製作します。その際ですが、日蓮上人の仏像に関しては元々背が低いのでこのルールを守ることができない場合が多いです。参考までという形で良いでしょう。またご先祖様のお位牌の大きさが一番大きくなるようにします。 お位牌の高さは本尊を超えないようにします もっと詳しく知りたい方は下記ページをご覧ください。

お位牌の並べ方について

お位牌の並べ方には決まりがあります。基本的に右側上段が1本目のお位牌の配置する位置となります。 お位牌の並べ方、配置の画像 もっと詳しく知りたい方は下記ページをご覧ください。

仏具の飾り方

仏具によって荘厳(しょうごん)して初めてお仏壇としての意味を持ちます。仏具はご本尊を供養するのと共に、ご先祖や亡き人を供養するためのものです。 お線香を立てることも、お花を飾ることも、ロウソクに火を灯すことも、ご飯やお水をお供えすることと一緒で、仏様への「お供え」です。この5つのお供えを「五供(ごくう)」といいます。 仏具セットは上記の五供を基本にした5点セット+線香差しをプラスした6点セットが一般的です。 仏具の飾り方

ご飯のお供え方

ご飯はお仏壇中段の右側にお供えします。基本的には朝炊き立てのご飯を供えて、その後おさがりを頂きます。毎日お供えが大変という方は月命日やお盆・お彼岸・お正月など節目節目にしっかりとやられることをおすすめします。毎日食べ物に困ることなく生活できていることへの感謝を示す意味もあります。

お水のお供え方

お水はお仏壇中段の左側にお供えします。お仏壇に水をお供えする理由は、亡くなった方は常に喉が渇いている状態にあると考えられているからです。また、毎日食べ物や飲み物に困ることなく生活できていることへの感謝を示す意味もあります。水の代わりにお茶をお供えする方もいます。これは決まりはありませんのでお水でもお茶でも良いでしょう。

お花のお供え方

花立てに飾るお花は、花の芳香によって邪気をはらい、場を清らかにするという意味もありますが、美しい花を飾り、仏様に喜んで頂くという意味合いもあります。当店では水やり不要の「ブリザーブドフラワー」が非常に人気です。

ロウソクのお供え方

灯立ては仏様の「知恵」を意味するロウソクの明かりを灯すことで、あの世からこの世への誘導灯となり、架け橋の役目を果たしてくれます。線香の火はなるべくロウソクからつけるようにします。当店では「10分ロウソク」といったような短いロウソクを良く販売させていただきます。短い方が安全ですので是非ご検討下さい。

お線香(香炉)のお供え方

日蓮宗の正式な「お線香」のお供え方は1本を折らずに香炉の真ん中に立ててお供えするのが日蓮宗の正しい線香のお供え方法です。 前香炉でたくお線香は「香食(こうじき)」といって香りは亡くなった方の食べ物であるとされています。天に上ってゆくお線香の煙が、この世とあの世を繋いでくれると言われています。お線香を差す部分は「従来の香炉灰(白い灰)」でも良いですが、天然石の「洗える香炉石」がエコで見た目も綺麗で人気です。またお仏壇周りも灰が飛ばずに綺麗になります。 仏具の香炉に香炉石を入れた画像

リンの飾り方

一般的に仏様にお線香をあげ、手を合わせる際の合図として使われる仏具です。飾る位置としては最下段の右側が良いでしょう。様々な種類のおりんがありますので、音色の美しさかデザインやカラーで決められて良いでしょう。選び方については「おりんの選び方」をご覧ください。 また「おりん」が響かせる音は、空間を清めて邪気を払うとされています。供養や祈りを「おりん」の音に乗せて、極楽浄土に届けるともいわれます。 おりんを飾る位置

過去帳の飾り方

過去帳」とはご先祖様の戒名・俗名・没年月日などを記した、各家庭に伝わる系譜です。通常どの宗派も使用すると丁寧な仏具とされておりますが、「日蓮宗」と「浄土真宗」においては、少し他宗派と異なります。 日蓮宗」では丁寧な方は過去帳にご先祖様の情報だけ記するだけでなく、日蓮聖人や歴代御法主上人の命日、大聖人の法難、お題目なども合わせて過去帳に記載し、毎日の勤行時に使用します。お題目が書かれた日蓮宗の専用の過去帳も存在します。必須仏具ではないので、あくまで日蓮宗のお飾りを丁寧にされたい方は過去帳をご検討頂ければよいと存じます。 過去帳をお仏壇に飾ったイメージ

【購入後】開眼供養について

お仏壇の「ご本尊」を新しく購入したら開眼供養(かいげんくよう)を行います。文字の通り、「本尊の眼を開く法要」です。なので、お仏壇を新しくしたら ではなく、ご本尊を新しくしたら 開眼供養を行います。(一部地域ではお仏壇に対しても行うようです) タイミングとしては49日法要が控えていれば49日法要と一緒に開眼供養もしてもらいます。また49日法要を控えていない場合は、付き合いのあるお寺さんにお願いして随時、行います。さらに詳しくは下記の記事をご覧ください。

まとめ

日蓮宗の方でお仏壇をご用意される方は是非この記事をご覧いただいてからご注文頂ければ幸いです。 ちなみに日蓮上人は千葉県の外房にある「小湊」という海岸沿いの漁師町で生まれました。生まれた地には「誕生寺」という日蓮宗の寺院があり、その目の前に「鯛の浦」という湾があります。私はよくその付近に趣味の釣りをしに行くことがありますが、この湾には通常、深海にいる種類の鯛が何故か目で見える浅瀬に多く生息しています。その時点で釣り人からするととても不思議です。日蓮上人と「鯛の浦の鯛」は様々な伝説があり、地元の方には鯛の浦の鯛は「日蓮聖人の化身」と神聖し、今日まで守ってこられています。 お仏壇でご本尊や脇侍を飾って毎日手を合わせるので、観光がてらに「鯛の浦」に行き、詳しく知ってみるのも良いかもしれません。 この記事が皆様の大切なご供養のお役に立つことを願っております。最後までご視聴頂きまして誠にありがとうございました。
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当記事に関連する「よくある質問」

お仏壇の購入時期はいつ頃がいいの?

お仏壇を購入する時期は、四十九日までに購入する方が多いでしょう。
四十九日までに必ず本位牌を作りますが、その際に本位牌を飾る場所がないのは少し寂しい気がします。 故人を偲び、お線香をあげに来て下さる方もいらっしゃいますので出来れば早目に用意するのが理想です。

それ以外は、引っ越しによる買い替え・お盆お彼岸年回忌家の新築・リフォームなどを機会としてお求めになる方が多いです。お仏壇を購入するのに、良い時期、悪い時期はありません。「ご先祖様や故人様をご丁寧にお祀りしたい」そう思い立ったときが購入時期といえます。


お仏壇の意味や役割とは?

お仏壇は本来、「仏様をお祀りする家庭の小さなお寺」としての意味を持ち、「ご本尊を迎え、お位牌や家を守ってもらう」という背景があります。しかし、現代では宗教心が薄れてきたこともあり、従来の考え方よりも「故人を偲び、対話する場」としてお仏壇を購入する方が増えています。

東証一部上場の鎌倉新書が行ったお仏壇の購入後アンケートによると、以下のような回答が多く寄せられています。

  • 故人を思い出す頻度が増えた
  • 故人の出る夢を多く見るようになった
  • 以前よりも心が穏やかに幸せな気分になった

このように、お仏壇が日常生活にもポジティブな影響を与えていることが伺えます。

さらに、最近では「樹木葬や海洋散骨」などでお墓の在り方が変化してきました。それに伴い、遺骨の一部をミニ骨壺に納め、お仏壇に飾る方も増えています。お仏壇の役割も時代の変化と共に変わり続けています。


お仏壇は宗派によって違うの?

お仏壇は宗派によって違うの?

昔は宗派によって「浄土真宗は金仏壇」「それ以外の宗派は唐木仏壇」などありました。

ですが現代では「全宗派でスタンダードとなるモダン仏壇」が主流になり、宗派による違いを気にされる方はほとんどいなくなりました。

モダン仏壇・唐木仏壇・金仏壇とお仏壇の種類は様々ありますが、お好きなデザインのお仏壇を選ばれて良いでしょう。

現代ではお仏壇本体はお部屋にあう好きなものを選び、中に入れる「ご本尊」だけ宗派に合わせるのが一般的です。


お仏壇への「仏具の飾り方」を教えて下さい。

お仏壇への「仏具の飾り方」を教えて下さい。

お仏壇に仏具一式を飾りつけたお飾り例です。モダン仏壇は仏具の飾り付けは必要最低限の仏具5~6点セットの「仏具セット」+「おりん」を飾るのが一般的です。

①本尊・・・お仏壇の中央一番高い位置に飾ります。「仏像タイプ」「掛け軸タイプ」があります。

②脇侍(わきじ)・・・ご本尊の両脇に飾ります。脇侍も「仏像タイプ」「掛け軸タイプ」があります。

③お位牌・・・ご本尊より一段下の向かって右側が上座です。既にお位牌がある場合はその段の左側に飾ります。

④仏飯器・・・2段目or3段目の段の向かって右側に飾ります。炊き立てのご飯を毎朝お供えします。

⑤茶湯器・・・2段目or3段目の向かって左側に飾ります。お仏壇の段(須弥壇)が2段しかない仏壇の場合はご本尊の足元に置きます。

⑥花立て・・・左の下の段に置きます。常花や生花を供える際に使用します。常花には「ブリザーブドフラワー」がオススメです。

⑦灯立(火立)・・・手前の「ロウソク」を付けやすい位置に配置します。お線香の火は「ロウソク」からつけるのが一般的です。

⑧前香炉・・・お仏壇中央の一番下の段です。中に「香炉灰 or 洗える香炉石」を入れてお線香をお供えします。

おりん・・・右側手前の鳴らしやすい位置が良いでしょう。音を出すことで、仏心を呼び覚ますという思想が根本にあると考えられています。

⑩線香差し・・・お線香を差しておくための台。使いやすい位置でお使いください。


お仏壇の向き・方角は決まりがあるの?

お仏壇の向きに関しては、基本的には特定の方角に制限はありません。仏教の教えでも「この向きがいけない」といった決まりはありません。ただし、一般的には南向きや東向きが良いとされています。一方で、「北向きは避けた方が良い」と言われることもありますが、これは風水において北が陰の気を持つとされるためです。ただし、歴史的に様々な説があるため、特に強い信仰心がない限り、方角にこだわる必要はないでしょう。

【南面北座説】お仏壇の扉が南向きになる説

仏壇を南に向け、北を背にして仏壇を安置する考え方です。この向きは仏壇に直射日光があたらず、風通しもよいので、最適な仏壇の安置場所になります。ここから、仏壇の北向きはよくない、と言われるようになったようです。曹洞宗・臨済宗はこの向きを推奨するようです。

【西方浄土説】お仏壇の扉が東向きになる説

西方浄土とは極楽浄土のことで、西方浄土の方向にある西に向かって拝めるように、仏壇を東向き(お仏壇の扉を東に向ける)に安置します。浄土真宗本願寺派(西)・浄土真宗大谷派(東)・浄土宗・天台宗はこの向きを推奨するようです。

【本山中心説】宗派の総本山に向かって拝む説

お仏壇の前に座って礼拝するとき、拝む延長線上に宗派の総本山がある方向に安置します。
本山によって、住む場所によって、西向きにも東向きにも南向きにもなります。真言宗はこの考えを推奨するようです。

上記の通り、どの説をとるかでお仏壇の向きはどの方向にも変わります。あまり向きにはこだわらず住宅の事情に合わせて問題ないでしょう。


お仏壇の設置場所はどこがいいの?

お仏壇の設置場所はどこがいいの?

家の中でのお仏壇の設置場所は家族で毎日拝める場所を選ぶことが重要です。

従来は和室の「床の間」や「地袋(床の間の脇の小戸棚)」などに設置するのが一般的でしたが、近年では和室自体を設けない住宅などもあり、 モダン仏壇は洋間に置いても違和感がないという事からリビングなどに設置する方も多くなっております

またお仏壇は木材で出来ているので、冷暖房が直接当たってしまう場所や直射日光が当たる場所は劣化を早める為、避けて下さい

また同じ部屋の中に神棚を設けている場合、神棚とお仏壇が向かい合うのは避けたほうが良いでしょう。 どちらかに拝んでいるときに背を向けてしまうということから「凶相」であるといわれています。 2つ同じ部屋にを置く時は、並べて置くか、L字になるように置きましょう。


お仏壇のサイズの○○号って何?

お仏壇のサイズの○○号って何?

お仏壇の「高さ」を表すのに○○号という表記で表します。

仏壇・仏具の寸法は尺寸法が基本になっています。(1寸=約3cm 1号=約3cm)

例えば20号のお仏壇の場合、20×3でお仏壇の高さは60cmのお仏壇といった表記です。
上記をまとめると、高さ表記の〇〇号は「3」を掛ければ実際のお仏壇の高さとなると思って頂ければと思います。


お仏壇の種類はどれを選べばいいの?

お仏壇の種類はどれを選べばいいの?

お仏壇には、モダン仏壇と伝統型仏壇(唐木仏壇や金仏壇)があります。かつては宗派ごとに仏壇の形式が決まっていましたが、現代では多くのご住職様が様々な祈り方を受け入れており、お好みのデザインを選ぶことができます。近年では、全国的にモダン仏壇の出荷数が増えて主流です。

モダン仏壇(近年のスタンダード)

モダン仏壇は家具調仏壇やリビング仏壇とも呼ばれ、現代の生活様式に合ったタイプです。洋間・和室問わず設置できるため、人気が高まっています。特に首都圏では、お仏壇全体の出荷数の9割がモダン仏壇です。故人の好みやイメージに合わせやすい点も人気の理由です。宗派に関係なく使用でき、ウォールナットやメープルなどの家具材を用いて作られています。

伝統型仏壇(唐木仏壇)

唐木仏壇は、黒檀や紫檀などの輸入銘木や、ケヤキや桑などの国産銘木を使用し、木材の木目を生かして作られた伝統的な仏壇です。宗派による形の違いはなく、どの宗派でも使用できます。ルミエールでは唐木仏壇の取り扱いはありませんが、唐木の木材を用いて、シンプルな「和モダン仏壇」というジャンルで販売もしています。

伝統型仏壇(金仏壇)

金仏壇は、白木を素地に漆やカシューで仕上げ、金箔や金粉で装飾された豪華な仏壇です。蒔絵、彫刻、錺金具など日本古来の伝統工芸技法が用いられています。特に浄土真宗の各派で金仏壇が推奨されていますが、他の宗派でも使用できます。

以上のように、お仏壇には様々な種類があり、現代のライフスタイルに合わせたものを選ぶことができます。


お仏壇の購入価格は平均でいくら位?

お仏壇の購入価格は平均でいくら位?

全国のお仏壇の平均購入価格は「約33.6万円」です。

こちらのデータは東証一部上場企業の「鎌倉新書」という仏事のデータ会社のお客様購入金額データをもとに作成したものです。


お仏壇の保証期間はありますか?

ルミエールでは「5年間のお仏壇・家具・仏壇台の保証制度」を設けております。通常に使用していたのに扉が開かなくなったなどそのような事がありましたら「保証期間内でしたら無料で修理」させて頂きます。

詳しくは「5年保証期間内の修理依頼【0円修理】」をご覧ください。


長男ではないのでお仏壇はいらない?

伝統的に長男が仏壇を継承するという習慣が根強く残る地方でも、その慣習に変化が見られます。長男でなくても、故人への敬意を表すためにお仏壇を飾り、ご供養される方が多くなっています。現在は、以前のような世襲制度がなくなり、長男次男に関わらず、しっかりとご供養したい方はされるし、されない方はされないという風潮です。

こうした変化により、個人や家族の信仰や価値観に基づいて、仏壇の在り方も多様化しています。例えば、故人のお位牌が複数存在することについて質問されることがありますが、お位牌が複数あることは全く問題ありません。過去の偉人でも位牌やお墓が全国各地に複数存在する例があるように、多くの人々から手を合わせてもらえることは、故人にとって幸せなことです。さらに、地域によっては、子供の数分だけお位牌を作る「位牌分け」という習慣も存在します。

このように、現代の仏壇文化は伝統を尊重しつつも、現代の生活環境や価値観に合わせて柔軟に変化しています。


お仏壇が一つの家に二つあっても良いのですか?

普通お仏壇は一家に一つですが、いろいろな事情で二つある家庭もあります。

例えば、

  1. 家族の中に代々の宗旨とは別の宗旨を信心している人がいる
  2. お嫁さんの実家のお仏壇を引き取ることになった

などです。

1.の場合は「信仰の自由」を尊重し、それぞれの部屋に置いてお祀りすればよいでしょう。ですが本来のルールとしては同じ家のなかに複数のお仏壇がある状態ですが、基本的には好ましくないとされています。

2.の場合は、置く場所の都合で困難な時は、奥様の実家のお仏壇は整理するようになります。奥様の実家のお位牌を一緒にまつることも、ご家族の了解さえあれば問題ありません。お仏壇を1つにまとめるのは決して悪いことではありません。

また先々、お子様が先祖の仏壇や位牌を見ていくことを考えれば、一つにまとめてあげた方が良いでしょう。


お仏壇を購入した後は入魂するの?

お仏壇を購入した後は入魂するの?

お仏壇だけ購入した場合は基本的には「入魂の必要」はありません。(地域性あり)

お仏壇の中に入れる「ご本尊お位牌」を購入した際にはお寺さんに入魂して頂きます。また当店ではオリジナルサービスを展開しており、お寺さんのお付き合いがない場合は「お位牌の入魂、本尊の開眼供養の代行サービス」にて入魂済の商品をお届けすることも可能です。

ご本尊(仏像・掛け軸)の入魂

ご本尊(仏像や掛け軸)を新しく購入したり、お墓を建てたときには、僧侶に依頼し開眼法要を行います。 この儀式をすることで、単に形のあるものだけであった、ご本尊(仏像や掛け軸)や尊像に変わります。 このような、供養のことを、開眼式や開眼供養(入魂式、魂入れ、お性根入れともいう)といいます。 文字の通り、「仏様の目を開く」儀式です。

例外として浄土真宗では本尊などに魂を込めるという概念が無いため、 開眼法要は営まず「御移徙(ごいし)」と呼ばれる慶事の法要を営みます。

家に本尊を安置するということはおめでたいこととされ、開眼供養は慶事です。なのでお寺さんに渡す熨斗袋の水引は紅白を使用します。ルミエールでは仏像をご購入頂きましたお客様には宗派に合わせた紅白の熨斗袋をサービスしております。

お位牌の入魂

49日法要までに本位牌を購入し、入魂して頂きます。その際は49日法要までの仮のお位牌「白木位牌」と新しく作った「本位牌」を用意し、法要を行い、入魂して頂きます。

お位牌の入魂に対するお寺さんに渡す熨斗袋は「お布施」の熨斗袋に合わせて入れる形となります。ルミエールではお位牌をご購入頂きましたお客様にはお布施の熨斗袋をサービスしております。


お仏壇の中に写真を飾っていいの?

お仏壇の中に写真を飾っていいの?

仏教的には、故人様の写真はお仏壇の中には飾らないでお仏壇の脇などに置いた方がよいと言われています。 お仏壇は「家の中のお寺」のような存在です。お寺にはご本尊とお位牌を安置しますが、写真は飾りません。写真は見るものであり、礼拝の対象ではないと仏教ではされているからのようです。

ですが仏壇店の観点からいうと、お仏壇は「故人様を思い出す大切な場所」ですので、写真を飾られて、全く問題ないと思います。むしろそちらの方が気持ちも入りますし、故人様とも繋がっている気がして良い気がします。

もし気になる場合は、お仏壇の中には入れず、お仏壇の前の経机や下台などにスペースを設け、そこに写真を飾られることをお勧めします。


毎日のお仏壇へのお参りの仕方は?

朝のお参り

  1. 朝起きたらお仏壇の扉を開けます。
  2. 私どもの朝食の前に「炊き立てのご飯」と「お水 or お茶」をお供えします。(浄土真宗は水は不要)
  3. ろうそくに火をともし、線香に火をつけて、香炉に移します。
  4. お鈴を2回鳴らします。(正式には宗派によって回数異なる)
  5. 合掌してから深く一礼をします。
  6. お参りが終わったらご飯を下げて食べることが多いです。
  7. お仏壇は開いたままにしておきます。

夕方または夜のお参り

  1. 朝のお参りと同じ工程を行います
  2. 最後にお仏壇の扉を閉めます。

上記は一般的に多いお参り方法です。扉をあけたままにされる方もいれば、ご飯や水などは法要や命日の時だけにされる方もいらっしゃいます。そのご家庭に合わせて無理なく行うのが重要です。

お参りの仕方ですが、さらに深くには、宗派ごとに線香の本数が異なったり、おりんの回数が異なったりします。それらの正式な飾り方が知りたい方は当店ブログの「お仏壇の正しいお参り作法」をご覧ください。


お仏壇の花は何を飾ればいいの?

お仏壇の花は何を飾ればいいの?

花を供えることを供花(くげ)と呼びます。供花は仏様にとって、重要な供養の一つとされます。花のような心で仏様の徳をたたえ、また花の美しさから浄土の風光を仰がせていただくのです。お供えする花に特別きまりはありませんが、やはり見ていて綺麗で心の落ち着くものがよいでしょう。

トゲがあったり、悪臭を放つもの、有毒なものは、避けましょう。またしきたりとして、蔓(つる)に咲く花は用いません。

ブリザーブドフラワー【水やり不要】

生花を飾るのは大変という方は、ブリザーブドフラワー(生花を特殊加工したもの)を推奨しております。水やりも不要で、3年~5年は美しい状態を維持します。

野に咲く花

季節ごとの「野に咲く花」をお供えしても良いでしょう。毎日のお散歩がてらに、お花を摘んで故人様にお供えするのも素敵ですね。


お仏壇の掃除・手入れはどのようにやればよいの?

お仏壇・お位牌のお掃除は「濡れ拭きは避けるよう」にして下さい。必ず「乾いたクロス」などで拭くようにして下さい。

ご本尊のお手入れは毛バタキでホコリをはたきます。念入りなお掃除をする日を決めても良いと思います。お盆の前や年回忌前には大掃除をし、迎えたいものです。


お仏壇が地震で倒れないか心配なのですが?

近年、東日本大震災・熊本地震もあり、またいつ地震が起きるかわからない状況です。ルミエールでお仏壇をご購入頂いたお客様のお仏壇には全て「すべり止めを貼ってから出荷」させて頂いております。

東日本大震災の際は当店の近くは震度6弱といった地震でしたが、当店のお仏壇はすべり止めを貼っている為、一本も転倒しませんでした。

万が一転倒した場合は、修理を有償ですが、承ります。ご自宅から引き上げ、製造工場にて修理し、元の位置に設置までいたしますのでご安心ください。


お仏壇の電球が切れてしまいました。

当店で購入頂きましたお客様限定で「お仏壇のLEDライト交換」のページを設けサービスとして展開しております。是非ご利用下さい。

WEBサイトからご注文頂ければ、同じ形状のライトが届きますので、お客様にて取り付けをお願いしております。(円形タイプは工具不要で、回してつけるだけが多いです)


お仏壇ページに記載されている「お仏壇の品質表示の見方」を教えてください。

お仏壇ページに記載されている「お仏壇の品質表示の見方」を教えてください。

お仏壇業界では正しい品質表示をユーザーに提示することが義務づけられています。しっかりとした仏壇店は「仏壇公正取引協議会」の会員となり、仏壇公正取引協議会の定めた方法で品質表示をしています。(ルミエールは正会員です)

ですが、その品質表示は専門用語が多い為、一般ユーザーは非常にわかりづらいです。なのでお仏壇の商品ページに記載される品質表示の項目がどこの部分を指しているのかを図解付きでご説明いたします。

図解付きの説明は「お仏壇の品質表示の見方」をご覧ください。


薄板貼り?厚板貼り?無垢材?木材の使用量について。

薄板貼り?厚板貼り?無垢材?木材の使用量について。

お仏壇の商品ページをご覧いただくと品質表示の欄に「薄板貼り」「厚板貼り」「無垢材」などの用語がでてきます。これはお仏壇の木材がどのように使用されているかを表記しております。

図解付きの説明は「木材の使用量について(薄板貼り・厚板貼り・無垢材etc)」をご覧ください。


お仏壇の木材はどんな種類があるの?

お仏壇の木材はどんな種類があるの?

お仏壇の原材料には、ウォールナット・メープル・黒檀・紫檀といった銘木が使われています。 銘木というだけあって木目が美しく、格調高い趣があるのが特徴です。

特に高級木材の黒檀・紫檀においては類似木材が黒檀・紫檀と表示されることのない様に細かく分類されております。これは「仏壇公正取引協議会」で厳しく定められています。

図解付きの説明は「お仏壇の木材の種類」をご覧ください。


お仏壇の芯材について教えて下さい。

お仏壇の芯材について教えて下さい。

一般ユーザーは「木材で出来たお仏壇はすべて同じ木材で出来ている」と思われることが多いのですが、実はお仏壇も家具もそのケースはあまりありません。

一般的にお仏壇や家具の表面に見えている木材は、薄くスライスした木材を表面に貼りつけていて、内側の芯材は木質繊維板(MDF)と言われるものを使用するケースがほとんどです。

仏壇公正取引協議会の芯材の定義は「お仏壇の台輪・戸板・戸軸の芯材の50%以上使用しているものを芯材の表記とする」とされています。お仏壇に使われることのある芯材は大きく分けて下記の4種類です。

① 無垢(ムク)

総無垢や単に無垢ともいいますが、表面材と同じ木材で芯材まで同じ木材で作る加工を言います。お値段は工数と材料費が非常にかかる為、高額になります。作りは木材が加工後も呼吸するため、高い技術をもった工場が作らないと反りや割れが発生しやすく「扉が閉まらなくなった」などの問題が発生しやすくなります。木材はしっかりと長い年月をかけて乾燥したものを使用するのが制作時のベースとなります。

ですがそれでも木材の反りや割れなどの木の動きをゼロにすることは出来ないので設計段階から反りなどが発生しても良いように扉にあらかじめ隙間を設けたものとすることが多くあります。

② 木質繊維板(MDF)

MDFは「木のチップをぎゅっと圧縮して接着剤で固めたもの」です。なので無垢材のように木材が呼吸することはなく、変形することはない為、品質は非常に安定します。

「MDFは嫌だ」という方もいますが、これは一昔前の「海外製のMDFの悪いイメージ」が定着しているためと思われます。国内でつくられるMDFは内部に使う「木のチップの材質」や「接着剤などの種類」まで規格化されていますので安心です。

また重量は無垢材よりも重くなる場合が多く、お仏壇がずっしりとした重量感になります。

③ 天然木

天然の木材を芯材として作られるお仏壇もあります。昔ながらの唐木仏壇などは天然木が芯材のお仏壇が数多くあります。天然木は木材の種類を表示する義務はないので、実際の天然木に何が使われているのかを表示している仏壇店は非常に少ないです。当店では「和モダン仏壇 導理 紫檀」や「和モダン仏壇 導理 本黒檀」などはニヤトー(別名:南洋桜)という桜の木に似た性質の木材を使用したりしています。目には見えない部分になりますので高級な木材を芯材として使用することはほとんどありませんが、工数がかかるため、高価となります。また天然木はMDFなどと比べ、人口的に作ったものではないので、その部分から好まれることが多いです。

④ 天然合板

合板は文字の通り、「板を合わせて接着した芯材」です。ベニヤ板などとも呼ばれたりします。木材はカラマツ・スギ・パインなどを使用して板を重ねて合板を作ります。ホームセンターなどに行くと売っている板などを想像して頂くとわかりやすいかもしれません。こちらは芯材表記で表記されることはあまりないのですが、加工性に優れておりお仏壇の芯材に使われることの多い材です。


お仏壇の表面仕上げはどれがいいの?

お仏壇の商品ページをご覧いただくと品質表示の欄に「表面仕上げ」という項目があり「ウレタン仕上げ」「オイル仕上げ」「ラッカー仕上げ」などの用語がでてきます。これはお仏壇の木材の仕上げ方法で塗装をすることでお仏壇の木材の劣化を防ぎます。なのでお仏壇を永く愛用して頂く為に、こだわって頂きたいところでもあります。

また意外と見た目にも大きな影響を与えます。サラサラしている木材の表面、ツルツル鏡面の表面など、お部屋の家具との相性にも左右します。

図解付きの説明は「お仏壇の表面仕上げ解説」をご覧ください。


F★★★★(フォースター)とはなんですか?

F★★★★(フォースター)とはなんですか?

フォースターとは、お仏壇に使う塗料・芯材・接着剤などのホルムアルデヒド発散速度に応じてF★ ~ F★★★★でJIS・JASで定められる基準を言います。ルミエールの全てのお仏壇で「最高ランクのF★★★★の塗料・芯材・接着剤」を使用しています。なのでアレルギーなどをお持ちの方などすべての方にご安心してご使用頂けます。

(※1)近年、住宅を中心に入居した人がめまいや吐き気、頭痛、などの症状が現れる「シックハウス症候群」が問題となっています。原因の一つに建材や家具などから発散するホルムアルデヒドなどが原因とされています。フォースターを使用しているからといって、ホルムアルデヒドを全く発散しないわけではないですが、基準をクリアしたものとしてないものでは、発散速度や発散量が全く違うものになります。


お仏壇の日本製・中国製・インドネシア製の違いは?

近年、安価な海外製のお仏壇もとても増えてきました。現在お仏壇市場に出回っている8割が海外製といわれています。

その中でルミエールは残りの2割の国産仏壇にこだわり、店内全体の9割を国産仏壇でラインナップしております。

ですが、1割程度、インドネシア製と中国製もございます。それぞれ取り扱った経緯も含めご紹介致します。現在弊社で取り扱っているお仏壇は下記の3つの国の商品のみです。

日本製のお仏壇

国産のお仏壇は品質が海外製に比べ、高品質です。お客様は「国産ゆえの品質の安心感」、そして「国産品だから故人様にふさわしいよね」とそんな背景で選ばれる方が多いようです。国産仏壇の特徴は下記の通りです。

  • 使う場所と同じ環境下で作っている為、木材の狂いが少ない。
  • 日本人の妥協のない繊細な国民性のもと製造しているため、高品質である。
  • 海外にはない独自の技法(蟻組技法)や技術(手書き蒔絵)などが豊富にある。
  • 国産の良いものを購入したいというユーザーに向けて製造している為、スペック自体が高スペックなものが多い。
  • 国内工場はほとんどF☆☆☆☆(塗料etcのJIS基準)に順守している

インドネシア製のお仏壇

最後にインドネシア製のお仏壇ですが、海外の中では国産に一番近い品質で作っているお仏壇の中の一つです。お仏壇で最高級木材の部類に入る「本黒檀」や「本紫檀」ですが、これはインドネシアが産地です。(日本では産出できない木材です)

弊社で取り扱っているインドネシア製のお仏壇は、国内大手仏壇メーカーが自社インドネシア工場で生産しているお仏壇です。外部のインドネシア工場に作らせているわけではないので、品質は国産とほぼ変わりません。それゆえに当店は採用しています。

国産仏壇と並べてあった場合に「どちらが国産でしょう?」と言われても、当店の店員でさえ誰も見分けられないほどの仕上がりです。インドネシア製仏壇の特徴は下記の通りです。

  • 【当店の場合】黒檀・紫檀の厚板貼りや無垢材で作られた高スペックなものが多い。国内で作った時のコストと比べて2/3くらいのコストカットが出来ている。
  • 【当店の場合】国内メーカーが運営する海外工場のため、国産品と使う素材や工程は全て一緒で、違うのは製造国のみ。
  • インドネシアの方は日本人と匹敵するほど真面目で、かつほとんどの方が親日。

中国製のお仏壇

中国製のお仏壇はルミエールでは全体の1~2%しか取り扱っておりません。「良いもの安く」の当社コンセプトにそぐわない点が多いので、自然と展示本数も少なくしております。中国製のお仏壇に多いのがプリント材(木目の写真を張り付けたもの)です。○○調(例:黒檀調)と書かれている木材はプリント材になります。これは品質を求める方にはオススメしません。

  • 日本国内メーカーで中国工場をもつメーカーはルミエールが知る限りない。ゆえに中国の工場のため、品質は中国基準で作られているものが多い。
  • コストパフォーマンス重視なので木材の乾燥に時間をかけずに作っている場合が多い。(扉等の不具合につながる)